・・・◇・・◆◇◆ 箱根湯本温泉『弥坂湯(やさかゆ)』 ◆◇◆・・◇・・・
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0 偶然立ち寄った湯は後もう少しで 0

旅立つ前に箱根湯本温泉で資料を持って行ったのは『早雲通り』のもう少し奥にある『金湯苑』という宿のみ。ところが辿り着いてみると平日の水曜日という事もあるのか宿は休館日。では何処に浸かろうかと迷った結果、来る途中に少し手前で共同湯らしき『弥坂湯』という湯を見かけたので、そこにしようという事になったのです。画像では玄関前に地元の方所有らしき車がどんと横付けされていますが、この施設の駐車場らしきものは無かったです。

施設は玄関入るとすぐ中央に懐かしい風情の番台、左が男湯で右が女湯になっています。番台は小さな部屋のようになっていて、中にはおこたがあったりしました。現在は2人交替らしいのですが、今日の当番のお姉様に入浴料を支払い浴室に向かいます。
脱衣所は程好く渋さを増していて、木の棚があるのみのシンプルなものです。浴室とはガラス戸にて仕切られていました。

左画像は女湯です。入り口側から撮っています。男女湯船は少し違うらしく、入浴後弟に聞いたところ男湯は丸型で女湯よりは幾分大きいようでした。女湯はご覧のようなタイル造りの小判型で4~5人が気持ち良く浸かれる程度の広さかな?手前に出入りの段があり、湯口はその反対側、湯船内の奥側側面に設けられておりました。
無色透明の湯は、知識不足の私には温泉臭としか形容しがたい湯の香りがほのかに感じられました。湯温はぬるめで40~41度というところ。番台のお姉様にお聞きしたところ、上から源泉を引っぱってくる間に冷めてしまうのだそうです。加温はしておらずそのまま使用しているので、冬はぬるく夏は熱めの湯温になってしまうらしく、2月のこの時は湯口そばでもずっと浸かっていられるくらいの湯温でした。

訪れた時にはご近所の常連さんがお2人。湯船の左右に分かれてそれぞれ身体を洗っておられました。この施設では洗面器と共に小さめのバスマットが数枚置いてあります。こうして座って身体を洗われる方が多いためでしょうか?タイル直座りより冷たくないし、滑りにくくもあるしで、入浴客の事を気遣っての事なのでしょうね。こんな所にも配慮が感じられ、なんとも優しい施設だな~と感心してしまいました。

浴室入ってすぐの所に瞬間湯沸かし器使用らしい(ご常連談)シャワーも一つありました。ご一緒したご婦人のお話では、浴室奥にあるカランも以前は温泉使用だったらしいのですが、現在では使われていないとの事でした。殆どの方が湯船の湯を汲んで身体を洗われる為、湯船縁よりの溢れ出しはありませんでした。

明日が定休日という事もあり、夕方前の時間でもありで、浴室内は人が絶えませんでした。ご近所に愛されてる湯のようですね。常連同士の世間話の中で湯に沈むというのもまたいいものです。ぬるめの湯にマッタリしながら話に混じらせていただくと、なにやら3月をもってこの施設が町に買い取られる話があるようす。そしたら長いお休みになるからどうしようと心配するご近所の方のお話を改めて番台のお姉様に確認してみると、どうやら事実のようでした。再開後はこのままでの運営になるのか、新しくなるのかはまだ分からないとのお話でしたが、鄙び具合もいい風情の施設ですんで、是非このままでと思うのは私が部外者だからでしょうか?これが初訪問の私には盛況に見えたのですけど、ひところに比べると今では利用者も少なくなったしね~とお姉さまは仰っておられました。良い湯をずっと維持していくっていうのは大変な事なんですね・・・。

余談ですが、番台は男女中央にあるため、番台奥のガラス戸向こうはそれぞれの脱衣所です。女性の方には見えないようにシールドされておりましたが男性の方はそのまんまで、浴室の出入り口が見えました。番台越しにお姉様と話しながら気配にふと前を見ると、ちょうど浴室から出てきた弟をバッチシ目撃!
でもこれも昔ながらの番台ならではだからこそで、今思えば貴重な体験ともいえるのでしょうか・・・?誓って見るつもりじゃなかったんで許されてね~(笑)。

良い湯が良い湯のまま再開される事を願いつつの追記です。下のデータにも記載した箱根湯本観光協会の公式サイトの絵マップで見ると、近くの早雲寺に有料Pがあるようですが、無料Pのデータは不明です(新たになればP付きになるかもですが)。公共交通機関利用では、すぐ近くに『湯本中宿』というバス停がありました。

~基本データ~
 入湯日  2007年2月
 住所  神奈川県足柄下郡箱根町湯本577
 時間  9:00~20:30
 定休日  木曜日
 料金  500円
 電話  0460-85-5233
 サイト  http://www.hakoneyumoto.com/(観光協会サイト)
~アクセス~
 電車  箱根登山鉄道 箱根湯本駅から徒歩で約10分。
 車  東名高速道 厚木ICからR271経由で約35分
~風呂~
 風呂  内湯  男女各1 
 備品  桶、椅子。 シャワー(1)有り。

~温泉データ~
 温泉利用施設名称  湯本生活協同組合 弥坂湯
 源泉名  湯元温泉(源泉名) 台帳番号 湯本第29号、第46号混合
 湧出地  
 泉温・PH  48.7度(気温 度)、PH: 8.7
 湧出量(揚湯量)  ?㍑/分 
 泉質  アルカリ性単純温泉(旧泉名:単純温泉) (アルカリ性低張性高温泉)
 知覚的試験  無色透明無臭

 水素 H     フッ素 F  0.24
 リチウム Li  0.02  塩素 Cl  119
 ナトリウム Na  123  臭素 Br  
 カリウム K  1.14  ヨウ素 I  
 アンモニウム NH  0.00  水酸 OH  
 マグネシウム Mg  0.08  硫化水素 HS  
 カルシウム Ca  7.46  イオウ S
 ストロンチウム Sr  0.01  チオ硫酸 S2O3  
 バリウム Ba    硫酸水素 HSO
 アルミニウム Al  0.01  硫酸 SO  53.2
 マンガン Mn  0.01  硝酸 NO  1.40
 鉄(2) Fe₂  0.02  リン酸1水素 HPO  
 鉄(3) Fe₃  メタ亜ヒ酸 
 銅 Cu    炭酸水素 HCO₃-  71.6
 亜鉛 Zn  0.00  炭酸 CO  2.76
 鉛 Pb    メタ硅 HSiO  5.08
 カドミウム    メタ硼 BO  1.14
 陽イオン計  計 131.75mg   陰イオン計  計 254.42mg
~非解離成分~
 メタ硅  H₂SiO₂  51.3
 メタ硼  HBO₂  3.67
 メタ亜ヒ酸 
~溶存ガス~
 遊離二酸化炭素 CO₂  0.22
 遊離硫化水素 H₂S  
・・・・・成分総計 0.441g/kg
 試験日:平成14年12月(施設内掲示より)

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