| ■ 2003/08/26 万景峰号入港再開|談志「教えてほしいこと」 |
|
昨日、25日に新潟港に入港し停泊中の北朝鮮の船舶「万景峰(マンギョンボン)92」を巡る報道が飛び で、その船舶を日本国内のマスメディアはどのように位置づけているかといえば、「貨客船」です。つまり、貨物と乗客とを運ぶ船というわけです。それはそれで間違いありませんが、問題なのはどのような貨物と人々を運び続けてきたのかということです。 しかし、それにしても不思議だと思うのは、昨年突然のようにして、北朝鮮当局による日本人拉致事件が表面化する(=表だって問題にすることができるようになる)までの長い年月、今回問題となっている北朝鮮からの“貨客船”は数限りなく(年間20回程度)日本と北朝鮮との間を行き来してきたはずですが、一度として表立った問題にはされませんでした。 その理由は簡単で、その船舶に対する疑惑がたとえあっても、それを表だって口にすることができない状況が日本国内では形成されていたということです。いわゆる「朝鮮タブー」で、仮にテレビなどでそうした発言をしたなら、すぐさまその筋から圧力がかかるはずで、それを恐れて誰もが口をつぐんでいたのです。 それにしても、この問題についての昨日の朝日新聞の「社説」ですが、極めて歯切れの悪い内容で、本来であれば風を切って日本政府の同船舶に対する「不当な扱い」を非難したいところであるにも拘わらず、それができないことへのいらだちのようなものが全面ににじむ文章になっています。さぞや担当者はストレスが溜まったことでしょう。 その中でお笑いぐさなのは、次のくだりです。 「これまでの入港に際して、警察や税関など乗客や積み荷を十分調べたかどうかについても、大きな疑問がある」 よくもまぁ、こんなことを恥ずかしげもなく書けたものですね。朝日新聞が北朝鮮寄りなのは誰もが承知しているところで、「朝日新聞」は「朝鮮日報新聞」の略かとの冷やかしさえ生まれるほどです。 そんな朝日が、上のような指摘をするんですからおかしくてたまりません。今になって警察・税関批判ですか? 彼らこそは、そうした日本側の体制の批判に終始し、むしろ船舶の十分な検査を阻止することに熱心に力を注いでこられたのではありませんか? そんな自らの言説を実に都合良くさらりと忘れ、拉致被害者の蓮池薫さんの父親の秀量さんの「今まで(の検査では)非常にずさんな面があったことは、私たちも聞いている。規則に従って厳しく調べるところはちゃんと調べた上で、入港を許可してほしい」という談話まで引用して、検査の不備を指摘しているのですから、開いた口が塞がらないとはこのことです。 今日の産経新聞一面には、万景峰号が他ならぬ「工作船」であることを裏付ける記事が掲載されています。 日本の公安当局関係者によると、万景峰の船上ではこれまで、日本国内で“活動”を行う北朝鮮の工作員に対しての指令の伝達をもっぱら同船内で行っていたことをつかんでいるようです。これが事実であれば、同船は貨客船であると同時に対日工作活動の拠点として使われたことになり、紛れもない工作船であることになります。 その一例としては、昨年11月25日、26日に同船が新潟港に入港した際には、北朝鮮の朝鮮労働党・統一戦線部の対日部門で朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)を監督する「総連課」の姜進哲・幹部が乗船していたことが確認されており、当時、拉致問題で北朝鮮側が謝罪したことで動揺が広がりつつあった朝鮮総連へ運営方針を指示した形跡があるそうです。 なお、同幹部はその前月にも「ピョンヤン学生少年芸術団」日本公演の引率責任者の肩書きで来日申請を出したものの、公安当局は「日本に対する有害な活動を目的としている可能性が高い」と判断し、日本への入国を許可しなかったいきさつがあるそうです。 今回、およそ7カ月ぶりに新潟港への入港を許可された万景峰は、当然日本当局から厳しい検査を受けることは承知していたため、怪しい人物や物資を積んでいないのは当たり前な話で、日本の関係当局が今更いくら検査をしたところで何も見つかりはしないでしょう。 現に、すぐ上でも書いた「船内指導」も危険を察知して、中国の北京で接触をする方式に切り替えてしまっているそうです。 公安当局の捜査によれば、今月の下旬に北京へ渡った朝鮮総連の最高幹部は、北京で朝鮮労働党の幹部と接触し、「日本に再入国後、(日本の)国会議員と接触するよう指示を受けた」との情報をつかんでいるそうです。 そうした直接的な指令の伝達に使われた他、物資の運搬にも同船は大きな力を果たしてきました。その辺りについては、他ならぬ朝日の「社説」の中でも明らかにされており、北朝鮮製の「ミサイルの飛距離を延ばしたり軌道を安定させたりすることに使える工作機械」が同船を使って北朝鮮に運ばれていた事実もわかっているそうです。 何とも珍妙な話で、日本の国防上の安全を根底から脅かす北朝鮮のミサイル技術を支える部品が同船を使って日本から送られていたわけで、これ以上間の抜けた話は聞いたことがありません。 