| ■ 2011/05/17 放射能汚染マップで知るホットスポットの現実 |
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本日も、本コーナーは思いつきの独り語り「気まぐれトーク」の形式にて更新しています。なお、トークは前日の夜に行っています。 本日分の内容につきましては、音声ファイルでご確認下さい。で、そうされない場合は、下にトークを要約して書き起こしていますので、それをお聴きになって、トークのだいたいの流れをご想像下さい。
なお、音声ファイルはmp3方式にて紹介しています。再生箇所は前後に自由に移動させることができる(?)、と思いますので、下の書き起こしで見当をつけ、聴いてみたい部分だけを“つまみ聴き”するようなこともできます。ご自由にお楽しみ下さい(^ー^)ノ
トークを要約した書き起こし今回も夜にトークを始めている。5月も半ば。いつもの年であれば、梅雨入り前の今は、関東でも一年中で最も気持ちよく感じられる頃のはずだ。しかし、今年は事情が異なる。気持ちの良さも半分以下、といったところか。 多くの人々をそうした気分にさせている最大原因は、私が指摘するまでもない。3月11日に発生した東日本大震災(「Yahoo!>震災情報・東日本大震災」|「YouTube>東日本大震災からこうして避難・そして大津波」)であり、そのときに起こってしまった福島第一原子力発電所(「YouTube>福島第一原発 ふくいちライブカメラ 〔1〕 2011年3月11日-18日」)の起きないとすべての国民が強く信じ込まされていた原発事故(「Yahoo!>福島第1原発事故」|「YouTube>福島原発事故 歴史に残る朝生」)。 どんな震災であれ、時間はかかっても、ある程度の時間が経てば立ち直り始める。しかし、今回ばかりは、大震災と大津波に加え、原発事故まで加わったのだからまことに手に負えない。しかも、原発事故の“後始末”は、2カ月以上経って進展しているかと思いきや、ここへ来て、当初の見込みが非常に甘かったことが露呈しているといったありさま。 安心して暮らせるようになるまで、あとどれぐらいかかるのだろう(´・ω・`) 今日(16日)の午前と午後に衆議院の予算委員会が開かれ、NHKで中継していた。当然、今回の原発事故の問題も議題に上るであろうし、質問に立つ自民党の議員がこの事故をどのように捉えているかを確認するため、私は録画し、午後は一部オンタイム(←「番組が放送されている時間」といったぐらいの意味で遣っている)でも観た。 午後のはじめに質問席に立っていたのは、自民党の西村 今は民主党がたまたま与党にいるが、それ以前の60有余年、与党にいて原発を推進してきたのが自民党であることは動かしようのない事実である(「YouTube>【石川迪夫】間違いだらけのNHK「原発解体」[桜H22/3/24]」)。であるから、今回の大事故を受け、それまでの原発推進が正しかったのかどうかの検証を それを観ていて、私は無理もないと思った。なぜなら、この西村議員は自民党の中でも強力な原発推進派(「YouTube>原発推進音頭」)に属しているらしいからだ。福島原発の事故がまだ収束の工程さえ明らかにならないこの時期に、自民党は早くも原発推進派の議員が集まった「エネルギー政策合同会議」なるものを立ち上げているが、西村議員はその会の副委員長に就任しているからだ(→ 本サイト内関連ページ)。 自民党が、今この時期にその西村議員を、NHKが放送する、すなわち多くの国民が見聞きするであろう予算委員会の質問者に指名したということは、これからも自民党は原発を強力に推進していく( ・`ω・´)/!! と国民に宣言した、と採ってもそれほどはずれてはいないだろう。 菅首相を追及することに西村議員自身が酔っている姿を私は哀れに思いながら観、この人は、原発事故が起きたために、それまで住んでいた土地を離れざるを得なくなっている国民のことをどれほど考えているのか、と思った。今の与党の対応を批判する前に、自分たちが長年推し進め、大事故後も推し進めようとしていることの是非を問うのが先ではないのか、と。すべての国民が安心安全に暮らせることが国作りの前提ではないのか。 功名心願望だけを強く持ち、原発事故の被害を受けている国民を想像する力を絶望的に欠く西村康稔議員には、国会議員の資格がゼロだ! と、私は思った。 こんな“原発バカ”に国会議員資格を与えちゃダメだよ(ΘoΘ;) 西村議員の質問内容があまりにもバカげていたので、それ以上観るのは時間の無駄と考え、前日(15日)にNHK教育で放送された分を録画してあった「ETV特集」を観た。前日は「ネットワークでつくる放射能汚染地図・福島原発事故から2か月」が放送になった(「YouTube>ネットワ―クで作る放射能汚染地図 1/7」)。 番組冒頭、東京都内にあるマンションのベランダで、ひとりの男性が何やら機械を持ち出して調べている様子が写った。男性は木村真三さん(43歳|「みんカラ>独立行政法人「放射線医学総合研究所」は研究官 木村真三博士に、「計測をしに行かない様に」指示」)。 木村さんは、関東地方に初めて放射性物質が飛来した3月15日から、自宅ベランダで物質を吸収するフィルタをつけた計測器で計測を続けたそうだ。 