| ■ 2004/04/15 3邦人人質事件被害者家族の被害? |
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イラクの3邦人人質事件(→ 1・2)が 現在のところ、こちらの方の詳しい状況は確認できていませんので、個人的には何ともいえません。追ってまた書くことになるかもしれません。 そんなわけで、先に起こった3邦人人質事件について書こうと思うわけですが、今日の朝日新聞の「社説」では、“事件”そのものではなく、それに対する反応について書いています。以下が今日の「社説」です。
これを読んで私が真っ先にイメージしたのは、例の「国旗・国歌強制問題」について書いた朝日の一連の「社説」です(→ 本サイト内関連ページ)。その中で朝日は、これまでのようにあからさまな国旗・国歌の反対はできない世論の空気を感じ取ったのか、「国旗・国歌に反対するのではなく、強制行為に反対する」とするまさに詭弁(きべん:判断や推理に関する論理的反省に基づいて生ずる、外見上はもっともらしい推論で、形式上や内容上の虚偽を含み、多くの場合相手をあざむいたり、こまらせることになる=広辞苑)の“戦術”へと方針転換をしています。 つまりは、「たとえ公務員教師であっても、彼らの思想信条を犯してはならないのであり、都教委は強制によって国旗・国歌に従わせることはできない、云々」というものです。この是非については今ここで書くつもりはありませんが、それでいけばですよ、今回の一般国民の素直な反応に対しても、“強制”によって押さえつけることは正しくはないのではないでしょうか。 もちろん、単なる中傷(ちゅうしょう:無実のことをいって他人の名誉を傷つけること=広辞苑)の類であれば論外ですが、世間一般の常識で判断して「無実ではない」と考えられることを相手に伝える行為は、それほど非難されることでもないように思えます。それとも朝日は、「伝えるべき時期が適切でない」という主張をされているのでしょうか。 ともかくも、こうした国民のフラストレーションは日に日に高まっていますが、その一因は、日本のマスメディア(全部が全部というわけではありません)のあまりの「だらしなさ」にあると思います。要するに、3家族に対して完全に腰が引けており、国民が聞いて欲しいと願っていることを聞こうという姿勢が全く見られません。 その点、日本に滞在している海外報道メディアの記者たちはっきりとしています。その辺りの事情については今日の産経新聞の記事が伝えていますが、昨日、日本外国特派員協会で家族の記者会見が開かれたそうです。これは、家族側からの、海外に向けて自分たちが置かれた苦しい立場を伝えて欲しい、という申し出によって開かれたようです。 その席で、特派員の外国人記者は、次のような厳しい質問を彼らに投げつけたようです(→ 本サイト内関連ページ)。
これらに対する答えは一般国民も知りたいところです。しかし、彼らにとっては聞かれたくない質問だったようで、記事には、答えにつまり、口元を押さえて涙ぐむ今井紀明さん(18歳)(「NO!小型核兵器(DU)サッポロ・プロジェクト」)の母親の直子さん(51歳)と彼女を気遣う家族の写真が掲載されています。 彼らは支持政党を尋ねられた質問についても、「私たちの発言が安否にかかわるような質問は避けて欲しい」とかわし、正直に答えてはいないようです。補足しておきますと、今井さんの父親の隆志さん(54歳)は小学校の教師をされているそうですが、両親そろって日本共産党の党員、あるいは、共産党支持者のようです(※なおこの点についてですが、その後「週刊新潮」4月22日号で得た情報によりますと、母親の直子さんが「北海道勤労者医療協会」という共産党系の病院に勤務する看護師をされ、共産党に党籍を持っておられるそうです)。 途中でも出てきました、例の国旗・国歌の問題でいえば、「ゴリゴリの国旗・国歌不支持一家」ということになりそうです。そうした環境で育った息子さんがどのような思想を持つに至るかは、想像に それはともかくも、これら外国人特派員のような質問をすることができず、ひたすらおべっか(へつらうこと。また、そのことば=広辞苑)ばかりを使っていることが、結果的には国民の間のフラストレーションを高める結果にもつながっているわけで、国内のマスメディアもこの辺りでもう少し成熟する必要があるのではないでしょうか。 自分たちがそれ相当の責任を果たしもせず、国民を説教していてどうするのですか。 