■ 2001/04/13 2D描画

私はこれまで、PCで絵を描くことには懐疑的でした。

描かれた作品云々は別にして、個人的には、全然上手く描けないこともあったりして、、、f(^_^;) 第一、マウスで線を描くのは難しいです。で、ペンタブレット(PCに接続し、専用のペンを使って絵を描くための電子道具)なるモノ(「価格.com>ペンタブレット」)も使ってはみましたが、個人的にはしっくりきませんでした。

そんなこともあり、「PCで絵を描くなんて自分には無縁」と決め込んでいたのですが、ひょんなことから最近になってまたやり始め、これが結構ハマってしまっています。

その理由の一つには、発想の転換、というほど大げさなものではありませんが、ほんのちょっと考え方を換えたことがあります。

PCで、絵具を使ったような本格的な絵を描こうとするから無理があるのです。そこで、ごく単純な絵作りをしてみたらどうか、と始めたら、これが結構面白かったというわけです。

ある意味、コロンブスの卵的な発想ですね。

具体的な方法でいいますと、PCで線画を描こうとしていたから難しかったのかもしれません。線画には何もPCを使う必要がないのです。普通の紙に普通のペンで線だけを描けばいいのですから。でもって、それをPCにスキャニングすればいいのです。

なんでこんな簡単なことに気がつかなかったんだろう。

そして、線画をPCに取り込んだら、あとは塗り絵の感覚で色をはめ込んでいけばいいのですから、楽チンです(^.^)

そういえば、かなり前の新聞の切り抜きがありました。今年の2月15日付け産経新聞「高城剛のデジタル塾」です。これは、デジタルを駆使するクリエイターの高城氏が、デジタルを活用しているクリエイターなどにインタビューするコーナーです。

で、その切り抜いた日のゲストは、漫画家の寺田克也さん(昭和38年、岡山県生まれ。存在感のある作風で、イラスト、漫画、ゲーム、映画、舞台とさまざまな業界で活躍。主な作品としては、ゲームの『探偵 神宮寺三郎』シリーズなど)でした。

そこでは、質問に答える形で、寺田さんの制作プロセスが語られています。それがまさに、スキャナーで線画を取り込み、PC上で色をつける方法なのです。

実をいえば、この記事のことが記憶の隅に残っていて、最近になって私もそのまねごとを始めたのでした。

記事によれば、寺田さんの場合、「考えたものは、八割完成前に飽きている」そうで、少しでも「飽きる前に描き上げたい」のだそうで、PCの導入により絵具で制作していた時よりも3倍速く仕上げることができるようになったそうです。

また、寺田さんは次のようなことも述べています。

3D2Dの上にくるっていう発想が一般的にはありますけど、おれには全然ないんですよ。猫もしゃくしもゲームのイントロに3Dつけてるのは非常に違和感があるし、コストかかるだけでつまんないし、一枚の絵を超えてるものなんてほとどんどない。超えてるものがあるとすれば、それはその人の才能であって3Dのせいじゃない。

う〜ん、その道の専門家がいうと説得力がありますね。確かに、2Dでも絵そのものに力があれば3Dにこだわる必要はないのかもしれません。

いずれにしても、PCを“ネット巡回ソフト”に特化させた感覚だけで使っていると飽きも来ますが、たまに別のことに使い出すと、またPCをいじくるのが面白くなってきます、ねぇ(^-^)