■ 2001/05/29 8:2の法則?|水琴窟(2)|談志「再び、映画」

いつものようにFM「サンセット・パーク」を聴きながら私はあることを考えていました。それは、「8:2の法則」です。

あるいはそんないい方は存在しないのかもしれません。私はそれについて書かれた文章をかなり以前に読んだことがあり、自分でそのように名付けて記憶しているのです。

「8:2」_要するに、それは統計上の数字から導き出された一種の“法則”のようなもの(?)で、どんな「もの」や「こと」にも当てはまる、という話でした。

たとえばそれを私が聴いていますリクエスト番組のリクエスト・カードに当てはめてみると次のようになります。

番組で採用されるリクエストの割は、リクエスト・カードを寄せる人全体の割の人たちのカードで占められている。

この場合の「2割の人」というのは、いわゆる“常連”といわれるリクエスター(≒リクエストをする人)を指します。

私も以前はその番組の特定曜日における“常連リクエスター”だった時期もあるのでわからなくもないのですが、そのような“常連”はなぜかくも熱心にハガキを出し続けるのでしょうか?

他人のことを推測する前に、私自身がなぜ長年“常連リクエスター”をしていたのかを思い返してみることにします。

そもそも私におけるリクエスターとしての起源(←大げさ(^_^;)は、17、8年前の関東ローカル・FM「夕べのひととき」にあります。これは現在の「サンセット・パーク」に連なる夕方のローカル番組です。

何のきっかけか忘れましたが、私はその番組を偶然に聴き、程なくして毎日聴くようになりました。ただ、自分でリクエスト・カードを出そうという気は全くありませんでした。

ところが、番組宛てに出した感想ハガキが当時の番組女性アシスタントによって紹介され、放送の中で曲がプレゼントされたのです。その時の曲は忘れもしません。吉田卓郎『夏休み』です(「YouTube>夏休み」)。おそらくは、夏休み前の時季であったと思います。

ともあれ、自分の名前(※その時は、「○○のイニシアル○○さん」と地名とイニシアルで紹介されました)で曲がかかったことに驚き、その時の何ともいえない“興奮”(?)に取り憑かれたように(もしかして、私をリクエスターに引っ張り込むためのアシスタントによる作戦?)次週からは自分でリクエスト・カードを出し始めました。

以来17、8年。一連の時間帯(18:00〜19:00)のリクエスト番組とは長い付き合いを続けることになりました。

リクエスト・カードを出していた理由を、私個人に限って考えてみると、このことは以前にカードにも書いたことがある(確か「私はいつまでたっても、精神年齢は3、4歳の幼児のまま」とかって書いた、のかな?)のですが、自己顕示欲に尽きるのではないか、と思えなくもありません。

私はリクエストする際、決してその時々で流行っている曲はリクエストしません。

そもそもがヒット・チャートそのものに疎いこともありますが、流行っているということは誰もが知っている曲ということになります。私は他人ひとの知らないような曲をリクエストしたいのです。コレ、幼い子供が、他の子供たちが持っていないようなオモチャを見せびらかす行為に似ています。

つまり、私のリクエスト行為は、まさにそうした幼い子供が見せるような“自己顕示欲”に極めて近いものなのでした。

しかし今現在、その“行為”は一時停止の状態にあります。その代償行為を他に見つけたからです。

それは外でもありません。本サイトの運営です。

ここで己の“顕示欲”を満足させてしまっているため(?)、リクエストに向かう意欲ががれてしまっているのではないか、と自己分析してみました。あるいはこの“分析”、的を外しているかもしれません。

話を「8:2の法則」に戻します。

番組を聴いていると、決まって同じリクエスターの名前を聞かされることになります。いわゆる「8:2」の「2」に当たる“常連リクエスター”です。

自分が現在進行形の“常連”である間は気づかない、あるいは気づいても気づかない事にしている(?)のかもしれませんが、毎度番組でハガキを紹介される人というのは、多かれ少なかれその人をある意味“尊大”(さもなければ“謙虚さ”を失わせる←同じことか?)にしていくような気がしないでもありません。これ、私の単なる杞憂(きゆう:将来のことについてあれこれ無用の心配をすること。杞人の憂い。取り越し苦労=広辞苑)でしょうか。

上に書いていることは、一度番組から少し離れ、引いた立場で番組に接することで初めてわかってもらえると思います。

さて、FM「サンセット・パーク」。今宵も「8:2の法則」は生きているでしょうか_。


「週刊 音発見」のコーナーを更新しました。

これは、わたしがいつも聴いていますNHK−FMのリクエスト番組「サンセット・パーク」 月曜日に設けられているコーナーです(※現在このコーナーはありません)。

◆ 今週の週刊 音発見→ 水琴窟(すいきんくつ)(2)

ついこの間、やれ新年度がスタートしたとかいっていたと思っていたら、早5月が下旬の下旬。今日を入れて残り3日ですよ。おちおちしていられませんね(←何が?)。それはともあれ、私のサイトからもリンクを張らせてもらっています「立川談志の世相講談」が更新されています(火曜日に定期更新)。

今週のお題は_「再び、映画」です。

「アタシが一番好きなのは、アステア、フレッド・アステアです(「YouTube>Fred & Ginger: Night and Day」)。マルクスも好きですけれどね。とにかくアタシは映画が好きで試写会にもよく行くんですが、これが10本観て10本ともハズれるんですよ。で、11本目に賭けるわけですが、、、これがまたハズれてしまうという、、、実に何というか、可哀相でしょ? ま、何をもって“いい映画”とするかですが、結局は自分で判断すればいいんです。間違っても映画評論家のいっていることを鵜呑みにだけはしないことです。なぜなら、彼らは彼らの価値基準でその映画を「いい」といっているだけなんですから。アタシの好みをいわせてもらえば、甘い映画がいいなぁ。そうでなければ、『アマデウス』「YouTube>Amadeus - Salieri y Mozart」)だとか『ガンジー』「YouTube>Gandhi - His Triumph changed the World Forever」)というように、ちゃんと撮ってくれた映画が好みです。話はズレますが、最近は本も読まなくなりました。でも、本を読むという行為そのものは大事にしたいと思います。いわせる人にいわせれば、それはアナクロ(=アナクロニズム〔anaachronism〕:時代錯誤。時勢に逆行していること=広辞苑)かもしれない。逆にアタシからいえば、アナクロこそ大事だ、ということです。話が揺れていますが、それじゃ最後に家元お薦めの映画を並べてみましょう、、、(※以下はストリーミング・コンテンツでご確認下さい)」