■ 2005/08/10 日経平均【12000円】を軽々突破!

日本の株式市場の指標となる日経平均株価ですが、昨日今日と非常に強い動きとなっています。

相場の世界でよく使われる用語に「織り込む」というのがありますが、今度ばかりは「まだ織り込んでたまるか!」とばかりに”爆騰”しています。

本日は【11,996円29銭】で寄り付いたあと、間髪を置かずに最大のふしと見られていた【12,000円】を実にあっさりと抜け、あとは大した押し目をつけることもなく、上値を追う展開となりました(→ 日経平均株価チャート)。

それにしても、先週末の時点で今週のこの強さを予想した人は一体どれほどいたでしょうか。相場の世界は一寸先のことはわからないとはいえ、これほどいい意味で人々の予想を裏切る展開になることを予想した人は皆無に近かったと思います。その下落リスクと、そして、昨日今日の暴騰サプライズを生んでいるのが小泉首相その人であることは今更いうまでもないでしょう。

それにしても、小泉首相が政治生命をかけた「郵政民営化問題」(「Yahoo!ニュース>郵政事業民営化」)(本サイト内関連ページ→ )は意外な展開を見せました。それを端的に示しているのが、新聞各紙の取り上げ方です。

これまでは、何であれ、各マスメディアが同一の受け止め方をすることはまずありませんでした。中でも、反自民・反内閣・反日本の朝日新聞が現自民党内閣の政策を手放しで評価することなどあったでしょうか? それが今回、手放しに近い形で認めているのです。そのことを端的に示すのが本日付の「社説」です。

そこで、今後これだけ真っ当な内容の「社説」は望めない気がしないでもありませんので、“記念”のために(?)以下に全文を転載させていただこうと思います。

郵政改革 民営化の灯を消すな

郵政民営化法案が参議院で否決され、総選挙に突入する。自民党内の造反や、民主党など野党の反対で廃案となったことは、残念というほかない。

郵政民営化は、郵政公社という26万人が働く国営事業体の経営問題にとどまらない。財政や金融を健全な形にする。特殊法人王国に切り込む。社会に根付く官尊民卑から決別する。そうした大がかりな改革の突破口でもあった。

郵貯や簡保に流れ込んだ巨額の資金が国債を買い支えることで、国の財政を緩ませていた。特殊法人の廃止や民営化を進めるならば、資金の入り口を国営の形で残しておく理由もなくなる。公務員を減らすのは行財政改革に欠かせない。

重い意味があるからこそ、私たちは法案の成立を求めてきた。廃案、総選挙で道筋は不透明になったが、郵政改革の必要性はまったく変わらない。選挙結果がどうあれ、民営化の灯を消すことは許されないと考える。

廃案を受けた朝日新聞の世論調査でも、「民営化をめざすべきだ」との答えが「やめるべきだ」を大きく上回った。

法案の否決で最もショックを受けたのは、公社の経営陣だった。業務にさまざまな制約のある現状では苦しくなるのが分かっているからだ。

低金利で集めたお金を国債などに投資する単純な運用で収益を上げてきたが、やがて通用しなくなる。インターネットの普及や民間との競争のなかで、郵便事業も「じり貧」だ。

反対派の最大の攻撃材料は「身近な郵便局がなくなる」点だった。だが、これは経営の実態に目をつぶった議論だ。

独立採算の郵政事業は、今のところ税金を使っていないが、公社ではやがて破綻はたんしかねない。日本の財政は先進国で最悪の状況にある。そのときになって、税金を投ずることに世論の理解が得られるだろうか。公社のままでは、民営事業よりも早く行き詰まり、過疎地も含めてサービスが低下しかねないのだ。

全国特定郵便局長会の反対運動に、公社の幹部が「自分たちの首を絞めている」と嘆いていたのは、このことを雄弁に物語っている

だからといって、苦境を打開したい公社が、政治力を駆使して業務を野放図に広げることは、別の深刻な問題が生じる。官業は民業の補完に徹するのが鉄則だ。税制などで優遇されている国営事業が、民業の圧迫をするような「いいとこどり」は許されない。

総選挙を前にして、何とも気になるのが民主党の姿勢だ。「当面、国営のまま郵貯・簡保を縮小する」と主張しているが、先のみえない公社形態を評価し、経営が悪化したときに雇用をどうするかも示していない。

将来の民営化までは否定していないが、政権を取りたいのなら、より説得力のある構想を示すべきだ。こと郵政問題に関しては、「小泉自民党」より見劣りしている。


いかがでしょう? 当たり前のことを書いているといえばそれまでですが、その“当たり前”のことを書かないのがこれまでの朝日のはずでした。それを、上記のような至極しごく当たり前のことを書くに至っています。この間の日曜日に放送された「サンデープロジェクト」(テレビ朝日)の中での田原総一朗さんの言葉を借りれば、「朝日新聞から産経新聞まで郵政民営化には賛成」という「歓迎すべき異常な状態」状況下にあります。これぞ「優勢民営化」ですね。

