■ 2003/07/29 AVファイルのデジタル化|談志「週刊誌と新聞」

先日の本コーナーでPCを用いたFM放送のエアチェックについて書きましたが(→ 本サイト内関連ページ)、そこで書いたように、昨日の月曜日から、これまでのアナログ・オーディオ・テープを使ったエアチェックから、PCによるデジタル・エアチェックへと完全に移行しました。

【本日の豆間違い】:その際、昨日(28日)の月曜日には「ゆったり音時間」の放送があると書きましたが、実際には放送がありませんでした。先週の月曜日が「海の日」の祝日で、律儀にそれも計算に入れて来週にずれ込んだのでしょうか?

エアチェックの対象は、私が長年聴き続けているNHK−FMのリクエスト番組「サンセット・パーク」(それ以前は長らく「夕べの広場」の番組名で親しまれました)です。

で、実際に録音を済ませ、PCのスピーカーで聴いてみると、聴き慣れた番組でありながら、新鮮な感じを強く持ちました。なぜでしょうか。

エアチェックに使ったソフトは、ついこの間本サイト内の「オンラインソフト・リンク」に加えたばかりの「RadioRecordingTimer」です(→ 本サイト内関連ページ)。これは録音の開始と停止の時刻を設定できるエアチェックに特化した(?)録音ソフトで、これを使うことで何の問題もなくデジタル録音をすることができました。

録音時間は番組前後30秒ほどを加えた51分ほどで(※番組自体の放送時間は50分間)、録音されたWAVEファイルはサイズが5百数十MBほどになりました。で、エアチェック・データには前後に不要な録音がされていますので、その部分を音声データを編集するソフト「SoundEngine」(→ 本サイト内関連ページ)で取り除きます。

ただ、この状態ではPCに保存して置くにはサイズが大きすぎますので、音質を保ちつつ圧縮できるMP3ファイルへとエンコードします。50分間ほどの音声データをMP3に変換するのは今回が初めてで、どれくらいの時間を要するか気になりましたが、私のPC環境ではおよそ2、3分ほどの時間で処理を済ませてくれました。これはマシンをパワーアップさせた(→ 本サイト内関連ページ)お陰で、以前の環境であったなら、単純計算でもこの5、6倍かかったかもしれません。

ともあれエンコードされたMP3ファイルのサイズは約70MBほどになり、元のファイルの8分の1ほどになったことになります。この程度ならPCでの保管もしやすくなります。

で、はじめの方でも書きましたが、アナログ・オーディオ・テープを一切用いず、PCのHDD(ハード・ディスク・ドライヴ)上の音声データをスピーカーで聴くという行為には妙な感慨のようなものがあります。少し前までは想像もしなかったリスニング方法なのですから。

操作方法の点でも快適で、旧来のアナログ・オーディオ・テープであったなら、まず、数あるエアチェック・テープの中から目的の放送分を探すのに一苦労するハズです。さらにはそれをカセット・デッキにかけて聴くことになります。

それがPC上のデジタル・データであれば、フォルダの中から目的のファイルを選択するだけですぐに再生が始まります。さらには、50分間の好きな部分に瞬時に移動することができます。これなどもデジタル・データならではといえるでしょう。

以上のようにしてPCでFM番組の音声データを楽しむ内、どうしても私の意識はもう一つのエアチェック・データにも向かわざるを得なくなりました。いうまでもなく、テレビ番組のエアチェックです。

同じことがテレビ番組の録画でも実現できたらどうでしょうか。エアチェックして、残しておきたい番組のデータがもしも自分のPCのHDDに全て保存することができ、迷うことなく再生することができたとしたなら。

想像するほどに、それは便利なことのように思えます。

現在のアナログ・ビデオ・テープに録画する方法では、その保存管理に相当のスペースと手間がかかってしまいます。ましてやテープでは物質的にもカビなどによる痛みが心配です。また、繰り返し再生することで映像の劣化も考えられるでしょう。それより何より、どこにどんな内容の番組が録画されているのかすぐに把握できない環境では、目的の番組を探すのに一苦労で、この点ではアナログ・オーディオ・テープの環境とも共通します。

そんなこともあり、先日の本コーナーでも書いたように、私は現在、アナログ・ビデオ・テープ(VHS)とDVDレコーダー両方を備えたAV(オーディオ・ヴィジュアル)機器への“物欲”を膨らませているのです(→ 本サイト内関連ページ)。

ただ、それも考えてみると録画するメディアが現在のビデオ・テープからDVDメディアに移行するだけで、基本的には変わらないような気がしてきました。つまりは、録画すればするほどビデオ・テープに代わってDVDメディアが増え、その中から同じように目的の番組を探す行為はそのまま継承されることになります。

そこで考えたのが、いっそのことDVDメディアで保存することをやめて、全てPCのHDDで保存したらどうか、という考え方です。

これであれば、DVDメディアの保存に手を焼くこともなく、メディアの費用もかかりません。ただ問題はかさばることが予想されるファイルのサイズです。

現在市販されているDVDレコーダーやHDDレコーダーの各社メーカーの広告には、「○○時間録画できます」とうたっていますが、これは要するにビットレート(※1秒間のデータ転送量をビット単位で表したもの。単位はbps)と呼ばれる記録する際の設定数値を小さくすることでファイルのサイズを押さえることを意味し、当然のことながらビットレートを押さえた録画は「それなりの画質」ということになります。

そして、4.7GBという容量制限のあるDVDメディアの場合、高画質モードで録画すると1時間分の録画しか行えません。さらには、長時間モード(=低画質モード)でも約6時間の録画が限度です。平均的には2時間程度の録画時間ということになるのでしょうか。

