■ 2007/07/22 朝日の安倍政権攻撃は「異様」

朝日新聞が「異常」であることはようやく世間に知られてきました。が、ここへ来て、その朝日が「異様」さも前面に押し出してきています。「美しくない日本」を目指す朝日の「異様」な頑張りは、日本国民にとり迷惑この上ありません。

今週発売の「週刊新潮」も最近の朝日の報道を疑問視し、「『安倍憎し』に燃える朝日の『異様すぎる選挙報道』」という特集記事を組みました。

記事には、全国紙政治部デスクの次のような談話が紹介されています。

不偏不党や客観報道を旨とする新聞メディアとは思えない異様なものです。同業者から見ても、とてもマトモとは思えません。

とうとう、同業者にもさじを投げられて(さじをなげる:物事に救済や改善の見込みがないと断念する=広辞苑)しまいました。挙げ句には、「マトモとは思えない」と精神の有りようへも疑問符が付けられる始末です。

そこまでして現安倍政権を葬り去りたいのはなぜか? それについては、前回の本コーナーでも書いたつもりですが(→ 本サイト内関連ページ)、再度お付き合いさせていただこうと思います。

それにしてもと思うのですが、朝日が「異様」までの執念で持ち出した“問題”が思ったほど成果を上げていないことに、参院選の投票日を1週間後に控えた今、朝日は焦燥感を持ち始めているのではないでしょうか。昨日の朝日の1面と「社説」を読んで私はそう感じました。

1面では、「総務省、放置50年」と見出しをつけた記事で、年金記録喪失問題を取り上げています。思えば、今回の参院選の切り札となるハズだった、この年金問題が朝日の思惑とは違う方向へ展開していったことが、朝日が「異様」に走るきっかけであったように思われます。

どういうことか?

当初の朝日の目論見もくろみは、「年金記録15000件(※「5000万件」の間違いでしたm(_ _)m そんな天文学的な数字になるわけがない、という先入観が邪魔をしたようです)ほどが本人確認できない状態!」というアドバルーンをバーン! と打ち上げ、国民の不安を最大限にあおり、その勢いで、「私たちの年金を返せ! 放置した自民党はけしからん! 天罰を!」と国民の怒りを与党自民党にぶつけさせることでした。

この計画は、問題発覚当初は、まずまず朝日の狙い通りの動きを見せました。テレビのワイドショーなどを中心に連日この報道が大放出され、パニック状態に陥った一部国民は取り扱い先である役所へ電話し、電話回線は大渋滞になりました。

この段階では、朝日は「しめしめ。ヒッヒッヒ、、、」と薄ら笑いを浮かべていたことでしょう。これが、朝日など一部マスメディアが仕掛けた「祭り」(→ 本サイト内関連ページ)の「第一幕」です。

しかし、舞台の上で「自民党けっしからんッ!!」と踊び跳ねていた馬の勢いが激し過ぎ、観客(=国民)が見守る中で、あろうことか、演じていた馬がスッテンコロリンとひっくり返ってしまったのですから、慌てたのは陰で“演出”していた朝日などの“裏方”です(→ 本サイト内関連ページ)。

「馬脚をあらわす」といういい方をご存じでしょう。この意味は、「(芝居で、馬の足の役者が姿を見せてしまう意から)つつみかくしていた事があらわれる。ばけの皮がはがれる。ぼろを出す=広辞苑」です。

「自民許すまじ!」と騒ぎ立てていた馬が、実は野党の民主党や安倍政権に異様なまでの敵意を持つ朝日などマスメディア、そしてそして、年金問題の元凶である社保庁(および、公務員改革に強硬に反対する公務員)だったということが、人づてに知れ渡っていってしまったのでした。

私自身は組織というものに属したことがないため、そうした方面にはこれまでうとかったりしたのですが
f(^_^)、自治労という労働組合があります。これは地方自治体職員などによって組織されています。そして、社保庁という組織はキャリア(=国家公務員)とノン・キャリアによる「三層構造」になっているのだそうです。この内最下層(?)に当たる地方自治体採用の職員は立場上は地方公務員と変わらず、加入する労働組合もこの自治労になるようです。

そしてこの自治労は反与党=野党の民主党の支持母体になります。戦後長らく続いた55年体制下では一貫して社会党を支援し、政権、政策にことごとく反旗を翻してきたのでしょう。ちなみに、当時の社会党は朝鮮労働党とは友党関係にあり、「北朝鮮による日本人拉致問題」では、社会党と朝日などマスメディアがスクラムを組んでこの問題の顕在化を徹頭徹尾阻止し、「拉致事件は夢物語」の立場を採り続けました。その立場を支援した組織のひとつが、社保庁の職員が加入していた自治労ということになります。

