■ 2001/01/26 技術革新雑感

以前にも書いたかもしれませんが、私は新聞の広告を見るのが好きだったりします。

で、今日の広告で何といっても目を引くのは、NTTドコモ のiモード新携帯電話「503i」 の広告です。

何てったって、新聞の2ページを使っての広告なのですから嫌でも目に入ります(?)。で、これは蛇足の蛇足のようなことなのですが、そこに写っているタレントのうち、田村正和広末涼子はわかったのですが、もう一人は誰なんでしょうか? もしかして、加藤あいというタレントさん、、、か?(←自信ナシ)

それはともかく、私自身は全くの電話嫌い、というか電話苦手人間(←真っ先に時代から取り残されそうなタイプ(^_^;)のため、もちろん携帯電話は持っていないし、今後も持つつもりはないのですが、その進化のスピードは相当なものを感じますね。今回の広告に写っている携帯にしても、まるで一昔前のトランシーバーのようです。

その手のひらに収まりそうなほど小さなメカで、ネット上のコンテンツまで愉しめる模様(ホントに愉しめるのかどうかは未確認)で、改めて考えてみるまでもなく、技術の進歩にはホント驚かされるばかりです。

そんな新携帯電話の広告を見ながら、私は数日前に地方紙で読んだ伊奈かっぺいさんのコラムを思い出しています。

伊奈さんがお書きになるには、ご自身は元々は「新し物好き」だったのだそうです。しかし、最近のあまりにも速すぎる技術の進歩には、その新し物好きの伊奈さんであっても、とてもではないけれどついていけない、と実感されたそうです。

伊奈さんが例に出していたのは「録音再生技術」でした。

その昔、“音”を録音しようとした場合に使用したのはテープレコーダーでした。その場合のレコーダーとは、現在のようなカセット・テープレコーダーを指してはいません。オープン・リールというテープを使うタイプのものです。

カセット・テープしか知らない人には想像できないかもしれませんが、昔の録音再生装置はテープもレコーダーも柄がはるかに大きく、さらに、使用する際にはリールに巻かれたテープを自らの手作業でレコーダーにセットしなければならない、という実に面倒臭い(?)ものでした。

そんな手間暇のかかる装置ではありましたが、伊奈さんは難なく(?)そんなアナログ装置は使いこなすことができたそうです。また、次に登場した「8(エイト)トラック」なる再生装置も、「なるほどこんな仕組みなのか」と簡単に理解できたそうです。楽勝、楽勝〜♪ (^O^)/

ところが、、、現在一般的になっているカセット・テープが登場し、その次に出てきた「DAT(digital audio tape)」辺りから“楽勝感”が薄れ始めたそうです。実をいいますと、私はそのDATなるモノの現物を見たこともなければ、直にソレを触ったこともなかったりします、、、ねf(^_^;)

使いこなせれば音質や録音、編集の点でも格段に優れていることはわかったものの、飲み込めないでいるうちに、今度はCDの登場です。

CDはまさにデジタル技術そのもので、それまでのテープの技術を使ったもののように、「巻き戻す必要がない」のはとても便利に感じたものの、その仕組みが丸ごとブラックボックスに入れられてしまったように、外からは全く窺い知ることができない点が、伊奈さんにとっては気に入らない点(?)だったようです。

確かにいわれてみればそうで、テープであったなら、巻き戻しや先送りがそのまま自分の目で確認できます。そんなところが、もどかしくもある代わりに安心感につながったりするものなのかもしれませんものね。

しかし、現在の技術競争を見ていますと、録音再生技術に限らずあらゆる分野で、伊奈さんをはじめとする多くの人たちにとっては、ついていくことさえ困難なほどのスピードで進んでいくように思われます。

それは、伊奈さんの言葉ではありませんが、

「まだ全部食べきっていないのに次のごちそうが出てくる」
感じ、かもしれませんね。

只今の満腹中枢値は150パーセント?

【本日の豆素朴疑問?】:技術を開発している技術者は、新技術をきちん使いこなせているのだろうか?