この数値は、DVDメディアを使わずにPCのHDDに保存する場合でもそのまま当てはまり、2時間ほどの番組をHDDに残しておこうと思ったら5GB程度のスペースがいることになり、いくらHDDの大容量化が進んでいるとはいえ、おいそれとHDDに残すわけにはいかなくなりそうです。

そこで登場してくるのがファイル・サイズを劇的に圧縮してくれるエンコード技術で、それがために現在DivX(ディベックス)(→ 本サイト内関連ページ)やXVD(→ 本サイト内関連ページ)といった新動画圧縮技術が脚光を浴びているのです。

これであればたとえばDivXの場合、DVDメディア1枚分の映像を、ほとんど画質を低下させることなく、CD−Rメディア1枚分に相当する650、あるいは700MB程度にまで圧縮することが可能になるそうです。そのサイズであれば、PCでの保存にも抵抗がなくなります。今後はさらにHDDの容量が増えるでしょうしね。

そういう環境が整って初めて実現されるのがPCを中心としたAVファイルの一括管理・再生です。

これは実際に使ってみて初めてその便利さ、手軽さを実感でき、私は音声データのPC管理でまずその有効性を実感しました。次は映像データです。

目を将来に向け、さらなる有効な利用方法を考えると、ネットを介したサーバ上で映像データや音声データを一括管理された状態が実現され、利用者各人が録画や録音から解放される形が理想であろうと思います。

一個人でそれぞれのデータを管理する必要がなくなり、観たい時、聴きたい時に目的のサーバに接続すれば、瞬時に見聞きできるシステムです。ただ、著作権などクリアしなければならない問題も少なくなく、実現は難しいでしょうかね。また、私が長年聴き続けているFMリクエスト番組などもマイナーな部類の番組ですから、そうしたシステムが確立されたとしてもそこで取り扱ってもらえるかどうかわかりませんし。

と、まぁ、PCを使ったデジタル・オーディオ・エアチェックに端を発して、PCを核としたAVファイルのあり方に夢を膨らませてみました。

個人的には、これを機にオーディオのエアチェックはデジタルで行うつもりです。もうアナログに戻るつもりはありません。それに加え、これまでに録り溜めたオーディオ・テープやレコードのアナログ・データなどもおいおいMP3ファイル化させていきたいと思っています。ただ、手間暇のかかることなので、これは億劫でもありますねぇf(^_^;)

残るは映像データの扱いですが、これについてはまだ自分なりの答えを出せずにいる、というのが正直なところです。それに映像データに関する技術では、その内に画期的なシステムが突如として生まれるのでは、といった期待も個人的には持っていたりするもので。

ともあれ、時代がデジタルへと向かっているのは疑いのない事実でしょう。


高校野球の地方大会が大詰めを迎えています。続々と地方の代表が決まり始め、昨日も全国11の地域で代表校が決定しました。高校野球といえば夏の風物詩で、ジリジリとした夏の暑さが同時にイメージされますが、今年の場合、関東南部では実に過ごしやすい夏となっています。何しろ未だに梅雨明けの気象状態になく、拍子抜けするくらいの涼しいさです。扇風機さえ必要ないんですから。暑がりの私は寝苦しさに悩まされることもなく助かっていますが、暑さを見込んだ商売をしている人にとっては恨めしい“冷夏”かもしれません。そんな夏らしからぬ7月最後の今日火曜日は、私のサイトからもリンクを張らせてもらっています「立川談志の世相講談」が更新されています(火曜日に定期更新)。

今週のお題は_「週刊誌と新聞」です。

「(家元の手には『週刊現代』)ホラ、これが『週刊現代』ね。アタシの今やっているコレも『Web現代』で、どっちも同じ講談社ってところで作っているものです。それは置いとくとして、週刊誌ねぇ。アタシんとこにも送ってくるからパラパラッと見るけど、ものの1分と見ないねぇ。面白いのが扱っている内容。たとえばここに“怒りの告発”っていって、入浴するところを盗撮された女優の記事が載っています。で、こんなことをするのは許せないといいながら、自分とこも写真付きで載っけているんだよね。相手の行為を卑劣といいつつ、自分とこも同じことをしているわけで、何といったらいいのか。あと、ここなんかはどうです。女の裸が載ってる。スゴいね。ケバまで見えるよ。早い話、週刊誌ってのは昔の瓦版(かわらばん)だとアタシは思っていますからね。新聞だって同じ。向こうは週刊誌なんかと一緒にしてもらっちゃ困るというかもしれないけど、アタシにいわせたら全く一緒です。勝手に正義だ何だといっているだけでね、一般読者は誰もそんなこと信じちゃいません。まともなのは産経新聞ぐらいのもんで、あとは似たり寄ったりです。ただ、アタシにいわせたら朝日新聞が左に偏っていようと、それを前面に出しているのならそれでもいいと思っているんですよ。早い話が、旧ソビエト・日教組共産党を断固支持して、自民党は目の敵っていうんなら、それでもいいんです。一番わかりやすいのが創価学会が出している聖教新聞と共産党の赤旗。あれぐらいのわかりやすさで朝日も紙面作りをしていればいいものを、ヘンに公明正大さを装うからおかしいんです。この世の中に正義とか公明正大なんてあるもんですか。てなことでアタシは新聞が嫌いですからとっていませんが、それで一番困るのが死亡記事を確認できないこと。だから円楽の死亡記事も見逃しちゃいましたよ。え? 何? 円楽はまだ生きてる? あ、そぉ」