年金記録の杜撰ずさんな管理実態に驚き怒った国民の目が次に向かった先は、社保庁という役所組織の呆れ返るほかないデタラメさです。

ここに、6月26日付の産経新聞の記事があります。「歪みの構造 社保庁問題」という連載の特集記事で、その回の冒頭には、ほとんどの社保庁職員が加入する自治労に加盟する組織「全国社会保険職員労働組合」(旧自治労国費評議会|約11000人)九州地区の幹部が平成13(2001)年に記したという、職場の現状を伝えるメモが紹介されています。

われわれ(職員)はたばこを吸いながらの入力。疲れたらコーヒーを飲んで一服。パソコンひとつも1人で満足に扱えず、雑談したりいろいろ。昼休みも、電話がかかってきたり来訪者が来ても休憩している。

故・植木等さんの唄で大ヒットした『ドント節』(作詞:青島幸男|作曲:荻原哲晶おぎわらてっしょう)(「YouTube>桑田佳祐 Keisuke Kuwata 弾き語り生歌 ハナ肇とクレージーキャッツ - ドント節」)という歌があります。

サラリーマンは 気楽な稼業と来たもんだ 二日酔いでも 寝ぼけていても
タイムレコーダー ガチャンと押せば どうにか格好が つくものさ
チョッコロチョイと パーにはなりゃしねェ アッソレ
ドンと行こうぜ ドントね ドンがらがったドントドント行きましょう

サラリーマンは 気楽な稼業と来たもんだ 酒を呑んでも デイトをしても
三度に一度は オヤジのツケさ 遠慮するなよ グッとあけろ
ツケの効く店 また探そ アッソレ
ドンと行こうぜ ドントね ドンがらがったドントドント行きましょう

サラリーマンは 気楽な稼業と来たもんだ 社長や部長にゃ なれそうもないが
停年なんてのは 未だ先のこと 競輪競馬に パチンコ マージャン
負けりゃやけ酒 また借金 アッソレ
ドンと行こうぜ ドントね ドンがらがったドントドント行きましょう

これは、植木さんのシングル第2弾として発表されたそうですが、所詮しょせんこれは青島幸男さん(「YouTube>意地悪ばあさん」)が脳内ででっち上げたゲバゲバの世界(「YouTube>ゲバゲバズ ラスト・ライブ」)(?)。「こんなサラリーマンなんていやしねぇ。アッソレ! ドンと行きたいもんだね、ドントね♪」と思っていたら、ラ、ラ、ラ、、、おーっと! なんと! これが! これを地で行くサラリーマンが、この歌がヒットした頃から社保庁というお役所にいたとは! いやービックリして、でんぐり返って、思わず年金記録の記入ミスを大・大・大連発してしまいそうです。て、エ? 彼らはギャグ顔負けのミスを現実に連発していた? しかも、くわえタバコでエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ? お気楽な職場でありますこと、て冗談を澄ました顔でいわれても冗談では金輪際済ますわけにはいきません(→本サイト内関連ページ)。

完璧に責任を取ってもらいましょう。社保庁の職員全員に。という空気が濃くなってまいりました。事態の急変を察知した朝日をはじめとするマスメディア(+裏で糸を引く社保庁職員+安部内閣の改革に歴史的なアレルギー反応を示す公務員軍団)の慌てぶりといったらありません。

この問題が発覚した週は毎日、朝から夜まで大騒ぎしたいた「政府の年金責任問題キャンペーン」がピタリと止みました。以降は、責任が社保庁に及ばない形で、注意深く小出しにされています。

21日の1面で扱った朝日の例でいえば、責任は「50年間放置した」行政管理庁および現在の総務省・行政評価省が怠慢なんですと。この記事を隅から隅まで目を通しましたが、社保庁の「社」の字も出てきません。朝日は責任が社保庁に及ぶのを恐れに恐れているようです。選挙の前でもありますしね。

ならば余計に強調しておきましょう。国民の大切な年金の管理不備の責任の大部分は、くわえタバコでいい加減な仕事をしていた(ほとんど仕事らしい仕事はしていなかった?)社保庁の職員にあることは明白な事実です。

そして、その職員が支持してきた政党は社会党であり、現在の民主党および社民党です。ですから、それら公党が社保庁の改革を叫んでみても、その実効性は限りなく疑わしいといわざるを得ません。これが常識です。

