札幌メッツ実現化計画・特別編

3.本拠地・札幌ドームはこんな球場だ!!

裏正面  2002年サッカー・ワールドカップに向け、建造された夢の球場、札幌ドーム。当然サッカーの誘致が目的だったのだからサッカー場を作らなければならないのだが、鹿島やその他の球場の様にサッカーの専用スタジアムを今作ったとしてもワールドカップ後の見通しが立たない。しかも札幌はドーム球場“ホワイトドーム”建設が長年の夢となっていた。が、サッカーは天然芝のため、開閉式でも作らない限り芝の手入れが出来ない。それには莫大な費用がかかってしまう。といった数々の問題点を解決すべく出来上がったのが現在の多目的スペース・札幌ドーム“HIROBA"なのである。

第3グラウンド 第2グラウンド  球場全体のつくりとしては、やはりワールドカップの基準をクリアするため、サッカーが中心となっている。本球場の外にはコートラインの引かれた第2グラウンド、ラインの引かれていない第3グラウンドが作られていた。本球場外に置かれた天然芝育成場(?)も含めるとサッカーコートが3面もあることになる。やっぱり、野球場と見るにはちょっと違う気がする。

駐車場  札幌は、というか北海道は車社会である。確かに交通機関はJR、地下鉄、バスとあるのだがしない全体をカバーするというにはイマイチ網羅しておらず、距離自体は非常に近いのに交通手段を利用しようとするとやたら遠回りして時間と費用がかかってしまったりする。しかも冬は雪があるため移動する時に出来るだけ外に出たくない。加えて雪をよけるための広い道路、小さなコンビニでも大抵は持っている駐車場。そんな地域の広大な土地に作られた球場なのに何故1,000台しか駐車スペースがないんだ!! しかもイベント時には駐車料金2,500円(!!)の予約制。いくら地下鉄が赤字続きだからってそれはないだろう。大体地下鉄使うと新札幌方面からは車で15分のところをぐるっと回って40分(地下鉄乗車時間のみ。更に球場まで徒歩15分くらい)かかるんだから。

歩道橋
 地下鉄・福住駅から歩いてくるとこのような歩道橋がある。ここを渡ると札幌ドームになる。でも、御覧の通り昼間でさえ人で一杯になるこの歩道橋、帰りは満員電車のように込んでいたのは言うまでもない。




壁面  球場の壁面を歩いてみると不思議な光景を目にする。壁面のガラス一杯にいろんな地名が書かれているのである(写真をクリックしてね)。球場内から読めるこの地名に規則性があるとは思えないが、中からその方向を見るとその方角にその土地がある、という意味なのだろうか?

案内板外  球場全体の見取り図は大体こうなる(写真をクリックしてね)。ついでにシャトルバスが一応運行されている。が、先にも書いた通り新札幌方面からはこれを使っても遠回りになる。何とかしてくれ。

北口ゲート内 レストラン  国道36号線側に三角のフードがあるのだが、こちらが北口ゲートとなっており、ここにグッズショップやレストランがある。レストランは東京ドームにあるベースボール・カフェのような雰囲気を若干醸し出しており、なかなか良い具合である。今回、中には入らなかったが、入り口から覗く選手のサイン入り(?)ユニフォームは興味をそそるものである。また、この北口ゲート横・ショップ側には札幌を本拠地とするチームのユニフォームが飾ってある。コンサドーレ札幌と、なんと札幌華生堂メッツ・岩田鉄五郎のものだ。なかなか粋な演出をしてくれる。やるな、札幌ドーム。

3階席 売店 通路スクリーン ロビー  中に入ってみると他の球場(といっても東京ドームと千葉マリンくらいしか知らないが)よりもちょっと暗い感じのロビーが広がる。千葉マリンは屋外なのである程度暗いのだが、室内なのにこの暗さはちょっと不思議である。中には至る所にコンクリートの箱にガラスの扉の喫煙所(流石に人が中から見ているところを撮影する勇気はなかった)があり、いかにも禁煙スペースであることを感じさせる。更には売店の集合地区や、その前に大きな階段、場内スクリーンなどがあり、広々とした空間が広がっている。・・・この写真じゃわかり辛いかなぁ

