■ 2009/04/08 物欲の虫・結末篇?

ここ数回本コーナーで書いてきました「私の中の物欲の虫」(本サイト内関連ページ→ )が、昨夜、私を実際の行動へとき立てました。

一時は、ほぼ希望に合致するコンデジ(=コンパクト・デジタル・カメラ)が見つかり、購入の一歩手前までいきました(→ 本サイト内関連ページ)。が、既の事(すんでのこと:もう少しのところ=広辞苑)で思い留まってしまいました。

ひとつには、私が丸9年使ってきたお古のコンデジでも、PCのディスプレイ(「価格.com>液晶モニタ・液晶ディスプレイ」|本サイト内関連ページ→ )で鑑賞したり、L判クラスにプリントする用途であればまだ使えると思ったからです(本サイト内関連ページ→ )。

しかし、一旦火がついたデジカメ(=デジタル・カメラ|「価格.com>デジタルカメラ」)への関心が薄れることはありませんでした。

私はここまで、新型のコンデジにはそれほど関心がなく、動向は知りませんでしたが、いざ買おうと思ってあれこれ見ていくことで、私が関心をなくしていた間に新たな流れができていたこと知りました。少し前であれば、デジカメであっても当たり前についていたファインダーがなくなり、代わりに、背面の液晶モニタを見ながら撮影するスタイルが主流になっていたことです。カメラや撮影に対しては古い考え方を持つ(?)私にはそれが不満に感じられたのでした。やっぱり、カメラはファインダーをしっかり覗いて撮りたいな、と(→ 本サイト内関連ページ)。

今も現役なのか知りませんが、その昔、ローライ二眼レフカメラは、カメラの上部に独特のファインダーがついている構造上、お腹の辺りでカメラを構え、ファインダーを上から覗き込むようにして撮影しました。あれはあれでなかなか恰好が良く、憧れたりもしました。コンデジの液晶モニタはそれの現代版といえ(?)、あとは慣れの問題なのかもしれません。

私は今でもフィルムの一眼レフカメラ(「価格.com>一眼レフカメラ」)をたびたび手に取りますが、実際に撮影することは多くありません。カメラを構え、ファインダーを覗くだけです。それだけで私は幸せな時間を過ごすことができるのです(^_^;

以前聞いた話ですが、車が好きな人は、エンジン・ルーム(というのかな?)のカバーを開け、機械のかたまりを眺めているだけでも楽しい気分になるそうです。それに通じる感覚で、私は外界を映すファインダーの世界で、ひとり、愉しい時間を過ごしているといえます。そういえば、あの江戸川乱歩(本サイト内関連ページ→ )もカメラやレンズが好きだったそうです。そして、そうした乱歩の感性が、作り物の異性に恋心を寄せる男を描いた『押絵と旅する男』といった作品世界を紡ぎ出させたともいえそうです(→ 本サイト内関連ページ)。

そんなことに思いを巡らせていたとき、ある考えが浮かびました。最安値に近いデジ一(=デジタル一眼レフカメラ|「価格.com>デジタル一眼レフカメラ」)であれば、図体が大きくなるのは仕方ないとしても、ファインダーをしっかり覗いて撮影するという欲求は満たされるのではないかと。

そんな考えがしばらく前から自分の中にあったことで、コンデジと平行してデジ一もいくつかのメーカーから、希望に合いそうなカメラをピックアップしていました。あとは、その中からどれを選ぶかです。

昨夜、私は結果的にキヤノンを選びました。

正直に書きますと、フィルムの一眼レフを使っていた頃はキヤノンにはいいイメージを持っていませんでした。「キヤノン F−1」までは私好みのカメラ作りをしていましたが、その後、斬新ざんしんなスタイルともいえますが、それ以降のキヤノンのカメラ・デザインはグニャグニャの軟体動物(?)のように見え、実際の性能以前に、デザインで私のイメージを悪くしていました。

亡き父も一眼レフカメラを持っていまして、それが今も防湿庫(価格.com>防湿庫)の中に入っていますが、フォトミック・タイプのファインダーがついたニコン「F2」です。

それで、ニコンのレンズを活かす手も考えたのですが、自分が持っているヤシカ・コンタックスのレンズ(本サイト内関連ページ→ )を活かすことを考え、キヤノンに決めました。

