■ 2009/12/29 デジタル修復作業の真似事

本日も、思いつきのひとり語り「気まぐれトーク」の形式にて本コーナーの更新をしています。なお、トークは前日の夜に行っています。

本日分の内容につきましては、音声ファイルでご確認ください。で、そうされない場合は、下にトークを要約して書き起こしてありますので、それをご覧になってトークのだいたいの流れをご想像下さい。

なお、音声ファイルはmp3方式にて紹介しています。再生箇所は前後に自由に移動させることができる(?)、と思いますので、下の書き起こしで見当をつけ、聴いてみたい部分だけを“つまみ聴き”するようなこともできます。ご自由にお楽しみ下さい(^ー^)ノ

「インディの鞭の気まぐれトーク−2009.12.28」(37分25秒)

トークを要約した書き起こし

今回も夜の時間を利用してトークを始めているが、いつもよりもかなり早い時間帯。午後6時前に話し始めている。

いつもよりも早い時間のトークで頭の回りが悪いわけでもないだろうが、早速、月曜日の今日(28日)を「日曜日」と勘違いしたりしている。先行きが思いやられるようなスタート(?)。

ここで言い訳を少々。部屋に掛けてあるカレンダーを既に来年のものに換えてあり、そのため12月は“先月”扱いで、上隅に小さく印刷されている。それで見にくいため間違えてしまったといいたいところだろうが、それでなくても、曜日の感覚が鈍り始めているf(^_^)

いつもであれば、午後6時スタートのNHK−FMのリクエスト番組「サンセット・パーク」「NHKオンライン>NHK-FMサンセットパーク」|本サイト内関連ページ→ 10111213141516171819202122232425262728293031323335363738)がそろそろ始まろうかという時間。ただ、今週1週間は年末年始の休みのために放送はない。ちなみに、同番組は来週の月曜日4日に新年のスタートを切る。

皆さんは毎日何時頃に夕食を摂ったりしているだろう。現代は子供も塾通いしたりして帰宅時刻が遅くなり、サラリーマン家庭であれば、家族が揃って夕食の食卓を囲むのが難しい状況にあるかもしれない。

私は毎日結構早い時間帯に夕食を摂っている。早いときは午後5時半を過ぎた頃。そのあとに片付けをし、午後6時から始まる「サンセット・パーク」を聴くことになるが、ズレ込めば、生で聴き始める時刻がその分遅くなる。

夕食の話をしながら思い出したヨーロッパの昼食事情の話を始める。

思いついて話し始めたため、あやふやな記憶による話となっている。これは昔にテレビで知った話だったと思う。あれはヨーロッパのイタリアでの話だったか。

トークのあとにネットでちょっと調べてみたところ、もしかしたらイタリアではなくスペインではないか、と思い始めた。スペイン語圏には「シエスタ」という生活習慣があり、昼にしっかりと食事を摂り、そのあとに昼寝をしたりする習慣があるという。もっとも、スペインの公務員はこのシエスタの制度が2006年に廃止されてしまったなど、現代化の波に押され気味のようだが。個人的にはいつまでも残っていて欲しい習慣である

その国、あるいはその都市では、家族が揃って昼食を摂るため、勤めに出ている人も昼前に自宅に戻ってくる。電車で職場に通っている人であれば電車に乗って自宅に戻ることになるわけで、日本でいうラッシュアワーがその国、あるいは都市では朝と昼にあるという話、だったと思う。記憶があやふやで申し訳ない。

こうした習慣は、日中に気温が高くなって仕事にならないというその土地柄から生まれた生活の知恵のようなもので、それをそのまま気候の違う日本に当てはめる必要もない。が、そうしたのんびりと見える暮らしぶりにある種の羨ましさを覚えた

今年も残り数日となった。来る新年に向けて大掃除や準備にと忙しくされているのであろうか。そういった面では私は別に忙しく何かをするということはないが、今日(28日)の日中は、あることを忙しくというか集中して行った。

今は、今春に買い求めたデジ一(=デジタル一眼レフカメラ|「価格.com>デジタル一眼レフカメラ」|本サイト内関連ページ→ 10111213141516171819202122232425262728)で写真を愉しむようになったが、それ以前はフィルムの一眼レフカメラ(「価格.com>一眼レフカメラ」)で愉しむことが長いこと続いた(本サイト内関連ページ→ )で愉しんでいた。

そのカメラで撮影された画像は当然、一般的なネガ・フィルムやポジ・フィルム(=リバーサル・フィルム)に定着されて残っている。

フィルムで撮影した写真は、物質としてのフィルムに画像が定着されているわけで、単体で愉しむことができる。PCがこの世の中から消えることはないと思うが、もし消えてしまってもフィルムで撮影した写真は末永く愉しむことができるだろう。

そのフィルムに残る画像をPCのディスプレイ(「価格.com>液晶モニタ・液晶ディスプレイ」|本サイト内関連ページ→ )で愉しむためには、取り込むための道具である「フィルム・スキャナ」「価格.com>フィルム・スキャナ」)と作業が必要になる。このことについては、少し前のトークでお話ししたとおり(本サイト内関連ページ→ )。

私がこのほど手に入れたフィルム・スキャナは手頃な値段で、操作も簡単。1枚の画像をほんの数秒で取り込めるのも有り難い。ただ、取り込んだ画像には、昔のフィルムということで、表面に小さな傷がついたり、あとゴミやホコリが付着している。そのため、より綺麗な画像にするため、それらをデジタルの技術を使って取り除く作業が必要になる。また、色や明度もより鮮明にすることも求められる。