案内板中  席を探して観客席に入ろうとしてちょっと驚いたのは、席が各ブロック細かく分かれており、入る入り口に丁寧に記されているところ。なるほど、そこから入れば近くに探している席がある、というわけか。で、もう1ブロック隣が私の席の入り口だったのだが、早く入ろうと横着して入ろうとすると“もう一つ先から入れ”と止められた。そんな細かいこと言いなさんなって。わかってはいるんだから。ちなみに札幌ドームは外野の3階(?)の立見席を覗くと基本的に自由席が無いらしい。当初は内野自由、外野自由とあったらしいのだが、いざ蓋を開けてみると外野席ですら指定席であった(7/13のライオンズ戦ですら)。おかげで丸山の時のように1週間も前から外野の入り口前にビニールシートを敷いて席を取る、なんてことは無くなりそうである。

喫煙室 バックスクリーン方面  東京ドームの喫煙所は通路にしかない。よって喫煙しながら試合を生で見ることは不可能である。しかし、札幌ドームはグラウンドに面したところにも喫煙所がある。外野の高いところだけど(写真をクリックしてね)。これは喫煙者には朗報であろう(私は吸わないけど)。しかし、端から見るとこの喫煙所は間抜けである。ガラス張りの小屋に排煙管。そのガラスに張り付いて試合を見る姿はまるでクリアケースの籠に入れられ、足場も無く張り付いている昆虫のようである(笑)。

可動シート繋ぎ目 グラウンド  グラウンドはというと、先の巨人戦の中継でご存知のようにファウルグラウンドがやたら広い。これはサッカー場にする際、可動式シートの移動を容易にさせるためグラウンドを円形に造ったからである。しかもサッカーコートを入れる関係上、これ以上可動シートの大きさを大きくはできなかった。結果、やたら広いファウルグラウンドが出来上がったのである。やっぱりサッカー場がメインな球場に野球場としての本質を求めるのは無理なんだろうなぁ。広いのは良いけど、選手と観客の距離が遠すぎる。

展望台方面  この球場は観光スポットでもあるため、展望台がある。外を望めるのはもちろんのこと、試合時以外なら球場内も望むことが出来る。しかも柱の無い構造上(らしい)、この展望台も吊り下げ式になっているらしいので定員は190名らしい。ってそんなに入ること無いと思うけど。

ビジョン使用  オーロラビジョン(って言うのかな?)はあまり大きくは無いと思う。なんせ映像を使うと後攻チームの7番以降が消えてしまうのだから。スピードガン表示も小さいので(どこも同じか)、あれ?っと思ったときにはもう消えてしまう。ま、スコアつけているとあまり見ること無いんだけど。

バックスクリーンレストラン  バックスクリーンの喫煙席に挟まれたスペースには予約席ながら食事をするスペースがある。野球場としては珍しい、というか初めてではないかと思われる位置であるバックスクリーン上から望むこの光景は一度見る価値はあると思う。でも、どうやって予約するんだろう・・・

ナゾのアート  球場内には巨大なアートが隠されている。試合が終わった後、ちょっと探してみたらバックスクリーン下辺りからレフトスタンド上方に向かって見ると見えるものがある。あまり時間も無かったので完璧な場所を探すことは出来なかったのだが、暇があるときに探すのも一興であろう。

 ここを本拠地にする野球チームは、かなり苦労するであろう。円形の球場だから左中間、右中間もかなり深い。ファウルグラウンドも広い。選手の肩・脚力がかなり要求される。おそらく福岡ドーム以上ではないだろうか。しかし福岡ドームに育てられ、ホークスは強いチームへと変貌した。人工芝でもあり、野球場としては決して良い球場とはいえないかもしれない。しかし良い建物には間違いないし、雪国・札幌においてはこれ以上のものを望むのは難しいことを考えれば十分すぎるほどの球場である。ここに収まるチームは、ここの特性を生かし、ここに負けないチーム作りをして欲しい。

 まずは、ここを本拠地にしてくれるチームが現れることを切に望む。

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