同じ日の「社説」では、「この風向きをどう読むか」の見出しの下、極めて神経質な朝日の「読み」が披露されています。それを読むことで、世間では「民主党絶対有利」とされつつ、その内心ではどちらに動くのか確信が持てず、ナーヴァス(nervous:神経質。神経質なさま=広辞苑)になっている朝日の精神状態が手に取るように伝わってきます。

その日の「社説」は「あと8日間の考えどころである」と結ばれていますが、この文章からは、「わが民主党になにとぞ、なにとぞみなさんのお力をお貸しください! お願いします!」と悲壮感に歪んだ顔で絶叫する候補者の姿がダブります。ここでも「異様」な朝日は健在です。

「社説」は「政治とカネ」の問題にも触れていますが、これは民主党でも条件を同じにしなければ不偏不党にはかないません。

民主党代表の小沢一郎さんを例に取れば、小沢さんが代表を務める資金管理団体「睦山会」が、これまでに取得した政治資金をもとに、東京都内などに10億2000万円相当の不動産購入をしていたことが明らかになりました。これはどのように理解したらいいのでしょうか。

私の乏しい理解で考えると、政治資金というのはその議員を“応援”するようなものだと思います。そして活躍して欲しい場は当然政治の世界です。しかし、小沢さんもそうである衆議院議員は、参議院と違って解散されることもあり、また、選挙に通らない場合は一般国民になってしまいます。

であれば、議員という立場を失った時点で、受け取った政治資金は、献金者に返すのが筋にはならないでしょうか。それなのに、その現金を議員であるうちに不動産に替えてしまっては、資金の有効な活用にはならないばかりか、私腹を肥やす(しふくをこやす:公にことよせて私利をはかる=広辞苑)行為といわざるを得ないと思います。

小沢代表が不動産取得の契約書を見せて「ホラ、やましいところはないでしょ?」と記者会見をしましたが、それで納得して小沢代表への追及の手を緩めてしまうのであれば、朝日などマスメディアが追及したい「政治とカネ」の取り組み方は「そんなものなのか」と誤解を与えることになると思いますが、いかがでしょうか。

これも年金問題と構造は同じで、自分たちの味方には大甘で、敵方の失点になる部分をクローズアップして、大騒ぎで叩いているだけでしょ? ということになります。「異様」な意気込みで。

敵失狙いということであれば、記憶に新しい久間章生きゅうまふみお前防衛相の「しょうがない」発言騒動(本サイト内関連ページ→ )でも馬脚を露しています。

久間前大臣の発言を、私ははじめから一貫して「原爆投下はしょうがない」と発言したのではない、という風に理解していますし、久間前大臣自身もそのようにハッキリと述べています。

朝日などマスメディアは、弱者の味方のふりをするのが好きなためか、事件の裁判でも、絶対不利な被告の側に好んで立とうとします。ただ、あまりにも無理がある場合が少なくありません。たとえば、「光市母子殺害事件」の被告の場合はどうでしょうか? この事件で、被告は罪のない23歳(※殺害当時)の女性を殺した上で性行為におよび、生後11カ月の女の子を無惨に殺した、とされています(本サイト内関連ページ→ )。

これに対し、被告の弁護に当たる弁護団がどのようにこの被告を弁護するのかと思いきや、「甘えるつもりで被害者に抱きついただけ」「屍姦しかんは生き返らせたかったから」「11カ月の女の子の首には蝶々結びしてあげた」「ドラえもんが見つけて何とかしてくれると思って女の子の死体を押し入れに押し込めた」などなどと、これは不快、深い溜息をつく以外ないような迷弁護を展開しています。

普通の神経では、こうした弁護を真に受けることはできず、ネットの掲示板でも騒動になりました。すると、今月6日のNHKの「特報首都圏」(金曜/19:30〜19:55)では「ネットの祭り」を一方的に「悪」と決めつける番組を放送しました(→ 本サイト内関連ページ)。

百歩も千歩も譲って、被告の言い分を認めようということであれば、なぜ、久間前大臣がご自分で「投下は『しょうがない』といったのではない」といっているのに、それを素直に聞く耳を持てなかったのでしょうか。

またしてもここに、味方と敵を分けて報道する、マスメディアの基本的態度が現れてしまいます。

原爆投下を巡っては、発言を問題にした朝日などマスメディアの思惑とは別の方面に光が当たってしまう、という功罪の「功」を生みました。

戦後の日本が置かれた立場に対する議論が起こったことです。

戦後一貫して、左翼勢力は、日本の戦争責任を攻め続けました。その象徴として広島・長崎の原爆があり、左翼の思想を刷り込む日教組を中心とする教育現場は、日本がアジア諸国にひどいことをしたから日本は原爆を落とされた、と生徒に教え込もうとしました。彼ら教職員の脳内では、日本に原爆を落とされたことで、日本が迷惑をかけた国々の人々が助かった、と考えているようです(→ 本サイト内関連ページ)。

