■ 2003/11/16 「土井さん、お疲れさま」?

まずは、いきなりですが、昨日付けの産経新聞一面コラム「産経抄」(=朝日の「天声人語」に相当)をそのまま掲載させていただきます。

イラクのイタリア軍施設自爆テロを受け、イタリアのベルルスコーニ首相が述べた言葉に胸を打たれた。「全国民が深い痛みを抱いているが、どんな脅しもわれわれの強い意志を変えることはできない」。また「イラク再建への願いも変らない」とも語っている。

▼テロリストの暴挙でイタリア兵士に18人の犠牲が生じ、イラク人も9人死んだ。だが首相は苦悩を超えて国民に団結を訴えた。イタリアだけではない。やはり犠牲者を出したポーランドのミレル首相やスペインのアスナール首相も同じ決意を示したのだ。

▼国家の有事に際して示された指導者の高潔な意志に、小欄はある種の感銘を抑えることができない。そして反射的に思ったのは、もし日本が同じ事態に直面したら日本人と日本の指導者はどうなるかということだ。

▼恐らくハチの巣をつついたごとく上を下への騒ぎになるに違いない。一部マスコミや野党は「それみたことか」「何度も警告したぞ」と責め立てる。「対米追従のつけ」「即時引き揚げろ」と主張して、テロリストの思うつぼにはまっていくだろう。

▼戦後の日本人は「戦争」という言葉を聞くと思考を停止した。「私」のための生命や権利や享楽の主張はするが、「公」のための義務や責任や犠牲というとこれを拒否した。万一の“有事”のことなど考えたくもない。だから習性として考えようとしないのだ。

▼自衛隊イラク派遣のためにいまやるべき緊急事は、安全の周到な準備とともに、武器使用基準や交戦規定に最大限の“許容”を現場の指揮官に与えること。その全責任を政治家が負うこと。それを内外に宣明することではないか。国際的な日本人の勇気と信義が試されているのである。


続いてもう一つ。同じく昨日付けの朝日「社説」をそのまま掲載させていただきます。

社民党 土井さん、お疲れさま

社民党の土井たか子氏が党首を退く。総選挙での惨敗の責任のとり方としては、この道しかなかった。

選挙前から、社民党は秘書給与流用事件や北朝鮮の拉致問題への対応の手ぬるさを批判されていた。とりわけ流用事件では、元秘書が逮捕された土井氏の進退が厳しく問われた。

そのさなかの総選挙で、土井社民党はイラクへの自衛隊派遣に反対して、いつにも増して「護憲」を高く掲げた。しかし、カネを巡る事件が党の信用を傷つけ、肝心の憲法論議の足を引っ張っていた。

土井氏が主張してきたような「護憲」だけでは、説得力を持たなくなってきている現実もあった。

土井氏が言う通り、憲法9条と自衛隊の姿の間に矛盾を見て取る人は多い。実態を憲法に合わせるべきだというのが土井氏の主張だ。他方、制定から57年をへた憲法を時代にあわせて見直すのもいいという声も、国民のなかに広がっている。

もちろん、9条については支持する世論が多数派だ。しかし、そう考える人々も、憲法の平和主義を生かすために日本は何をすべきなのか、日本の安全をどう守るのが現実的なのか、北朝鮮問題をどう考えたらいいのかを政治に問いかけている。

平和を尊ぶ主張は分かるが、ひたすら「憲法を守れ」と唱えるばかりの土井氏の姿勢に戸惑った有権者は少なくあるまい。そのことが、自民、民主両党の間で社民党を埋没させた一因であろう。

土井氏は「私は変らないのに、初めは右だといわれ、いつの間にか左だと言われています」と語ったことがある。確かに変ったのは政界や世の中の空気の方だが、その変化を正面から受け止めて護憲の主張を生かしていく姿勢が見えなかった。

それでも、土井氏が日本の政治に残した足跡は輝きを失うものではない。

女性として初めて大政党を率いた。「だめなものはだめ」。持ち前の語り口で消費税反対を説き、89年の参院選に圧勝した。90年の総選挙で社会党が136議席を得たのも土井氏あってのことだ。女性初の衆院議長にもなった。その存在感で女性の政治への関心を広げた功績は特筆したい。

衆院では6議席しかない小政党に転落したとはいえ、社民党には失ってはならない大事な役割がある。

多くの議員が民主党へ去った後も、社民党は環境保護や基地、エネルギー問題などの市民活動を国会に橋渡しする役目を務めてきた。市民のさまざまな不安を吸い上げ、それを政治に反映させることは大事なことだ。

社民党の選択肢は二つある。民主党に合流し、切磋琢磨せっさたくましながらその主張を生かしていくか。あるいは欧州の緑の党のように、小さくても特定の政策課題で影響力を発揮する政党として再生を図るかだ。