そして、間が抜けていただけではなく、そうした北朝鮮側の“意向”を陰に回って盛んに支援してきたのがいわゆる進歩的とされる日本国内の勢力で、彼らのねじれた思考(=思想)には芯から寒気を覚えずにはいられません。 そんな危険な側面を否定できない“貨客船”の入港再開を誰よりも待ち望んでいるのは、当然といいますか、進歩的文化人の彼らです。 彼らの意見を代表する朝日新聞は、その「社説」で万景峰が在日朝鮮人にとってかけがえのない貴重な交通手段であることを彼らの代弁をするが如きに力説し、「衣類や食料品を親類に持っていくことができない」との声を引用して彼らをまるで“被害者”に仕立てる“人道作戦”にまで出ています。 そして返す刀で、「朝鮮総連や関連の金融機関に銃弾を撃ち込んだり不審物を仕掛けたりする事件が相次いでいる。拉致に対する怒りや万景峰号への不安に便乗しようとするもので、卑劣きわまりない」と声を荒げています。 【本日の豆指摘】:もしも銃弾を撃ち込まれたり、不審物が仕掛けられたのがアメリカ軍やアメリカ政府関係機関であったなら、朝日は間違いなく「そうした被害に遭う側にも問題がある」式の論理を展開するに違いありません。全くもって、手前勝手な論法です。 これはいつもの朝日のやり方で、今回の根本的な問題は十分な検査をしてこなかった日本の当局にこそあり、在日朝鮮人の方々は被害者だ、というわけです。 (-_-;)おいおい、、、ですね。 検査を十分に行えないように圧力をかけ続けてきたのは一体誰ですか? ご自分の胸に手を当ててよく考えてください。確かに、船舶の往来がストップしてごく一般の市民が被害を受けるのはお気の毒だと思いますが、物質的な面であれば、国の力によって別のルートで解決できないこともありません。 そうした一般市民向けの物資だけを運んでいるのなら誰も文句をいいはしないのです。それにかこつけて、日本の安全を脅かしかねない物や人が行き来するから問題だといっているのです。 ともかくも、朝日の今回の「社説」も見出しが「厳正で冷静な対応を」(朝日の本意は、「冷静な対応を=大騒ぎしなさんな!」でしょうけれど)ということだそうですから、冷静さは保ちつつ、徹底的に厳正な検査を継続的に行う必要があります。 それにしても気になるのが、工作員による日本の国会議員への“働きかけ”で、そのことによって北朝鮮有利に動くことが実際にあるのだとしたら、とんでもない話で、これこそ朝日の「社説」は真っ先に指摘すべき最大にして最悪な憂慮すべき事態ではないでしょうか。 もっとも、朝日が率先して日本世論の破壊工作を行っているのなら、話は別ですけれど_。 8月も最終週となりました。それにしても今年の夏ですが、こと関東南部に限っていえば、行楽地泣かせの夏だったといってもいいのではないでしょうか。月の下旬になってようやく夏空が戻り気温が上昇しましたが、それ以前は「これでも夏か?」と思えるほどの低温状態が続き、加えて、最大のかき入れ時であるはずのお盆休暇が連日の大雨という最悪の状態に終わってしまいました。ですので、各地の行楽地は軒並み客足を大幅に減らしてしまったようです。しかしそれもこれも自然が相手。こればかりはどうしようもないですね。そんなこんなの泣き笑いが見られた8月最後の火曜日は、私のサイトからもリンクを張らせてもらっています「立川談志の世相講談」が更新されています(火曜日に定期更新)。 今週のお題は_「教えてほしいこと」です。 「毎年『終戦記念日』の前後になると、マスコミは戦争責任云々といったような自虐的で七面倒くさい問題を必ず持ち出します。で、これは前々から気になってしょうがないことなんですが、韓国、北朝鮮という国がありますね。あれらの国は、太平洋戦争中、好むと好まざるとに拘わらず、一応は日本と一緒になって戦うという立場を採ったわけですよね。であるのに、戦争が終わったらまるで自分たちは戦勝国の立場にいるような発言ばかりを繰り返しています。何なんですかね、あれは。で、その素直な疑問をアタシが誰かにぶつけたとしましょうか。でも、それに対して、しっかりとした人間からその疑問に対しての答えは返ってきません。もちろん、アタシ個人の意見ですから、そこに確たる自信はありません。間違っているかもしれない。なら、どこがどう間違っているのかを指摘してくれるならまだしも、はじめから相手にしてくれない。つまりは、そういう疑問を抱くこと自体が既に日本ではタブー化されてしまっているということです。そのタブー化にやっきになっているのが大新聞をはじめとする日本国内の一部マスコミです。本来であれば、新聞なんてもんは、どこそこでこんなことが起こりました、と事実だけを伝えていればいいはずです。それなのに、日本人自身のレベルが低いとでも考えているのか、そこにご大層な“解説”がついて伝えられます。その“解説”は往々にして新聞社側の勝手な押しつけでしかないわけですが、それが知らぬ間に社会の大多数の意見にすり替えられてしまいます。何がいいたいのかっていえば、そういう風にして一つの意見に集約されるのはホントに怖いってことです。ともかく、どうして韓国や北朝鮮が戦勝国面しているんですか? 誰か教えてちょーだい!」 |