■ 2002/06/11 サッカー中継高視聴率|談志「有事法案」

先日(9日)歴史的な(?)初勝利を挙げたサッカー日本代表ですが、その際のテレビ中継の視聴率の集計結果が今日の新聞各紙に載っており、産経新聞からその記事を拾ってみます。

それによりますと、その試合を放送したフジテレビの「日本×ロシア戦」の平均視聴率は【66.1%】だったそうです(「Video Research Ltd.>データコーナー>ジャンル別高視聴率番組>サッカー」)。

ちなみに、4年前のフランス大会(「ウィキペディア>1998 FIFAワールドカップ」)の「日本×クロアチア戦」は【60.9%】だったそうで、「大きく上回る(数字)」という表現が適切かどうかは別にして、高視聴率を稼いだことは確かです。

ただ、この記事を載せている産経新聞とフジテレビは同じ系列に属し、フジテレビの「ウハウハ」ぶりが産経新聞にまで“伝染”している感がなきにしもあらずですが。

【本日の豆データ】
高視聴率の歴代番組ベスト5

  1. 第14回NHK紅白歌合戦1963年12月31日)81.4%
  2. 東京オリンピック・女子バレー「日本×ソ連」(1964年10月23日)66.8%
  3. 日韓共同開催ワールドカップ「日本×ロシア」(2002年6月9日)66.1%
  4. プロレス・WWA世界選手権「デストロイヤー×力道山」(「YouTube>力道山VSデストロイヤー」)(1963年5月24日)64.0%
  5. 世界バンタム級タイトルマッチ「ファイティング原田×エディル・ジョフレ」(1966年5月31日)63.7%
  6. ビデオリサーチ、関東地区調べ

話の本筋からは離れますが、上のデータを見て改めて思ったのは、東京オリンピック(1964年)をはさんだ前後に“4大記録”が打ち立てられている点です。

その時期は日本が高度成長していた時代(「ウィキペディア>高度経済成長」)で、聞くところによりますと、新しいメディアであったテレビの制作現場は、現在のソレとは比較にならないほど、番組制作者たちの熱気がはらんでいたそうです。

それはともかく、今回のワールドカップの視聴率にどこか“作為”が感じられるのに対し、当時の超高率の視聴率は、掛け値なしに一般国民によってもたらされたように、私には感じられます。

話を今回のサッカー中継の視聴率に戻しますと、高視聴率を稼いだ番組の裏では、それに泣かされた番組も当然あります。

サッカー中継とかち合った「伊藤家の食卓」(日本テレビ)は【6.6%】、NHK大河ドラマ「利家とまつ」(NHK総合)は【13.3%】と揃って自己最低を記録するなど、散々な目に遭っています。

さらに目をメディア以外に向ければ、サッカー一色ともいえる情勢の中で、閑古鳥に泣かされている業界(→ 本サイト内関連ページ)も少なくないかもしれません。

私の個人的な話でいえば、サッカー中継の裏で放送していた「NHKスペシャル イグネ・屋敷林がはぐくむ田園の四季」(NHK総合/9日21:00〜21:50)を気に掛けつつも、結局はサッカーのテレビ観戦に向かってしまいました。

何も番組制作者の肩を持つわけではありませんが、多分秀逸な番組であったと思いますが、サッカーに“お客さん”を取られて多くの視聴者に観てはもらえなかったのではないかと想像し、残念に思います。

以上、テレビの視聴率について見てきましたが、もう一つのメディアであるラジオにおいてもその関心の高さが伺えます。

「日本×ロシア戦」当日、首都圏ではNHK−FMとNHK第2放送以外は全局午後8時10分からサッカー中継を行い、それがどれくらいの聴取率を稼いでいるかをニッポン放送が、カーラジオに絞って(?)、独自に調査したようです。

調査方法は、東京都内3カ所で12歳から69歳までの運転者と同乗者の男女228人に対しての“聞き取り”(?)という形で行いました。

その結果は、1位がニッポン放送(←出来すぎ?)で20.1%。以下は、NHK第1(17.9%)、FM局(7.9%)、5.2%(FM局)、4.4%(FM局)、1.8%(AM局)となり、カーラジオというメディアによっても多くの人たちがサッカー中継を聴いていたことが伺える結果となりました。

ただ、どうなんですか?

