| ■ 2004/12/31 書き納めはNHKへの苦言 |
|
今日は大晦日。 毎年、年末になりますと、「この一年をふり返って」などといういわれ方がされるわけですが、これがマスメディアで使われる場合を考えますと、「上っ面だけのふり返り」あるいは「ふり返ったフリ」でしかないように思います。 昨日もこれにやられました。 昨日の場合は、奈良で発生してその解決が急がれていた「奈良小1女児殺害事件」の「容疑者が逮捕される」というニュースが飛び込んできました。 そこで、テレビ・ニュースでその詳細を確認したいと思ってスイッチを入れたものの、どの局も申し合わせたように、どうでもいいような特番を放送しています。 それで、最後の頼りとばかりにNHKにチャンネルを合わせたところ、夕方のその時間帯、いわゆる“韓流ブーム”とやらのどうでもいい社会現象(本当に社会現象?)を生み出す原点となった韓国ドラマ「冬のソナタ」のロケ地などを紹介する特番を延々と放送しています。 何なんでしょうね、この感覚は。 幼い子供を持つ親たちを恐怖のどん底に突き落とした事件の容疑者逮捕のニュースよりも、ブーム(似非〔えせ:似てはいるが、実は本物ではないこと。まやかし。にせもの=広辞苑〕ブーム?)となった「冬ソナ」の舞台裏を紹介する方が重要、とNHKの報道局や編成局は判断したのでしょうか。 そのくせ、午後7時からの定時ニュースは放送時間を30分延長し、以後の番組編成が変更となっています。 ならば、どうして「冬ソナ」の名場面やロケ地などを紹介した「あなたのアンコール’04」(16:00〜18:00)の放送中断や休止の措置が採れなかったのでしょう。不思議でなりません。 こんなことをしているから、不祥事続きのNHKを代表して海老沢勝二会長ご自身が生番組「NHKに言いたい」(19日放送)に出演し、「職員一同一丸となって今後とも番組作りに取り組む決意である」旨を述べられても、額面通り(がくめんどおり:推測や想像を加えない、見たり聞いたりしたまま=広辞苑)には受け取れないのです。 NHK職員一同が一丸となり、小1女児殺害事件被害者逮捕のニュースよりも「冬ソナ」特番優先では、事件のあらましを一刻も早く知りたい視聴者はどうすればいいのでしょうか。少なくともそのニーズに、NHKは全く応えていないことになります。 国民からの“準税金”ともいえる受信料は、ごく一部の熱狂的な「冬ソナ」ファンのために消費(浪費?)されました。こんなことが続くなら、「自分は受信料を払いたくない」という人が今後も続出したとしても仕方がないと思います。 ついでに番組関連で書いておきますと、今夜放送される恒例の「紅白歌合戦」(本サイト内関連ページ→ 1・2・3)ですが、私にとっては全く関心のない番組です。なのに、これにも多額の制作費用がかかるといわれます。 そして、これも国民からかき集めた受信料で 「紅白」はその視聴率を50%ほども稼ぐと自慢しますが、はて、小泉首相の支持率が50%になったなら「支持率低下」とマスメディアは報じるのではありませんか? いうならば、「紅白」はもはや国民の二人に一人からは“支持”されていないのです。 なのに、そんな“支持”しない国民にも受信料を支払わせ、そのお金を観もしない「紅白」にせっせとつぎ込まれてしまうのです。 これでもまだ、海老沢会長は「私を信じろ」と正面切っていえるのでしょうか? 加えて、最近のNHKは、番組が始まる前の時間を使い、自局の番組コマーシャルを盛んに流し込みます。これにも辟易(へきえき:閉口すること=広辞苑)です。 私などのように、「冬ソナ」が嫌い「紅白」も嫌いという人間は、嫌いな番組の本放送の時間、NHKを観なければそれで済むわけです。が、午後7時のNHK定時ニュースを観ようと7時少し前にスイッチを入れると、画面には唐突に「冬ソナ」や「紅白」のコマーシャルが始まり、慌ててチャンネルを替えさせられることもしばしばです。 それにしても、今年の「紅白」の紅組の司会をされるという小野文恵というアナウンサーの“バカっぷり”ときたらどうでしょう。私は、あんなアナウンサーの給料のためともなる受信料は、1円たりとも払いたくはありません(きっぱり!)。 まじめな話、私はNHKの局アナに芸能人風のキャラクターを求めたくはありません。彼ら彼女らは、与えられた原稿を視聴者に聴きやすいように読んでくれればそれでいいのです。 なのに、与えられた役目を勘違いした一部の局アナが、たとえば小野アナのように、不必要なほど明るいキャラを前面に押し出して人気を得ようと試みます。そうして、ゆくゆくはその人気を武器にNHKを辞めてフリーのアナウンサーにでもなろうというのでしょうか。もし仮に、フリーアナへの転身が成功したとしても、転身成功までの期間の給料は国民の“血税”ともいえる受信料から支払われているわけで、軽々しく認められる行為ではありません。 さらにニュースを担当されているアナウンサーについていえば、祝日になると当たり前のように休暇を取る感覚も納得できないものがあります。それでは、公務員の感覚と一緒ではありませんか。 ひとたびニュース・キャスターに任ぜられたからには、休日、年末年始といえども、その日が担当曜日であれば、当たり前のようにブラウン管に登場してきてこそ真のニュース・キャスターであり、視聴者からの信頼も厚くなるでしょう。 以上、いろいろと書いてきましたが、NHKが本当に視聴者からの信頼を得たいのであれば、上に一例として書いたような「甘え」を一切排除する覚悟が必要です。 いずれにしましても、視聴者のNHKを見る眼は決して甘くはありません。そして、ネットが発達した今、その傾向は強まり、NHKが自らの甘さを自覚して改革をすぐさま実行に移さないと、存在自体が揺るぎかねない状況にまでなっていると思います。 NHKにとっては厳しい新年が待っていそうです。それなのにまだ「紅白」なんぞで浮かれていらっしゃるおつもりですか?
|