清滝-奇妙山 その2 2010.1.20

●高い崖の下を進みます。フリークライミングができれば、ヒョイヒョイと崖を登って尾根に乗れそうですね。しかし、後で分かりますが、尾根の上もすごい急斜面です。

●ミツバアケビのつるがたくさんからんでいます。

●11:05 小尾根を回り込みます。
 
●日本羚羊の足跡を追います。獣道は、小さな段差ができていて歩きやすいのです。暖かくなったせいか、小さな落石があちこちで起きるので神経を使います。崖上の赤松に積もった雪が落ちて落石を誘発しています。

●見上げる崖。200〜500万年前に火山活動により噴出した溶岩が固まってできた両輝石安山岩。
 
●斜面が急になってきました。向こうに山頂から続く雪を被った尾根が見えます。かなり急で、途中に崖も見えます。

●その前に小さな沢と小尾根があります。
 
●11:15 小尾根の向こう側は崖。進めません。

●急斜面を数十メートル下りることになりました。ヤレヤレ。
 
●11:24 やっと下って小尾根の先端を巻きます。

●谷には雪が残っています。谷の上部が全く見えません。地図で位置を再確認し、リタイアか前進かしばらく考えて谷をつめることに。

●つるだらけの谷。冬季以外は藪で無理ですね。山藤、三葉通草、葛、野茨、猿取茨などでしょう。

●登るほどに雪は深くなります。皆神山と戸神山脈。
 
●11:31 谷の上部と左手は高い崖で囲まれています。右の尾根にも崖が。万事休すか…。積雪は40〜50センチと深くなってきました。雪のガレ場で登りにくいこと。引き返すならここがリミットか。
樹木には山藤のつるがたくさんからみついています。冬以外は、蝮など蛇がたくさんいそうです。とにかく谷のどん詰まりまで登ってみることにしました。そこでダメなら引き返すしかありません。

●11:42 右手に崖の切れ目が! 右下も崖ですが向こう側へ抜けられそうです。自然とピッチがあがりますが、急斜面で手がかりがなく、積雪も深くて思うようになりません。
 
●11:52 左の場所から10分もかかって麗らかな尾根の崖下に到着。下は崖で岩頭でもありました。とりあえず小休止。

●振り返ると高い崖と登れなかったその上の尾根が。崖の上もかなりの急斜面で崖も見えます。ここの木に赤テープが巻かれ、「物好きさんへTEL下さい」と番号が書かれていました。番号は読みとれませんでしたが、これを書いた人は山頂まで行けたのでしょうか。それとも引き返したのでしょうか。スポーツゼリーでエネルギー補給をしながら地図をチェック。調度山頂の真下辺りにいるようです。
 
●鏡台山が見えます。★横

●12:01 主尾根に乗れる場所を求めて出発。物好きなもので、諦めずにもう少し先へ行ってみることにしました。★足元の風景
 
●12:06 ほどなく崖ですが、日本羚羊の足跡が上に続いています。これは登れそうです。というか、ここしかないでしょう。この先は、まったく手がかりのない急な沢で渡れそうにありません。

●12:10 慎重にルートを探し、木につかまりながら崖を十数メートル登っていくと、左は崖ですが右手に鞍部が見えてきました。

●12:19 尾根の稜線が見えました。もう少しです。この崖登りが今回のハイライトでした。崖下も急斜面なので神経を使いました。

●12:22 やっと尾根に到着。崖登り開始から16分。歓喜と安堵の瞬間です。清滝上への取り付きから3時間かかりました。
 
●日溜まりの倒木に腰掛けておにぎりを食べていると、私が悪戦苦闘した崖を楽しそうに猪の母子が5、6頭ヒョコヒョコと登ってきました。あまりに暖かい陽気なので、彼らも奇妙山遠足に来たのかなと思っていると、私に気が付いて脱兎のごとく消えていきました。

●12:28 山頂に向けて出発のはずが、尾根に着いて気がゆるんだのか反対側へ歩いていってしまいました。
 
●コブを巻いて…。足跡は日本羚羊と猪や狸などのものです。

●二つ目のコブで気がつき、戻りました。
 
●12:38 鞍部に戻って緩く登り返します。

●山頂手前の掘切。滑って転んでレンズがご覧の通り。
 
●二つ目の掘切。

●12:42 奇妙山山頂(1099.5m)。登頂成功!

●白銀の山頂からは北に眺望が開けます。

●飯縄・黒姫・妙高。★瀧辺山と霞城跡
 
●戸隠連峰から妙高山まで。★パノラマ
●古名は帰命山。帰命とは仏教用語で、心から仏や仏の教えに従うこと。南無と同じ。〔梵 namas「礼拝」「崇拝」の意〕
 行基が留錫した修験の山で、別名を仏師嶽、または仏師ケ嶽というように信仰の山です。
●山頂は、東山城跡(清滝城跡)の本郭です。鎌倉時代の築城といわれています。東條氏の尼巌城跡の支城ともいわれますが不詳です。 足利勢が鎌倉を奪回し、中先代の乱が収束すると信濃守護の小笠原貞宗は北朝側の武将として転戦。1336年(建武3年)に北条勢の残党が立て篭もる東山城を村上信貞らと共に攻略したと伝わっています。

●おそらくレンゲツツジの冬芽。
 
●岩沢方面から登ってきた足跡がありました。

●戸隠連峰から妙高山まで。★パノラマ
 
●東山講と書かれた小さな祠。「大日靈尊」「蠶養神」の石碑も。

●「国常立尊(くにとこたちのみこと)」の石碑。日本書紀に出てくる地球を造ったとされる最初の神様。
 
●12:56 山頂を出発。14分滞在で戻ります。

●次第に尾根はやせてきます。

●登ってきた鞍部と休憩した倒木。

●コブを巻いて。
 
●倒木を除けて。

●南西側は鏡台山、戸神山脈方面。
 
●北東側は、妙徳山、志賀高原方面。こちらの方が傾斜は緩やかですが、崖はあります。

●引き返した二つ目のコブ。積雪は20センチほど。
 
●遙か下に皆神山。

●1:04 ヤセ尾根の右側は高い崖。左は急斜面。獣たちに倣ってやや左を行きます。★崖下方向の別カット
 
●樹間から鏡台山。
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