これらの作業を一言で表せば、個人レベルの「デジタル修復」作業といえそうだ。私の場合は、素人がやることで、専門家の修復技術には到底及ばないが。

傷やゴミ、ホコリは暗いところで撮した写真ほど目立つ。それらを取り除く際、私は画像処理ソフトに備わっている「クローン」の機能を使って消していくことが多い。トークの中では「コピー」としゃべっているが、正確には「クローン」。

実際の作業を言葉で説明するのは難しいため、作業の様子を撮影し、それを動画にすることも考えている。

「デジタル修復」について話ながら、私はちょうど1年前に映画館で観た黒澤明監督(本サイト内関連ページ→ )の代表作のひとつ『羅生門』「YouTube>Rashomon Part 1」)を思い出す。

この作品が劇場で公開されたのは今から60年ほど前の1950年。長い年月は名作のフィルムをも傷つけ、オリジナルは年を経るごとに劣化が進んだ。それをアメリカの最新技術を使ってデジタルの修復が行われ、作業が終了した作品が上映され、私はそれを観に行った(→ 本サイト内関連ページ)。

正直な話、私はフィルムの映画制作がどのような行程で行われるのかわからない。

その昔、私は個人が愉しむことができる8ミリ・ムービー(本サイト内関連ページ→ )を趣味にしていた。この場合、撮影と映写に使うのは1本のフィルム。つまり、ポジ・フィルム(=リバーサル・フィルム)をムービー・カメラにセットして撮影し、それを現像に出し、編集したのち映写機に掛けて愉しむ。

一時期までは商業映画も同じようにポジのムービー・フィルムで撮影し、それを映画館で上映するもの、と過った考えを持っていた。実際はどのような手順になるのかわからないが、ポジで撮影してしまったのでは、いくつもの映画館に貸し出して同時に公開するわけにはいかなくなる。ということで、ネガのムービー・フィルムで撮影し、それを上映用のポジ・フィルムに焼き付けるということになるのか

デジタルで修復された『羅生門』は東京国立近代美術館・フィルムセンターに50年近く前から保存されていたフィルムという話だが、それは映画館で上映に使った映写用のフィルムが保存されていたということなのか。この辺りのことについてはよくわからないが、撮影に使ったネガ・フィルムを保存しておけば、経年劣化が起きにくいように思うのだが、それは残されないものなのかどうか。

デジタルの修復技術ではもうひとつ、以前、NHKで観た昔のドキュメンタリー番組の修復作業が思い出される。

業務用のビデオ・カメラが登場して以降、ドキュメンタリー番組はほぼすべてビデオで撮影されるが、それ以前は16ミリ・ムービー・カメラでフィルムに撮影され、それがテレビで放送されていた。

このことについてはトークの中で話していないが、日本では昔、ドラマも16ミリで撮影されたりしていた。たとえば人気時代劇の『水戸黄門』「YouTube>水戸黄門・馬にまで馬鹿にされた代官」)などはフィルムでの制作で、その後、経費の節減のためかビデオで制作されるようになり、初めてビデオの『水戸黄門』を観た時には大いなる違和感を持ったりした(→ 本サイト内関連ページ)。ちなみに、アメリカではテレビ・ドラマの制作には未だに劇場公開用と同じ35ミリのムービー・フィルムを用いている。だからか、画質が日本のフィルム時ドラマに比べて段違いに良く、たとえば『Xファイル』「YouTube>Mulder and Scully, The X Files」)などを私は映像美を愉しむために観た。このドラマでは、「ライティング=光」の使い方が見事で勉強になった。

16ミリのムービー・フィルムも劇場用フィルムと同じように、経年劣化が起こる。そのフィルムを1コマ1コマモニターに映し出し、ゴミやホコリ、傷などを目立たなくする修復をデジタルで行い、作業の終了した昔のドキュメンタリーが「NHKアーカイブス」などの番組で放送されている(本サイト内関連ページ→ )。

私がそうしたデジタルの修復作業をするときは、いつも使うPCのマウス「価格.com>マウス」|※私が昔から使っているのはトラックボールというタイプのマウス)のほかに、細かい作業がいる場合はペンタブレット「価格.com>ペンタブレット」)を使っている(→ 本サイト内関連ページ)。

今日(28日)の午後、私は100枚(※正確な数字は99枚)の画像の修復を行った。要した時間は1時間半から2時間弱ぐらいか。

ムービー・フィルムを同じように修復しようとすれば大変な労力のいることがわかる。映写用フィルムは通常1秒間に【24コマ】撮影されている。ちなみに、8ミリ・ムービーは【18コマ】。だから、私が今日(28日)修復した【100コマ】もムービーの修復に換算すれば、たったの【4.16666…秒】分にしかならない('・c_・`)

これを実際に修復された『羅生門』で確認しておくと、作品の長さは【88分】。ということは1秒間に【24コマ】あるのだから、、、全部で【126720コマ】修復することになる

もっとも、それをたったひとりで行ったら生涯を掛けた修復作業になってしまうかもしれない(?)が、『羅生門』の場合は日米40人ほどのスタッフがそれに当たったということだ。それにしても、【126720コマ】を40人で分担しても、ひとり当たり【3168コマ】になり、減るとはいえ大変根気の要る作業であるのに変わりはなさそう。

私の修復作業は始まったばかりでまだ先は長いが、コツコツと何かをやり続けるのは結構得意なたちで、所有するフィルムをすべてデジタル画像として取り込もうと思っている。



トークでお話ししていますデジタル技術による修復過程を撮影し、動画にしてみました。なお、紹介していますのは誰かほかの人にやり方を聞いたわけではなく、私が勝手に思いついた方法です。ですので、この方法がベストであるかどうかはわかりませんf(^_^)

なお、本動画をご覧になるにはWindows Media Playerが必要です

「私なりのデジタル修復過程の動画」〔4分53秒〕(→ ナローバンド版