その証拠に、広島の被爆地にある平和公園の記念碑には、「安らかに眠ってください。あやまちは再び繰り返しませぬから」と刻まれているといいます(本サイト内関連ページ→ )。

久間前大臣は、原爆の投下それ自体を「しょうがない」と発言したわけではないのですが、久間前大臣を「異様」なまでに攻撃していた朝日を筆頭とする左翼勢力自体が「しょうがない」どころか、「謝れ! 謝れ! 謝りやがれ! コノヤロー!!」と戦後一貫して日本政府を罵倒し続けてきた歴史に改めてスポット・ライトが当たる結果となりました。

素朴な疑問ですが、謝らせる相手を間違えてはいませんか? 原爆は、朝日なども先のイラク戦争で盛んに問題視した、無差別大量破壊兵器そのものなのであり、それを人類史上唯一使用したアメリカに謝らせるのが筋というものではないのですか。

それなのに、朝日など左翼勢力は、中国や韓国の怒りを代弁する形で、戦後一貫して日本政府を攻撃してきました。そして、原爆投下については、「悪かったのはこの日本でございます。『あやまち』は2度と繰り返しませんから許してください」と被爆者に頭を下げるふりをして、中国や韓国に自国民の頭を下げさせ続け、今なお、下げさせ続けているのです(→ 本サイト内関連ページ)。

安倍首相は「戦後レジーム(=55年体制)からの脱却」を宣言しています。これが朝日を「異様」な行動に走らせている、とする指摘が「週刊新潮」にあります。

戦争中、朝日は翼賛(「ウィキペディア>大政翼賛会」)報道で国民を戦争に駆り立てたわけですが、戦後は舌の根も乾かぬ内に占領軍にオベンチャラを言って会社存続を認めてもらいました。いわば、戦後の朝日は占領軍の妾(めかけ:正妻のほかに養って愛する女。てかけ。側室=広辞苑)の子みたいなものなんです。だからこそ朝日は日本という国を何が何でも批判の対象にし、国や国家を否定しつづけてきた。朝日は“国益”という言葉が大嫌いで、一方、“市民”という言葉が大好きなんです。つまり、安倍さんと朝日はことごとく反対に位置するのです。

これは、朝日新聞のOBで、現在は評論家をされている稲垣武さんによる、朝日の“精神分析”(?)と申せましょうか。

なるほど、複雑な成り立ちをしているのがわかります。ちなみに、日教組もGHG(=連合国軍最高司令官総司令部)が始めさせたものだそうです(※米ソ冷戦が始まった時点でアメリカ側が考え方を180度換えたものの、日教組は態度を変えず、その時点で両者の意見は対立したままです)。その朝日と日教組ですから、アメリカが日本に押しつけた憲法を有り難がるのも自然の流れのように思えてしまいます。

一方、その朝日と日教組がアメリカの核や国内の米軍基地に極めて強い拒否反応を起こすのですから、これまた何処までいっても、奇っ怪な話ですね。

本日分の締めとして、「週刊新潮」に載っているこれまた朝日のOBでジャーナリストの本郷義則さんの分析を紹介することにします。

朝日は昔のコミンテルン(Komintern〔ロシア・ドイツ〕→「第三インターナショナル」の別称:共産主義インターナショナル。世界各国の共産党の国際組織。1919年レーニンらの指導下にモスクワで創立、国際共産主義運動の指導に当たったが、1943年、解散=広辞苑)の発想と同じ。言論の自由を最大限活用し、自分たちの思想を宣伝し、ずっと嘘を言い続けることで、白を黒にしてしまう。しかし、戦後、朝日が実行してきたものが、今まさに否定されているのです。

なるほど、この分析を読んでようやく朝日の「異様」な態度の深層心理が見えてきた、ような気がします。たとえば、光市の事件も、「被告はやっていない」といい続けて無罪に持ち込もうというわけですね。しかし、無惨に殺された女性とたった11カ月しか生きられなかった女の子は、「しょうがない」のひと言で済ますおつもりですか。いやはや、付き合い切れません。

参院選が終わって月が替われば、また、原爆が投下された日が巡ってきます。その日の「社説」でどんな講釈を垂れるのか、今から楽しみであり、不安でもあります。熱い夏になりそうですね。ご自愛ください。オムツ、、、? 失敬。オツムの方も( ;^ω^)