| ■ 2001/07/01 “狂熱”の小泉ブーム|アラーキーと女性モデル |
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参議院(「参議院インターネット審議中継」)選挙が近づき(7月29日投票)、新聞をはじめとするマスメディアの報道が盛んになっています。 それにしても、と思うのですが、どうしてこうも昨今のマスメディアはその“揺れ”が激しいのでしょうか? 思い出してみてください。ほんの数カ月前のことです。当時、自民党の総裁候補選びが行われていて、マスメディアはそれをこぞって報じていました。 私の記憶が確かであれば、その時点で小泉純一郎現首相の旗色は悪く、橋本龍太郎元首相の優勢が伝えられていたハズです。 そこでマスメディアはそれに安心し(?)、当選しないであろうと思われた小泉氏を盛んに持ち上げ、返す刀で橋本氏批判を展開していました。その当時盛んに遣われていた枕詞が、橋本政権時の経済政策失敗を象徴的に表現した「失われた10年」です。 ところが総裁選の蓋を開けてみると予想外の展開(?)で、小泉新首相誕生となってしまいました。 昨日(6月30日)の朝日新聞一面に朝日新聞コラムニストの早野 透氏(「asahi.com>コラム:早野透『ポリティカにっぽん』」)が「ワイドショー政権と参院選 〜狂熱より理性を取り戻すとき〜」と題された一文を寄せていますが、「今更そんな 国民のほとんどは“生”の小泉首相を知りません。多分、99.9999、、、パーセントの人は実物の小泉首相に一度として なのに、そんな「見ず知らずの人」になぜ80数パーセントもの国民が“狂熱”できるのでしょう? 答えは簡単です。テレビや新聞などのマスメディアを通して連日詳しく知らされているからです。 散々自分たちの方でブームを煽っておきながら、そのブームが自分たち(一部マスメディア)に都合が悪くなったと見るやそのブームを鎮めようとするのでは、あまりにも身勝手といわざるを得ません。 こうなったら国民は、一部マスメディアの鼻をあかす意味でも、小泉ブームをさらに煽り、“狂熱の嵐”へと発展させたい、というものです。 まじめな話、インターネットのなかった時代、平凡な個人が自分の考えを他に向けて発信する手だてはありませんでした。それに代わってあったのは、マスメディアからの一方的な情報の受信です。そして、その力は時に強大で、それによる「世論誘導」がなかったとはとてもいえないと思います。 しかし、それも今、確実に変わろうとしています。いや、変わることを個人的には望んでいます。 マスメディアからの情報を鵜呑みにするのではなく、各人が情報を選択し、自分で判断することが必要な時代はもうすぐ目の前に迫っているような気がします。 前政権の一桁にも満たない支持率も異常な事態なら、今回の小泉政権の80パーセントを超す支持率も異常です。 個人的な理想をいわせてもらえれば、いい意味でのバラバラさがあるほうが世の中“健全”なのではないか、と思ったりするのですが、どうでしょうね? 今日の朝日新聞・書評欄「著者に会いたい」のコーナーに写真家・アラーキー、 私はアラーキーの人と作品には人一倍関心を持っているため、知らず知らず彼の記事には、吸い寄せられるように、目がいってしまうことになります。 新著のタイトルは_『スケベな女は美しい』、、、? 失礼。『すべての女は美しい』(大和書房 /1300円)。内容はこの10年の間に雑誌で発言したものや聞き書きをまとめたものだそうです。いわゆる「アラーキー語録」でしょうか? 私個人としては、女といってもいろいろで、世の中には性格、行動も含めどうしようもなく○○な女(※そのまま書いてもいいのですが、ヘンに反感を持たれても損ですので書かないでおきます)もいるような気がしないでもありませんが、「すべて美しい!」といってしまえるところがアラーキーのアラーキーたる所以であろうと思います。 今回の記事によれば、新著発売を記念して行われたサイン会では、予定の2倍ほどのファン(内わけは9割が女性)が列を作ったそうです。 サインと握手だけでは飽き足らない女性ファンからキスをねだられたアラーキーは「待ってました!」(?)とばかりに濃厚なキスをプレゼントしたそうです。昨年めでたく還暦(かんれき:数え年61歳の称=広辞苑)を迎えられた人とは思えないほどのエネルギッシュさではありませんか。少しは見習いましょ。 ところで、今回も「アラーキー語録」が飛び出しているようです。 最近の若い写真家、女を撮ってないやつ多いね。ダメだっていっているんだよ。写真的要素が詰まっているのが女ですよ。撮ってりゃ、いろいろ教えてくれるって。人生だって・・・。 アラーキーの言葉だけに説得力があります。 また、アラーキーの偉さが表れているのが「プロのモデルやタレントは撮らない」点です。その理由をアラーキー自身は次のように語っています。 (プロのモデルやタレントは)まちがったこと教えられて型にはまっているから。商品でしょ、それじゃ。血が通ってないの、オレ、ダメ。 まさに正論であると思います。生身の女こそ美しい! ということなのでしょう。 |