ダメージ表現
はじめに:
まず、ダメージやウェザリング表現にはイメージが大切です。
シールドを持っている左半身には、ダメージが少ないとか
上から切られたから上から傷がつくとか、膝を付いたから
膝がすれてる等・・
弾痕の場所についても敵側になったイメージで、自分ならまず
どこを狙うとか考えてから行うとダメージにより説得力が
生まれるはずです。足を狙って足を止めるとか、
手を狙って、攻撃不能にするとか、一撃必殺でコクピットや顔を
狙うとかイメージを最大限にふくらませて行いましょう
適当に行うと、必ず違和感がでますので、すべての傷に意味が
あるように考えながら行ってください。

シールドの切断表現:
まず、想定している切断ラインより少し上で切断します。
カッター鋸でもニッパーでもなんでもいいでしょう。
次にニッパーで、つまむようにしてねじったり曲げたりして
引きちぎっていきます。
このときに切断ラインを想定したラインに修正しながら
ちぎっていくのがコツです。切断ラインがいかにも等間隔で
ギザギザにならないように、違和感なく切断しましょう。
所々めくったり割れた感じにして、変化をつけるとよりいいです。
その後、切断面に縦にデザインナイフで切れ込みを入れます。
繊維がめくれた感じで、1断面に2〜3カ所いれるといいかと
思います。あとは、切れ込みをちぎれないように広げていけば
へし折れた感じが再現できると思います。
今回のUCガンダムのようにモナカ構造だと切断面が貧相なので
今回は縦横にリブをいれています。これも同様に折れた感じに
仕上げています。
そして基本塗装後、切断面にブラシですす汚れを施します。
(シールド内部などのなかなか塗装できない部分はあらかじめ
先に黒い色に塗装しておきました。今回は黒立ち上げなので
ベースグレーでそのまま塗っています)
その後、白系かシルバー系の色で切断面にドライブラシして
仕上げます。今回は、シャーマングレーとチタンシルバーを
混ぜて使いました。これで、なかなかリアルな切断表現が
できると思います。

弾痕後表現:
弾痕は、1カ所に多くつけすぎると嘘っぽくなるので
少な目にしておきます。同系統のダメージは同じパーツに
2〜3までにしておいた方がいいでしょう
さすがに同じ位置に4発も食らうとは考えにくいですよね?
今回のリアルタイプガンダムでは、エース機ということもあり
大きな弾痕は盾に1カ所、右胸の上に1カ所にしています。
左側は盾でカバーしているので弾痕はないという想定です
基本的に砲弾を受けた場所は、塗装がはげて金属地になるのですが
エネルギー弾の場合は、衝撃時の摩擦熱で焼けるため、マシンガンの弾痕の
ように銀色にはならないそうです。
今回はこれをもとに表現しています。
場所を決めて、先丸のビットをつけたリューターで慎重に削ります
ピンバイスでもOKです。小さい弾痕や小スケールモデルの場合は
ピンバイスの方が失敗が少ないと思います。ピンバイスの場合は
けがき針であたりをいれてからずれないようにしてくださいね
へこみができたら、次に砲弾が直撃したときのエネルギー波痕を
デザインナイフで放射状にけがいていきます。
砲弾が当たった方向性に注意して波痕をつけてください
あとは、すす汚れを施し、グレー系の塗料で本当にか〜るくドライブラシ
して仕上げています。やりすぎに注意!極々わずかでOKです
大スケールモデルの場合は、弾痕後をグレーで塗った後、すす汚れを
つや消し黒のドライブラシ等で表現するとよりいいかと思います。
弾痕等の小さなダメージ表現は、仮組時にしてしまうとついつい多くなりがち
ですので、できれば塗装後にやった方がイメージがつかみやすいかと
思います。といいながら、自分は最初にやっちゃいましたが・・
どちらもいきなりやると失敗しやすいので、シールドの端っことか
余ったパーツで練習するといいかと思います。
スス汚れ:
エアーブラシでやるのと、つや消しの暗い色をドライブラシで行う方法、
黒系のパステルをつける方法といろいろあります。
また、黒だけでなく場所によって、茶系の色を所々にかぶせるとさらに効果的です。
今回のリアルタイプガンダムでは、シールドのスス汚れ部や、膝下のスス汚れ部他に
ちょこちょこかぶせています。錆が水垢と一緒に垂れたような表現ができたり、
オイルだれっぽく表現できて、単色のスス汚れより深みが出てお勧めです