いずれの“主張”が裏か表かはわかりませんが、おそらくはこれが日本というコインの裏と表のようなもので、片方がもう片方の足を引っ張るようにして戦後57年の歴史を刻んできたといってもいいのではないでしょうか。

情けないのは、人間でいえばもうすぐ還暦(かんれき:数え年61歳の称=広辞苑)を迎えるほどの年月を重ねながら、今もって地にどっしりと足をつけた自国の憲法を持ち得ずに今日にまで至ってしまっているということです。

であるからこそ、イラクへの日本の自衛隊派遣一つとっても、いつまで経っても明確な方向を国際社会に示せずにいます。

それに対してイタリアをはじめとする諸外国の毅然とした行動ぶりはどうですか。

「産経抄」で皮肉られている「一部マスコミ」の親玉ともいえる“ダボハゼ朝日”(→ 本サイト内関連ページ)は、指摘された通り、万が一にも自衛隊員に犠牲が出ようものなら、それこそ「蜂の巣をつついたような大、大、大騒ぎ」をするに違いありません。

必ずや「産経抄」に書かれているように「それみたことか」「何度も警告したぞ」「対米追従のつけ」「即時引き揚げろ」の論調で紙面は埋め尽くされることでしょう。

さらに深読みすれば、本当はそういう紙面を作りたくてウズウズしているのではないでしょうか。つまりは、口では「イラクへの自衛隊派遣絶対反対!」と叫びながら、心の内では自衛隊の派遣を密かに望み、さらには犠牲者が出ることを心待ちにしているのです。

これが一概に勝手な妄想ともいえないのは、イラク国内に駐留する米兵に被害が出るたびに書かれる朝日の記事に、既にそうした“匂い”が感じられるからです(→ 本サイト内関連ページ)。

口では人命の尊重を第一に掲げつつ、その実、アメリカ兵がテロによって命を落とすのは内心嬉しくて仕方がないのだとしたら、何とも恐ろしい話ではありませんか。しかも、それが決して一概にデタラメな推測ともいえないところが怖さに拍車をかけます。

話は替わって、私は昨夜、NHKの7時のニュースを途中から観ていました。私としてははじめからニュースを観たいと思っていたわけではなく、偶然つけたらそれが放送されていたに過ぎません。で、その画面には社民党の新しい党首への就任が決定した福島瑞穂議員が映し出されています。

しばらく画面を観ていると、NHKのスタジオにいる伊藤博英アナウンサーと記者とのお二人が福島党首に盛んに質問をしています。しかし、一般ニュースにしてはその時間があまりにも長く、私は「これは単なるニュースではなく、政治討論会のような番組に違いない」と思い直しました。

が、結局は定時のニュース番組でした。

ついこの間、テレビ朝日の看板ニュース・バラエティ番組「ニュースステーション」における民主党への極度に偏向した番組作りが問題になったばかりです(→ 本サイト内関連ページ)。

であるのに、時を空けずにNHKが同じ轍を踏み(てつをふむ:先例をくり返す。また、前人の陥ったと同じ失敗を後人がする=広辞苑)かねない一党の取り扱いぶりはいかがなものでしょうか。

意地悪く採れば、NHK側が社民党のいいたいことをいわせるような質問をわざと与え、それを社民党の新党首が答えるというのであれば、公共の電波を使った一党のPRコーナーになってしまいます。そうした危惧がNHK側にはなかったのでしょうか。

私はそれを途中から観たので実際にはどれほどの時間だったのかはわかりませんが、私が観た限りでも5分間はあったように記憶しています。その間、福島新党首は「今後とも社民党は護憲を前面に掲げ、小政党ながら、存在感のある党として存在していきます」というような“PR”をたっぷりとしていました。

それはそれとして、朝日の「社説」の大甘ぶりはどうでしょうか? これがもしも自民党の党首であったなら、こんなにもいたわりのある「社説」にはなりようもありません。

掃いて捨てるように口汚くののしり、間違っても「お疲れさま」というような見出しはつけることはないでしょう。

それにしても、土井前党首に対して「お疲れさま」といういたわりの言葉はふさわしいでしょうか。

今回の衆院選挙においては、今までであれば他の候補を圧倒するような得票で当たり前のように当選していたはずです。しかし、今回は当人にいわせれば「逆風」の中での選挙戦となり、結果、小選挙区では落選し、比例区でようやくにして当選を勝ち得ています。

当たり前といえば当たり前です。社民党の前身の社会党時代から、北朝鮮の朝鮮労働党とは友党関係にあり、社民党と名前を換えてからも相変わらず北朝鮮のスポークスマンの役割を果たしてきました。

北朝鮮当局による日本人拉致問題に対しても、一部日本人の“妄想”と決め付け、「一国家が誘拐事件などというものを起こすわけがない」の主張を北朝鮮当局に成り代わって日本国内で行ってきました。土井さんお得意のいい方でいえば、「ないものはない!」といったところでしょうか。

