■ 2001/10/30 音発見「犬の歌〜♪」|談志「落語家になる法」

今週も「週刊 音発見」のコーナーを更新しています。

「犬の歌〜♪U^ェ^U」

なお、これは私がいつも聴いていますNHK−FMのリクエスト番組「サンセット・パーク」 〜月曜日〜 の中に設けられているコーナーです(※現在このコーナーはありません)。


10月も今日と明日の2日間を残すのみとなりました。で、11月の声を聞きますと、一気に歳末へと向かっていくようで、心をはやらせますね。そういえば、不況を繁栄してか、デパートでは例年よりも早めにお歳暮の受け付けを始めたのだとか。そんな10月最後の火曜日は、私のサイトからもリンクを張らせてもらっています「立川談志の世相講談」が更新されています(火曜日に定期更新)。

今週のお題は_「落語家になる方法」です。

「えー、よく、どうやったら落語家になれるのかって聞いてくる人がいますが、なろうと思ったらなれるもんですよ。たとえば、誰かのつてを頼って、あるいは直接落語家のところへ行って『弟子にしてください』といやあ、ま、すぐに『弟子にしてやる』とはいわないかもしれないけど、そのあとだいたい受けてくれますよ。そのあとは、お茶の出し方を覚えたり、太鼓の叩き方を覚えたり、そのうち落語の一つや二つは自然と覚えるでしょう。そうやって3年もやっていれば二つ目、10年もやってれば真打ち。そんなもんですよ。(ここから家元の落語を通した人生哲学)ただ、アタシは弟子をとっても、なかなか“卒業”させないんですよ。いい方を替えればいつまでも中途半端な立場に置いとく。アタシが考えるに、落語に限らず“芸”というものには退廃の匂いがなければならないように思うんです。で、それを演じる落語家も退廃的な生き方をすべきだと思います。またそれが許されているのが落語の世界で、たとえば色川武大いろかわたけひろ先生は、自分は普通の人間じゃないってことを自覚されて、じゃそんな自分が生きられる世界はどこかにないかってことで、落語の世界に自分の生きる道を見つけられたわけです。ただ、今の落語を取り巻く状況を見ていると、本来はもっとのほほんと生きたいと思った連中が集まる世界であるはずなのに、やっきになって少しでも多くの噺を覚えようという傾向は、どこか矛盾しているんじゃないでしょうか。どうしたらいいもんでしょうね、、、」