私は昨日、テレビの地上波では放送のなかった「韓国×アメリカ戦」(様々な要素を含んだ因縁の対決|→ 本サイト内関連ページ)をラジオ(NHK第1放送)で聴きましたが、耳からの音声だけでその場面をイメージするのは困難であった、と白状しておきます。サッカーに通じた人ならもっと明確にイメージできて楽しめるのでしょうが。

今回のテレビ中継の中で意外な印象を与えたのは、それがオリンピックであれば全競技を中継しているであろう、NHKの衛星放送で1試合も放送が組まれていないことです。その唯一にして最大の理由は、べらぼうに高額な放送権料にあるといわれています。

結局、NHKは全試合の放送を諦めたばかりか、民放との共同中継に切り替え、その中でも最も視聴率を稼げる日本戦は抽選によってフジテレビに持っていかれてしまいました(?)。フジテレビ側にすれば、「日本×ロシア戦」の“放送権”を見事に引き当てたことになり、それが歴史的な高視聴率獲得へとつながりました。

ちなみに、次回の「日本×チュニジア戦」(14日)の“放映権”を得たのはテレビ朝日で、その視聴率の成り行きにも注目が集まります。ただ、その試合は平日午後の時間帯ということで、日曜のゴールデンタイムほどには期待が持てない、かもしれません。

いずれにしましても、その人気を楯に(?)放送権料をつり上げる作戦に出たFIFA(=国際サッカー連盟)の体質、強引極まりない“商魂”は大ブーイングもの(奴らはサッカーをより多くの人に見てもらうことよりも、自分たちの金儲けしか考えていない!)で、今更その薄汚さは指摘するまでもないでしょう。

【本日の豆情報】日本代表チームの活躍により盛り上がりを見せているサッカー・ワールドカップですが、その決勝戦が終わった後、スタジアムの上空から200万羽の折り鶴を降らせる計画があるそうです。あるいは、閉会式で予定されている計画でしょうか。いずれにしましても、日本的な趣を持つ仕掛けではないでしょうか。その計画のお陰で、特殊製紙を扱う会社の株が急上昇しているようです。以上は、本サイトからもリンクを張らせてもらっています「ありがとう浜村淳です」(2002年6月11日放送分)から仕入れた豆情報でした。



今年は梅雨の時期を迎えても連日晴天続きで、「梅雨は一体どこへ行ってしまったのでしょう?」という感じでしたが、ここへ来てようやくその気配が感じられてきました。昨日は九州全域が梅雨入りしました。ただ、今年の場合は日本国内を会場にサッカー・ワールドカップの試合が行われている関係上、来る日も来る日も雨では具合が悪そうです。サッカーの試合に限っていえば、一番雨を嫌うのはゴールキーパーでしょうか? そんな雨の季節を目前に控えた今日火曜日は、私のサイトからもリンクを張らせてもらっています「立川談志の世相講談」が更新されています(火曜日に定期更新)。

今週のお題は_「有事法案」です。

「(家元、大きなクマの人形を抱いて登場)コレ、うちのクマちゃん。可愛いでしょ? この子を入れて3匹いるんだよね。アタシには幼児性が残っているんでしょうかね。それはともかく、有事法案(「ウィキペディア>有事法制」)ねぇ、、、。要するに、国に何かが起こった場合には何とかしようじゃないかってことでしょ? よく『日本の政治家にはロクなヤツがいない』とかっていいますけどね。確かにいないかもしれない。いないかもしれないけど、何だかんだいいながら、戦後50年間これだけ何事もなく国が繁栄を続けてきたのもこれまた事実なわけで、それを全否定するわけにもいかないやね。で、その国に攻め込んで来る国に対して、何もしないってわけにもいかない、とアタシも思います。そのための法案をどうにかしようってことですが、正直な話、どうも真剣になれないね。アタシだけじゃない。それを審議している国会議員にしてから、何か他人事みたいな感じに見えます。ただ、それに反対する勢力がいて、かつては非核三原則なんてことをやたらに主張したものですが、その連中、どっかへ行っちゃいましたね。自分の方から攻めるくらいなら名誉ある戦死を選ぶ、なんて誰が喜んで受け入れますか。かといって、有事法案が通れば通ったで、それは拡大解釈を続け、際限なくエスカレートすることも目に見えています。要するに、暴走して、こてんぱんにやられて、反省して、でもまたやり始める、、、その繰り返しが延々と続くだけです。だからやっぱりこの際は、アタシが常日頃いっているように、アメリカの一州になった方が一番の得策だと思うんだけどなぁ。なぁ、クマちゃん」