フォーカスも露出も完全な手動になってしまう(?)ようですが、「マウントアダプタ」(「近代インターナショナル>マウントアダプター」)を使うことで、コンタックス用のカール・ツァイス・レンズで撮影が楽しめるようです。このレンズを日常的に使うことは考えていませんが、使えることがわかっているだけで楽しい気分になってきます。結局のところ、カメラはレンズに始まるのですから(→ 本サイト内関連ページ)。

この考えにたどり着くまで迷いに迷いましたが、迷いが去れば行動は速いです。私は前からピックアップしてあったキヤノンの「EOS Kiss X2」「価格.com>EOS Kiss X2 ボディ」)に決めました(「EOS Kiss スペシャルサイト」)。上を見たらきりがありませんが、とりあえずコンデジよりは楽しめるだろうと気楽に考え、ボディだけを購入しました。

また、この製品は発売からちょうど1年ほど経ち、上位機が発売になったこともあってか、5月6日までに「X2」を買って続きを済ませると【1万円】が戻ってくる「キャッシュバック・キャンペーン」が実施されていることもこのタイプに決めた理由です。

私の購入金額は、溜まっていたポイントを一気に吐き出す形で【40200円】ほどでした。購入後、手続きをすることで【1万円】戻ってくるわけですから、実質的には【3万円】ちょっとで手に入れられたことになります。悪くありません。購入直前までいったコンデジの「FinePix F200EXR」が最安値でも【27000円】ほどしますから(「価格.com>FinePix F200EXR」)、それほど差がありません。

ただし、これはレンズ(「価格.com>レンズ」)のない本体だけの価格です。これではいくら高性能なカメラでも写真は撮れません(^m^) そこで、お客を呼び込む“”と見られている安価なレンズ「EF50mm F1.8U」「価格.com> EF50mm F1.8 II」)の購入を決めました。これはF値が小さく明るい短焦点レンズです。

本体とセットでついてくるズームレンズの「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」「価格.com>EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」)は、手ブレを補正する機能が盛り込まれていたりして悪くないようです。あとで欲しくなったら購入することになります。

先月のはじめの本コーナーで、月遅れで手に入れた月刊のカメラ雑誌『アサヒカメラ』2月号(→ 本サイト内関連ページ)「50ミリレンズ特集」でも今回私が手に入れることに決めたキヤノンのレンズが紹介されています。

外観はマウント部分まで含めてプラスチックで、とても高級には見えないそうです。が、見かけ倒しの反対で、評者の赤城耕一さんは「実際に撮影してみると、これがすごい。(中略)ぴしっとした線が立ち、ボケ味も悪くない。高価なレンズの存在は何なのかと思えてくる写りだ」とかなりの評価を下しています。

しかし、フィルム・カメラのフィルムに当たる撮像素子のサイズが35ミリ・サイズよりも小さいため(「ウィキペディア>APS−Cサイズ」)、50ミリのレンズをつけても、35ミリ・フィルム換算でキヤノン製では1.6倍の【80ミリ】の焦点距離になってしまいます。

私はカール・ツァイスのレンズでは、【85ミリ F1.4】のレンズを持っていますが、これは標準の【50ミリ】よりは望遠になり、少し離れたところから撮影することになることから、ポートレイト撮影に適したレンズとされています。室内で撮影するには不便かもしれませんが、私の被写体の多くは愛猫のにゃんこおチビちゃん(=^ω^=)たち(本サイト内関連ページ→ )などですので、それほど苦にはならないかもしれません。小さなお子さんをお持ちの方であれば、もっと広角のレンズの方が使いやすいでしょう。

早朝、関東南部の当地では霧が出ました。コンデジでその光景を撮すことも考えましたが、やめました。こんなとき、デジ一があれば必ずや持ち出して撮したことでしょう。このあたりに、コンデジとデジ一の違いがあるように思われます。

室内で眠る猫を撮る場合も、コンデジとデジ一とは違った迫り方になるかもしれません。コンデジが「あるがままを撮す」ものとしたら、デジ一は「あるものを撮す」ものとなるでしょうか。微妙な違いですが、あとに残る写真には違いが出てくるように思います。

ということで、本日は、昨夜一気に動いた物欲の虫の“結末”について書きました。本体とレンズは明日かあさってには届くと思います。私のことですから、現物が届いたら届いたで、何かまた書かずにはいられなくなることでしょう|・∀・` )ノ