自分がもしかしたら被爆してしまったかもしれないことも嫌だったが、それより、より影響の出やすい3歳の息子や妻のことが心配になり(「YouTube>5-6 終焉に向かう原子力 小出裕章氏講演」)、そのあと、本格的に放射能汚染(「全国の放射能濃度一覧」)の実態調査を始めたそうだ。その模様をNHKが取材し、番組で伝えた。 木村さんは、元々は「放射線医学総合研究所」の研究者だったそうだ。その後、厚生労働省の中にある研究所に移り、その間に起こった東海村JCO臨界事故(「YouTube>東海村JCOバケツ臨界ウラン放射線・放射能被爆事故・その2〔原発関連〕」)とチェルノブイリ原子力発電所事故(「YouTube>チェルノブイリ原発 隠されていた事実1」)には、組織の一員として、のちにはひとりの研究者として現地に飛んで調査をしているそうである。 木村さんの専門は放射線衛生学で、万が一事故が起こったときは、それまでに得たデータと経験を活かさなければ、それまでの研究が無駄になってしまう(?)。だから、当然今回も調査をするつもりだったが、今の組織の幹部から、自発的な調査はしないようにいわれ、それでは意味がないと辞表を出し、独自の調査を始めたそうだ。 具体的には、原発事故の直後から現地に入り、原発から半径30キロ圏内を中心に、土壌や植物などをサンプルとして採取し、それを知り合いである大学の研修者に分析してもらい、どの地点がどの程度汚染されているかをマップにしている。 木村さんの調査には、一部、別のベテラン研究者も同行している。かつて、理化学研究所で研究され、1950年代(「YouTube>高原列車は行く 岡本敦郎」)には、政府から派遣された調査船でビキニ環礁(「YouTube>ゴジラ(1954) 予告編 [GODZILLA] 1080p HD BD trailer」)などへも向かった経験を持つ岡野眞治さん(84歳) 岡野さんが独自に開発されたという機器を使い、感知された放射性物質がリアルタイムに表示される様子も紹介された。岡野さんの暮らしぶりが私には質素であるように見え、それが学者としてのあるべき姿であるように思われた。 NHKの取材班は、木村さんの調査活動を紹介するのと同時に、独自に、避難区域に指定された地域を中心に取材をしている。 放射性物質は、原発を中心に平均的に放出されたわけではない。そのときの気象や地形の状況によって汚染に濃淡がまだら状に生じ、原発から半径20キロ以上離れているところでも、原発から4キロ地点とそれほど違わない高い放射線量を示す地点があり、それを「ホットスポット」というそうだ。 NHKの取材班は、ホットスポットのひとつである そこは村が指定した避難所ではないため、村からの連絡や援助物資は届かない。そこに、原発の近くから避難してきた人たちが12人避難していた。それぞれに、指定された避難所には避難できない事情を抱えていた。ある夫婦は、自宅に残してきたペットのエサやりをするため、そこに避難しているということだった。 NHKの取材班が木村さんに避難所の外と中の放射線量を量ってもらうと、毎時300マイクロシーベルトまで計れる計器の針が振り切れてしまい、それ以上の量の放射線が降り注いでいることがわかる。 そこに避難していた人たちは、自分たちがそれほど強い放射線を浴びていたことを知らずにいた。彼らは、木村さんからそのことを知らされ、その2日後により安全な避難所へ移っていったそうだ。もしも、木村さんとNHK取材班が彼らにそのことを知らせなかったら、今でもそこに留まっていたかもしれない。 自宅に残してきたペットの愛犬と愛猫のことが心配で、指定された避難所ではなく、放射線が降り注ぐ集会所にいた夫婦が、自宅に立ち寄ってペットにエサやりをする場面が番組の最後に紹介された。 大震災が起こる3月11日までは、当たり前のように暮らしていた自宅。自宅は、地震の影響はそれほどなく、揺れが収まった今であれば、何の心配もなく、ペットと一緒に暮らしていけただろう。 しかし、地震で原発が暴発し、その夫婦が暮らしていた家の辺りも汚染され、避難せざるを得なくなってしまった。3月11日の前とあとでまったく別の暮らしぶりが求められた。何も知らない犬と猫は、どうして自分たちが飼い主と一緒にいられないのかわからずにいる。エサが減り、やせ衰えていた。 滞在時間の限度と決めている1時間はあっという間に過ぎ、夫婦は犬と猫を自宅に残して車に乗り込む。わざと緩く結んでやった紐をほどいて犬が夫婦の車のあとを追う。犬がしゃべれたら「どうしてσU^ェ^Uボクを置いていくんだよ。ボクも一緒に連れていってヨ!」というだろう。 もう会えないかもしれない愛犬と愛猫を置いて走り去る夫婦の車。それを必死になって追う犬の姿が切ない(´つω;`)
こうした悲劇が、これまで福島原発の周りに住んでいた人々には無数にあるだろう。現政権の判断を追及して得意になっている西村議員に代表される議員たちは、被災者への想像力を徹底的に欠いているように思えて仕方がない。 一日も早く福島原発の事故が収束し、周辺に住んでいた住民が自分の家に戻れるようになればいい。しかし、その“工程表”は未だ描けない。原子力発電所は罪作りである。個人的には、原発はもうこりごりだ。 これからは、原発は“原発バカ”だけを集めた離れ小島の中だけで気の済むまで稼働させればいいだろ┐(-。ー;)┌(「YouTube>原発音頭 タイマーズ」) |