カタクリ 2010.5.1
●カタクリ(片栗)ユリ科。別名カタゴ、カタカゴ(堅香子)、ハツユリ(初百合)。花は温度により開閉します。17〜20度で開花し、25度では完全に反り返るといいます。気温はそれほどなくても、直射日光に当たると温度が上昇するようです。
 カタクリの種には、エライオソームという物質がついていて、これを好む蟻が種を運んで増えるといわれていますが、開花まで7〜8年もかかるのです。スミレも同様で、蟻散布植物というそうですが、一種の共生関係なんでしょう。蟻散布植物で調べてみると、カタクリ属以外にスミレ属、イチリンソウ属、フクジュソウ属、ミスミソウ属、キケマン属、クサノオウ属、エンレイソウ属など200種以上もあるようです。自然界における蟻の働きの重要さが分かります。

「もののふの 八十乙女らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花」 大伴家持(万葉集)
 これは情景描写ではなく、家持は地方に赴任していた時の歌ですから、カタクリの群花を都の娘達に例えて懐かしんだ歌なのではないでしょうか。もののふとは武士のことですが、万葉の時代には宮廷に使える人をいいました。

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