ささやき
はなうた
大雪山の花によせて!
2003年7月
『その時々のこころの
”ささやき”を
つづりましょう』

散文あり、短歌あり!
Since 2003.7.

















 静寂の森に風と鳥の声 
 沢を流れる水の音も
 優しい囁きに聞こえて 
 芦生の森に身をおきて
 この上なき幸せ時間が流れる
 海を越え遥か遠くの高地より
 めぐりきて幻の花ここにあり
  透明感のスカイブルー
 吐息をかければこわれそう
 手を添えてもこわれそう
 ヒマラヤの青いケシ 
 アイスポピーとよばれたり  2007.6.26
  
    晩秋の午後 
    柔らかな光を受けて
    木々に絡みたツタは
    残愁の思いを伝えるような
    そんな姿に映るのでした。

   柔らかな日差しを受けて冬ざくら
     春待つこころ軽やかなリて

   謎めいた姿かたちに心ひく
    美しきかなはなトリカブト
  ひときわに目立ちたがるこの姿
     色鮮やかに君の気をひく
   山深く壊れそうなる君なれど
    いとしき人に逢えるが如く
  砂礫地にそっと咲きたるコマクサよ
      出会う人々歓喜に満ちて
  爽やかな色を付けたるニガグサの
     苦きものかと噛む人ありて
  山道の右に左にこぼれ咲く
   赤きタマタマそっと手にする
 さやけきも山の木陰でひっそりと
   人待ちがおでムラサキニガナ
  はかなくも短き命ナツツバキ
    君への思い秘めて散るらん
 背伸びしてまだこぬ君を待ちいでし
     草原の隅に今日も佇む
  今朝もまた花咲く庭を眺めれば
     静かなる日々幸に思えリ
時めぐり季節めぐりて迷いたる
  花咲く時期も定かにあらず 
  春と思いて咲くさくら哀しい
 燃え上がる炎の如く染まりけり
    過ぎしあの日の懐かしきかな
  爽やかな色して咲けるジュランタの
      楚々たる姿心ひかれる
     
 ほほ染めてつぶらに咲けし萩の花
      君待つ心文に託して
幾重もの山の向こうは日本海、
たたずむ二人の目の前に
夕日はせつなくおちていく
空一面を焼き尽くし
静かに静かに沈みゆく
峠の風は冷たくも
しあわせ時間止まって欲しい
こんな黄昏又来るでしょうか?
燃えた夕日は海のはて!
ミズカンナ
”誇らしげに 高く咲けし花なれど
何故だかうつむき加減です。
きっと寂しいことがあったのかしら?
それとも憂うることがあったのかしら?
上を見あげてごらん!
きっいいことあると思うよ。”
  
ふと気がづくば
落ち葉と落ち葉の間から
鮮やか目立つナデシコが
にっこりこちらを見ているような
そんなまなざし感じます。
ほらほらあちらにもこちらにも!
清楚な姿はさわやかです。
こんな姿でいつまでも
いたいのですが、そのうちに
きっとしおれてくるでしょう。
その時貴方はどんな顔?
今と変らずいてくれる?
始めてであった二人して
登った山はなんだっけ!
言葉にならない感激に
目をうるまして眺めた景色
いまでも心にしっかりと
優しい貴方が甦る

由々しき姿のいただきも
雲に隠れて見えないのです。
雲の向こうにだれがいる。
きっと頼もしい山の男が・・・。
線香花火を思わせる
ミヤコアザミが咲いてます。
幼いあの日が甦る。
父の教えで始めてつけた
マッチを擦ったあの瞬間
花火がパチパチ咲きました。
耳を澄まして!聞こえますか?
チンコンカンと鳴ってます。
誰かがくるよと知らせるのです。
胸を弾ませ待つのです。
ほら、足音が聞こえます。
マツムシソウ!
爽やかな初秋の日差しが
優しい色をいっそう優しくみせる。
そんな時は見ている私も、優しい人に!
きっとあまい蜜でしょう。ねえ、蜂さん!
ほほを寄せて、ささやきたいね。
大好きだよと!
まだ染めはじめしの初秋なり
青く繁る山あいの
染まるもみじはわずかなり
幸せ気持ちかみ締めて
ふと深呼吸してしまう
そんな私を省みて
笑顔で答た貴方です。