しかしその詭弁(きべん:判断や推理に関する論理的反省に基づいて生じる、外見上もっともらしい推論で、形式上やない養生の虚偽を含み、多くの場合相手をあざむいたり、困らせることになる=広辞苑)は一夜にして劇的に通用しなくなりました。

いうまでもなく、昨秋、小泉首相が電撃の北朝鮮訪問を実現し、その場において、他でもない北朝鮮の金正日キムジョンイル総書記の口から拉致の事実が明らかにされたからです。

哀れなのはその瞬間まで北朝鮮の“日本側窓口”としての立場を務めてきた朝鮮労働党日本支部、いや、社民党で、いきなり梯子を外された形となり、一夜にして信用を失う結果となったのは今更申すまでもないでしょう。

であるのに、当時の土井党首はそれに対する党としての責任を取る素振りは全く見せず、加えて、党ぐるみと疑われても仕方のない秘書給与流用問題が発覚しても、権力の座に居座り続けました。

その土井党首に、国民の多くは不満を抱きましたが、根っからの旧社会党好き、社民党好きの朝日をはじめとする反日メディアは、土井党首を攻撃するどころか、「今この時期になぜ辻元清美(元)議員や土井(前)党首の秘書逮捕を行うのか?」と国民の大多数の思いとは逆に、“土井社民党”を大いにかばい続けました。

そうした行きがかりがあるため、問題の土井さんが党首の座を退かれたからといって批判を加えることはできなかったのでしょう。

しかし、本来のマスメディアというものは、自らをできるだけニュートラルな立場に置き、そこからどちらにも偏りのない目で世の中を見渡し、情報を発信すべきではないでしょうか。そうあって欲しいにも拘わらず、朝日をはじめとする日本の一部マスメディアはあまりにも一方に偏した報道に終始しています。

「金正日が拉致を認めるわけがない」と高をくくって拉致の事実を覆い隠し、選挙においては、どんなあくどい手を使ってでも一方の党に政権をとらせようと画策する。そんなことが、マスメディアという単なる“民間企業”によってなされてしまっていいものでしょうか。

いってみれば、エラそうに新聞社といっても、所詮は新聞を印刷して販売している“新聞販売会社”にしか過ぎません。そんな一“情報サービス会社”に世界的な日本の信用を失わせるような“邪魔”をさせるわけにはもういきません。

確かに、衆議院で6人の議員しか有しない小政党の社民党が護憲を訴え、「イラクへの派遣反対!」と叫ぶことも許されなければならないことです。そういった意見をお持ちの方がいられてもいいでしょう。しかし、大きな視野で全世界を見渡したとき、果たしてそうしたことで日本の立場を守ることができるのかどうかということに考えをめぐらせる必要があります。

憲法解釈の問題については、私は全くのド素人ですのでわかりませんが、憲法改正が必要であれば十分に議論をして改正してもいいですし、また、それが当面難しいというのであれば、現憲法解釈の中で、“折り合い”をつける“大人の解釈”も必要でしょう。

そのどちらも「絶対に許さない!」という社民党の主張は大人気ないといえ、まさに子供の論理そのものです。

そういえば、新党首になられた福島さんは前土井党首にその才能を見込まれて参議院議員に担ぎ出された関係から「土井チルドレン」の一人といわれています。しかし、今、偉大な母親的存在だった土井さんがその地位を退かれたわけで、福島さんとていつまでも子供然としているわけにはいかないでしょう。

実際、社民党が今後どのような進路を選らび、どのように生き残っていくのかはわかりませんが、もうそろそろ“大人の論理”で議論できるぐらいには成熟されないと、国民全員からそっぽを向かれてしまうことになりはしないでしょうか。

そういった意味も含めて、昨日の「産経抄」で賞賛されているイタリアのベルルスコーニ首相の言葉は大人そのものといった感じで、たのもしくも羨ましい印象を強く持たされました。

恐らくは日本の小泉首相もその程度のことはいえるはずです。しかし、そうした発言を封じ込めようという勢力が依然として日本国内にはあり、事あるごとに足を引っ張っているのです。

田中真紀子前外務大臣は「私のドレスの裾を踏んづけている者がいる」などという“迷言”で抵抗勢力を批判しましたが、それでいえば、朝日をはじめとする反日マスメディアは日本の大人への脱皮を阻害する一大“抵抗勢力”ともいうこともできそうです。

なぜに彼らはかくも日本の“成長”を阻みたいのでしょうか。もしかして、中国や北朝鮮から「そうしろ!」と“指導”でも受けているんですか?

ここいらでそろそろ日本にも大人の国の仲間入りをさせませんか? 朝日チルドレンさん。



□□本日のピックアップ□□

14 :番組の途中ですが名無しです :03/11/16 14:47 ID:ruO3xJbu
ラドクリフ気まずそう(w
「2ちゃんねる>【アレム】高橋はへたれ【アレム】」 より抜粋)