■ 2002/05/29 インドVS.パキスタン

マスメディアが連日伝えるところによりますと、カシミールを巡るインドとパキスタン両国の対立は日に日に深刻さの度合いを深めているようです。

まず両国の対立に関して、世界各国が無関心でいられない最大の理由に、両国が核兵器を有している点です。現に、パキスタンの国軍は連日のように新型短距離ミサイルの発射実験を繰り返し、インドを“挑発”(?)しています。

パキスタン軍から出された声明を信じるなら、今回の実権で発射されたミサイル「ハトフ2」の射程距離は約180キロで、核弾頭の搭載が可能、とのことです。

そうした緊急を要する情勢から、アメリカやロシアなど主要各国は一斉に懸念を表明し、両国政府の自制を求めています。

そうした世界レベルの政治の話とは別に、私個人としては、ある種の“奇妙な感想”を抱いています。

それは、アメリカの世界貿易センタービル破壊のテロ後(「ウィキペディア>アメリカ同時多発テロ事件」)、アメリカによるアフガニスタンへの武力行使が懸念された時期に一斉に「武力では問題は何一つ解決しない」と盛んにメッセージを送ったいわゆる“知識人”や一部マスメディアが、今回は何故か奇妙なほど表立って何も表明していないと思われるような情勢についてです。

確かあの時には、世界的に活躍されている音楽家の坂本龍一氏も盛んにアピールを行っていたと記憶していますが(→ 本サイト内関連ページ)、その氏のアピールも今のところ私の耳には届いていませんが、どのような考え方を採っていらっしゃるのでしょうか? それとも、今回は“静観”なさっていらっしゃるのでしょうか?

事態としては、核が絡んでいることで、今回の方がより憂慮する事態だと思うのですが。

坂本氏に限らず、日頃、アメリカが少しでも武力を行使しそうになればいち早く反応を見せる“知識人”の方々も、なりを潜めています。

この事態は、どのように理解し、納得したらいいのでしょうか。

私流の解釈でいけば、アメリカが“悪役”であれば非難の対象がハッキリしているのでアピールもできるが、複雑な構図の場合はおいそれと“悪役”を求められず、より重大な武力行使が懸念されているにも拘わらず、それに対して何もいえない、ということなのでしょうか?

だとしたら、前回のアメリカへのアピールも結構いい加減なものではないですか?

そんなこんなで、私自身は、事の成り行きと共に、“知識人”及びそれに類するマスメディアの動向に関心を持っているところです。

一発ドカン! と頼みますよ、教授!



【本日の豆情報】:日本のプロ野球チーム・読売ジャイアンツのビジター(visitor:プロ野球で、主催チームの相手方=広辞苑)用ユニフォームの胸のマークが変わるようです。これは親会社の読売新聞社の組織再編に伴うものです。球団が株式会社読売巨人軍として独立し、正式球団名もこれまでの「よみうり・東京読売巨人軍」から「読売巨人軍」へと変更になり、胸の文字がこれまでの「TOKYO」から「YOMIURI」となるようです。新ユニフォームの着用は7月9日の対広島戦からだそうですが、ちなみに、ホーム球場用ユニフォームについては、胸の文字はこれまで通りの「GIANTS」ですが、袖の文字が従来の「YOMIURI」から「GIANTS」へ変更されるようです。〔2002年5月29日付日経新聞の記事参照〕