ぶんこで こんなこと あってん

 〜ぶんこのこどもたち〜

 文庫の世話人が、文庫での様子を書いています


みみなし文庫

みみなし文庫のこどもたち


 みみなし文庫では毎月第1土曜日の3時から、絵本、おはなし、手遊びなどの「おはなし会」を楽しんでいます。1983年5月に第1回目をスタートして、この4月3日(土)の「おはなし会」で第226回目。毎回お母さんと弟といっしょに来るMちゃんが、この日もにこにこ顔でやってきました。「昨日はこの子の4歳の誕生日だったんです。4月のおはなし会は絶対行かなくちゃねって、話していたんですよ。」とお母さん。おはなし会では、おはなしをする時に「おはなしのろうそく」をつけ、おはなしが終わったら願い事をひとつ心に決めてから消すのですが、それは誕生月の子が消すことになっています。それで、Mちゃんはずーっと楽しみにしていてくれていたというわけです。
 この日の絵本は、新しく文庫の世話人になってくれたKさんが読んでくれました。Kさんはご自分の子どもたちが読んだ本を、全部残しているとのこと。「それが25、6年以上経っているのに、子どもと孫たちが喜ぶ本がみんな同じなんよ。子どもの心をひきつける本って変わらないんやねー。」と語り、もうすぐ3歳になる孫が大好きという『3じのおちゃに きてください』を読んでくれました。おはなし会が終わって、最後におはなしのろうそくを消してくれたのは、もちろんMちゃん。小さな肩で大きく息を吸い込んで・・・。「どんなお願いごとをしたのかな?」と、そーっとたずねたら、「おばあちゃんに会いたいって・・・。」と小さな声で答えてくれました。きっと50代、60代の世話人たちを見て、やさしいおばあちゃんを思い出したのね。この日の世話人たちは思わずMちゃんを抱きしめたくなりました。その時、Mちゃんのお母さんが『3じのおちゃに きてください』の絵本を手に取り、弾んだ声で「この絵本、懐かしい!子どものとき、この本を読んで、友達といっしょにこの本と同じように短冊を作り、手紙を乗せて川に流して遊んだことを思い出しました。』と言ったのでした。文庫が子どもたちだけでなく、お母さんや世話人たちにとっても嬉しい気持ちをプレゼントしてくれることを実感した日でした。

(みみなし文庫 勝井立子)

みみなし文庫
毎週土曜日 1:30〜3:30
毎月第1土曜日はおはなし会(3:00〜3:30)
場所 コープみみなし店 2F

『3じのおちゃに きてください』
こだま ともこ・さく
なかの ひろたか・え
福音館書店

問合せ先: 橿原文庫連絡会

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