花ちゃんがきたよ

あれは今でも忘れぬ、小学3年の春・・・。
ある時、かけるっちは、車に乗って、どこかへ行きました。どこだったかは、覚えていません。
お父さん、お母さん、弟、妹も一緒に行きました。

外に出てみると、ペット屋さんがありました。
よく見かける、きれいなペットショップではありません。
明かりも暗い、大きなコイがバクバクしている、そんなイメージのペット屋でした。
たぶん個人でやっているのでしょう。店も小さいです。

店の前の道路を見ると、動物を入れたケージが並んでいました。
お母さんは「今日は見るだけだよ」と言いました。

小さなケージに、3匹のウサギがいました。
みんな小さいです。赤ちゃんです。
黒っぽいのと、白いのと、あとのは何だったっけなあ・・・?
どんなのか忘れちゃったけど、みんな可愛いかったです。

いつのまにか、かけるっちは、ペット屋の中にいました。
もちろん、中にも動物がいました。
イヌかネコか忘れたけど、何かが放し飼いになっていました。

ここから、いきなり記憶が飛びます。ところどころしか覚えていませんので。

かけるっちは、車に乗りました。
ひざの上には、発砲スチロールの箱がのっていました。
箱の中身は・・・ウサギです。
そうです。かけるっちの家族は、ウサギを飼うことに決めたのでした。

灰色の、耳の短い、おでこに白い毛がちょこんと生えてる、赤ちゃんウサギです。
いくらかたって、その子の名前は「花」になりました。

少しビックリしたこと。
家に帰って、赤ちゃんウサギの足のうらを見ると、赤いものがついていました。
かけるっちは「このウサギ、ケガをしているのかな?」と思いました。
ウサギが入っていた箱を見ると、そこにも、赤いものがついていました。
お父さんに聞いてみると、「それは、赤虫の箱だ」と言われました。

つまり、ペット屋のおじさん(おばさんかも)が、
コイかなにかのエサに買った赤虫を、箱から出したあと、その箱にウサギを入れて売ったということです。
赤いのは、赤虫の"しる"だったんだ・・・。

2002年2月13日 かけるっち

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