鞍骨山 その2 2012.4.29

●一番広い腰郭。

●見上げる本郭。
■信濃の小領主であった清野氏は、村上義清の配下でしたが、天文22年(1553)8月、村上義清が上杉謙信を頼り逃れると、清野氏は、道寿軒と長子清秀が上杉方に、次子信清(清寿軒)は武田方にと、親子兄弟敵味方に分かれて戦いました。
 どちらが勝っても一族が生き延びるという苦肉の策か。その後、武田が滅びると上杉の会津移封に伴って清野を去ったのです。信濃の小領主たちは、甲越どちらかにつくか、親子兄弟別れるかして、いずれにしても信州先方衆として真っ先に戦わなければならなかったのです。
  ■武田氏滅亡後、鞍骨城は『景勝一代略記』によると、 1982(天正10年)7月に上杉景勝が「清野鞍掛山の麓、赤坂と云所に御馬を立てられ、・・・鞍掛山へ御上がり云々」(信濃史料)との記録があり、景勝と北条氏政が川中島四郡支配を争った際に、上杉方がこの一帯に陣取った様子が記されています。そういう経緯から、今の鞍骨城は、景勝時代の姿ではないかともいわれています。

●南面へ。
 
●南面の郭。大手門の跡とも思える窪みがあります。

●本郭への最後の登り。
 
●清野氏は、麓の古峯神社の場所に館がありました。。

●主郭下の帯郭・犬走りにある石積み。
 
●11:52 鞍骨山山頂(798m)。鞍骨城跡の本郭。
■清野氏は、村上九家(諸賀・清野・山田・雨宮・出浦・小野沢・滝沢・若槻・栗田)の筆頭格で、その領地は清野、岩野、土口、生萱、雨宮、倉科、森、西条、海津など。   城主・清野氏については、「清野氏と戦国時代」をお読みください。

●昼の宴の準備。まずビールで乾杯! 山頂地表面の放射能の数値は、0.05マイクロシーベルト/時。安全圏。
 
●採りたての山菜を天ぷらに。超絶美味。タラノメ、ハリギリ、コゴミ、カタクリ、コシアブラを岩塩で。

●締めは山菜ラーメン。

●13:50 天空の宴は、なんと2時間も…。

●鏡台山。
 
●すぐに西展望岩。

●登ってきた天城山から妻女山が一望。
 ★山座同定入りはこちら
 
●戸隠富士、高妻山。

●すぐ隣の東展望岩へ。
 
●松代城(海津城)が眼下に。

●尾根の樹木には、地衣類。
 
●千曲川と八幡原古戦場方面。

●やせ尾根は天然の要害

●緑はネズミサシ。

●コルを登り返して。これは天然のコルを、防御のためにさらに深く削ったものと思われます。
 
●登って今回の最高地点へ。

●北面には白樺。
 
●南面にはヤマナラシ。

●14:19 稜線出合い(825m)。鏡台山から続く戸神山脈は、ここで象山方面と妻女山方面に分かれます。
 
●鞍骨城跡を振り返って。

●14:28 10分休憩で急下降。
 
●かなりの急斜面。

●ひとりが熱中症にかかったのでゆっくり休みながら。最高気温がいきなり29度近くになっていました。

●樹間から見える天城山。

●越山が見えてきました。
 
●少々薮っぽい箇所。

●尾根は一本なので、稜線を下れば迷うことはありません。この下の越山は、左へ下りる道がありますが、越集落への道なので、右へ進みます。
 
●越山は右の巻き道へ。

●赤松林。

●ネジキがあちこちに。赤松の二次林に多く生育。

●ネジキ(捩木)の樹皮。別名は、カシオシミ。学名は、Lyonia ovalifolia ssp. neziki。ツツジ科の落葉小高木。
 
●眼下に松代。

●15:19 甕(もたい)城跡。甕氏は、北信濃の高井郡井上城の井上氏の系統らしいのですが・・。
白鳥神社、一の鳥居から見る母袋城跡と多田越

●西方に清野のビニールハウス群。

ヤマツツジのつぼみ。五月中旬には満開。
 
●水道施設。上杉謙信が斎場山に布陣した時に越えたという多田越は、この辺り。

●あるいはこの辺りか。象山後背の鞍部。
 
●武田信玄が狼煙をあげさせたノロシ山。

●南方は西条の入から右へ武田別働隊が越えたという戸神山脈。★別働隊故事
 
●皆神山と奇妙山。★山座同定と皆神山の歴史

●柏の若葉。
 
●15:50 象山山頂。臥象山が転訛、竹山とも。

●妻女山方面★山座同定
 
●葉桜。妻女山と同様、ここも桜の名所。

●ヤマブキ。白い色が混じる変種。
 
●ヤマブキ。

●コンクリートとタイルの四阿。
 
●16:08 無事下山。

●象山が歩いただろう「思索の道」上流に辿ると臥象山を命名した隠元大師の恵明寺や象山地下壕があります。
 
●象山神社へ。★佐久間象山邸宅跡

●境内から見上げる象山。
 
●16:13 象山神社。★佐久間象山について

●「高義亭」。象山が安政元年(1854年)から約10年間の蟄居中に住んでいた松代藩家老望月主水の下屋敷聚遠楼の敷地内にあった建物。来客があるとこの2階に招き、応対したそうです。中岡慎太郎や高杉晋作も訪れています。
 
●16:45 松代の東条にある秘湯、加賀井温泉一陽館。洗い場もなく、露天風呂には庭を歩いていくという温泉マニアには有名な風呂。温い強烈な石灰成分のお湯は、体の芯まで温まります。300円。

●最後に打ち上げの宴。話題は、妻女山のうちの山から始める「里山デザイン・プロジェクト」の話から、原発、放射能汚染の問題と多岐に渡りましたが、ちょっと飲み過ぎました。福一が崩壊したら日本どころか北半球が終わりですから。
  ●その他の鞍骨城ルポ
06/12/31 妻女山から天城山-鞍骨城往復
08/12/30 象山から鞍骨城-斎場山-薬師山のルポ
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09/03/01 倉科三滝-鏡台山-御姫山-鞍骨城-妻女山縦走
09/04/12 春の鞍骨山、カタクリ、バイモ
09/12/25 千人窪、風雲寺、古峯神社、鞍骨城、地衣類

●古墳巡り
■08/12/13 堂平大塚古墳・斎場山古墳・土口将軍塚古墳ルポ
■08/08/10 森将軍塚古墳・大室古墳群ルポ
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