そうした中にあり、唯一ともいっていいほど、マスメディアの中で郵政民営化に対する“抵抗勢力”となっているのがNHKであるといっても間違いではないと思います。何ゆえにそれほどに小泉首相の改革姿勢に反対するのかわかりませんが、ニュースをよく観ていれば、民主党が不利にならないよう、「郵政民営化問題が総選挙の争点ではない」式の報道姿勢を採っているように私には聞こえます。

この“問題”についてはいずれまた書く機会があると思いますので、それでは、それに付随する話題に移ることにします。

冒頭にも書きましたように、本日の日経平均株価は待望久しい【12,000円】の大台に載ってきたということで、値下がりしている銘柄を探すのが困難な状況でした。そんな中、私は私で、いつものようにマイペース(=薄利(^O^;)でデイトレ(=デイトレード)をしました。ということで、本日分の「注文約定一覧」はこちらになります。

いつものように、この内約定やくじょうした分を以下にリストアップすることにします〔※銘柄名:買値×【株数】→売値(損益)〕。

  • 不二サッシ:331円×【1000株】→342円(+11000円)
  • 不二サッシ376:円×【200株】→367円(−1800円
  • フリージア・マクロス:174円×【1000株】→173円(−1000円
  • アドバックス:275円×【1000株】→294円(+19000円)
  • 東京特殊電線:263円×【1000株】→259円(−4000円
  • 児玉化学工業:215円×【1000株】→215円(±0円)

結果的には【2勝3敗1引き分け】で、日経平均ががった割には、私が得た利益は【23,200円】と、おこぼれ程度でした(^O^;

それはそれとして、今日の私の取り引きの中でハイライト銘柄となったのは、不二サッシアドバックスの2銘柄で、いずれも勝ちを収めてはいます。が、これが完勝とはほど遠い内容で、その辺りについて書いておくことにします。

まずは「不二サッシ」「Yahoo!ファイナンス>不二サッシ」)ですが、これがどうした理由からか私は知りませんが、同銘柄はこのところ滅茶苦茶強い動きをしています。今日も今日で、実に力強い値動きでした。 この躍動感溢れる動きをご覧ください。

どうですか? 惚れ惚れするような暴騰ぶりではありませんか。この銘柄を私は【331円】とほぼ本日の安値圏で手に入れておきながら、【342円】で早々と手放してしまいました。「全く何をやっているのだ!」と自分で自分にかつを入れたい気分です。

実は私は、昨日もこの銘柄を手がけたのですが、昨日も大きく値が動いたというのに、買い値で売るヘマをやらかして、利益を上げ損なっています。ということで、2日続けての不発です。今日の場合でも、買ってすぐに冗談で(?)【400円】に売り注文を入れたのです。しかし、本当にその価格まで上昇したことをあとで知った時には唖然としました。

もしもその価格で売れたら、【69,000円】の利益になっていたはずです。ま、死んだ子供の歳を数えるようなことをしてもむなしいだけですが、そうはわかっていても採らぬ狸の皮算用を弾いてみたくなるのが人情というものです。

さて、本日しくじったもう一つの銘柄はといいますと、「アドバックス」(「Yahoo!ファイナンス>アドバックス」)です。この銘柄には、後場(12:30〜15:00)が始まってすぐぐらいに飛び乗りました。そして、すぐに飛び降りました。市場に資金を投資していた時間は正味数分間であったと思います。しかし結果的には、こちらも不二サッシと同様に、見切るのがあまりにも早すぎました。

こちらが同銘柄の本日の値動きです。あとで確認すると、私はちょうど午後1時辺りの一旦入った押し目付近で慌てて手放してしまったことになります。そのあと、もう一段の騰げがあったというのにです。もったいない話です。

しかし、ま、こちらはその後に買い値以下にまで下がっていますので、不二サッシよりは上手く立ち回れた方かな? と自分を納得させることにします。

いずれにしましても、買付けた銘柄がその後値を吹いているわけで、銘柄を選択する眼にそれほど狂いはないのでは、と考えています。あとは、いかに売り場を高いところまで吊り上げるかです。

ただ、デイトレの場合、頭(最高値)からシッポ(最安値)まで全て取る必要はないといわれています。なぜなら、欲張ったあまり、急落に見舞われて資金を市場に拘束されるのが最悪のことといわれているからです。ということで、早め早めの利益確定はむしろ好ましいことなのかもしれません。

それにしても、私は取れていないけれどf(^_^;)

ともあれ、“小泉サプライズ”で非常に強い日本市場ですが、この強さがいつまで続くのか。それは株の神様のみが知る、といったところでしょうか。