【本日の豆視聴報告】:私は「アンチ・スパモニ・ファン」で、テレビ朝日の「スーパー・モーニング」を毎日PC録画し、「今日はどんなとんでもない発言が飛び出すのかな、、、」と楽しみに観ているのですが(※個人的に、女性アシスタントの赤江珠緒・朝日放送アナウンサーさんは素直にファン(^-^; 「ほぉ、ほぉ、、、」といった感じに口元を尖らせて話を聞く様子がかわいい)、昨日は渡辺宜嗣(わたなべ・のりつぐ)アナが、一瞬涙ぐむ場面に出くわしました。これも今日の朝日の「社説」と同種の説で、「いつから日本人は、こんなに思いやりがなくなってしまったんだろうか、、、」といったあと、感極まったように、一瞬言葉が詰まらせていました。あの場面は、被害者家族支援の立場の人にとっては、「感動した!」という場面であったのかもしれませんね。ついでまでに、渡辺さんの実の弟さんは確か知的障害者だったはずで、様々な思いが交錯した上でのことでしたら、理解できなくもありません。 また、「子や姉弟が銃や刃物を突きつけられているときに、何をしてでも助け出したいと思い、そう訴えるのは、家族としてはごく自然なことではないか。そういう家族の心情を理解できないとすれば、悲しいことだ」という箇所もひっかかります。 まだ不確実ながら、人質になっている彼らは、民家のようなところで“生活”しており、食事もしっかり与えられている、という情報もないことはありません(「exciteニュース>イラク日本人人質「殺さぬ」と犯人約束 自称仲介役」 ※もっとも、この仲介役と称する人物も、どこまで信用できるかどうかはわかったものではありませんが)。これで“解放”されたときに、もしも、彼らの“解放”を待ち望んでいた家族がげっそりとやせ細っているのに比べ、彼らが遥かに血色がよく、身体も幾分肥えて出てきたらシャレになりませんね。 さらに、「子や姉弟が銃や刃物を突きつけられているときに」に関連して書きますと、昨日の朝日新聞には「人質の首に刃物」「映像の扱い、各社割れる」と見出しのつけられた記事が載っています。そして、通常こうしたケースであればほぼ百パーセント、被害に遭っている被害者の親族はそうした映像や写真は公表しないで欲しいと訴えると思いますが、今回はその点でも意外な対応を求める声が家族側からは提示されています。 記事には写真が添えられており、そこには、被害者少年の父親の今井隆志さんが、手にした新聞を高く掲げ、何かを強く訴えている様子が映っています。 そして驚くことに、彼ら家族は、「なぜ日本のマスメディアは“真実”を報道しないのか!」と訴えているのです。つまりは、ショッキングな映像をありのままに伝えて欲しいというのです。 このショッキングな映像ということでいいますと、私は昨年、本コーナーで、犯行グループによって殺害された日本人外交官(→ 本サイト内関連ページ)お二人の遺体を映す動画へのリンクを張り、メールでお叱りを受けたことを思い出します(→ 本サイト内関連ページ)。そうしたこともあり、今回は問題の動画へリンクを張ることは控えますが、そうしないのにはもう一つ別の理由があります。 それは、映像の公表を強く求める彼ら家族の真の狙いを恐れるからです。端的にいえば、その映像の力を借りて、世論を感情によって揺さぶり、自分たちが望む「自衛隊撤退」へ持って行こうとしているのではないか、という危惧(きぐ:あやぶみおそれること。不安心。気がかり=広辞苑)を持つからです。 そういう目で見るせいか、記事に掲載された写真に写っている今井隆志さんは、一被害者家族の父親というよりも、否定的な意味での体制に対して必死に抵抗をする一活動家、あるいは、権力に立ち向かう人権派弁護士か何かのように、私には映ってしまいます。 それにしても、”事件”が明らかになってから1週間ほどが経ちますが、11日に奇妙な“声明文”(→ 本サイト内関連ページ)が出て以降は“犯行グループ”から何の連絡も入らないというのは不自然です。 しかし、事は“人質事件”なのですから、うやむやのまま終わることはあり得ません。必ずや何らかの形で“真相”が明らかになります。 そして万が一、“犯人側”からいえば”解放できず”に、そして、“人質”の側からいえば“解放されにくい”状況にある場合、果たして、日本のマスメディアは“真相”をどのように報じるつもりなのでしょうか。で、もしも日本のマスメディアが上手く伝えられない場合には、また、日本外国特派員協会の力をお借りしますか? 【本日の豆お楽しみ】:今日はこのあと、今日発売になった問題の(?)「週刊新潮」に目を通そうと思っています。もちろん、お目当ては「『人質報道』に隠された『本当の話』」という緊急特集コーナーです(^_^;
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