清滝-奇妙山 その1 2010.1.20
 1月20日、清滝から奇妙山へ登ろうと思ったのは、往古観音堂があったという滝の上の谷を見てみたいということと、父から昭和初期に、郷土史の授業の遠足で奇妙山から清滝を巻いて下りてきたことがあると聞いたからです。実はそのルートは、今回のルートとは全く別のものだろうと後で判明するのですが…。とにかく、延々と崖下をトラバースするとんでもないコースでした。


 奇妙山は、行基が留錫(りゅうしゃく)した地で、臨死再生の修験の山です。古名を帰命山といい、一名を佛師嶽、佛師ケ嶽といいます。帰命とは、「仏の救いを信じ、身命を投げ出して従うこと。帰依」ということで、奇妙奇天烈な山ということではないのです。今回のルートは、まさにそれを感じさせるものでした。

■星印のある写真をクリックすると拡大します。

■今回のコース
清滝阿弥陀堂(620m)--南西尾根--崖下トラバース--南東尾根--奇妙山(1099.5m)東山城跡(清滝城跡)--南東尾根--神官像--1077m--東豊林道支線--東豊林道--清滝阿弥陀堂=清滝観音堂
■全行程:約6時間30分・休憩を含む 気温:-2度〜8度 標高差:約480m
季節によっては、熊・猪・スズメバチ・マムシ対策も。熊に遭遇した人もいます。必ず熊鈴や笛、爆竹、ラジオなどを。最近は暖冬のため、この辺りの山では熊が年末まで目撃され、3月中旬にはもう活動を始めるようです。
今回のコースは、ルート・ファインディングが重要な危険なコースです。地図は25000分の1の地形図では不十分です。google map から10000分の1位に拡大した等高線図に崖を描き込んだものと同縮尺の衛星写真(植生や崖の位置が分かります)を携帯しました。


●9:00 ひと気のない朝の松代から見る奇妙山。あの右側の崖と急斜面を下りる予定です。

●9:15 松代町東条滝本の清滝阿弥陀堂前から出発。気温は-2度ですが、最高気温は11度の予報。北アルプスが白く光っています。

●あの崖の上へ登ります。崖上は、かなりの急斜面。大丈夫か。
 
●清滝阿弥陀堂へ。無事の山行を祈願。

●清滝阿弥陀堂。清瀧山と書いてあります。滝上へのルートは、前回友人と奇妙山へ登った時に、清滝に訪れて確認をしています。
 
●阿弥陀堂裏の清滝。落差約30m。この上へ登ります。

●滝の下は氷っていました。水量はわずか。
 
●滝左手の小径へ。四阿を二つ過ぎると…。★四阿から ★四阿

●崖に沿って進みます。★崖下
 
●柱状節理の崖がそびえ立ちます。この上に登ります。

●9:27 崖と崖の間の急斜面を登ります。ここまでは、前回確認しておいたところです。これは楽勝か…。

●ところが、上に行くほど少しずつ急になり、手がかりが乏しくなるやっかいな急斜面です。ザレていて滑ります。柏の枯葉が滑ります。積もった落ち葉をどけて、登山靴で土を蹴って足場を作りながら登りました。枯れた山芝につかまらないと登れないところもあります。木の根元の上側で小休止。

●こんな急斜面。滝本の集落が眼下になりました。最後は壁のような急斜面をよじ登りました。
 
●エアーズロックのような皆神山。

●9:43 崖下に到着。16分もかかりました。小休止。
 
●鏡台山が見えます。★山座同定

●登ってきた急斜面は下が見えません。最後は壁を登っている感じです。
 
●右手にはガレ場。ここを登ってきた方が楽だったかも。しかし、夏は蛇の巣でしょう。

●崖の上には、覆い被さるような崖。
 
●清滝上の谷に向かって崖下の急斜面をトラバース(水平移動)します。

●集落の屋根が真下に見えるほど。足元の直ぐ下はさっきの崖。

●サッサと通り過ぎ、岩を越えると…。

●眼下に清滝上の谷が見えました。御堂はどこにあったのでしょう。
 
●上には奇妙山の山頂と、その向こうの岩場が。

●深い谷ですが、幅はそれほどありません。
 
●谷には下りずに斜面を上流へ進みます。適当なところで左手の尾根に乗れる場所を探します。谷は大きく二つに分かれていますが、左の谷を遡上します。結果的には、山頂直下にある右の谷を登った方が、早いことは後で分かるのですが…。
 向かいの斜面に日本羚羊がいました。呼び止めると立ち止まってくれましたが、間もなく尾根の向こうに消えていきました。

●清滝方面。ヤマコウバシの枯葉が木々の間に浮かんでいます。
 
●急斜面をトラバースしていきます。

●谷底が次第に上がってきました。夏はひどい藪になりそう。
 
●前方上部にテラスがありそうと登ってみると…。

●10:13 なんと右手から林道がきていました。ここが終点です。

●東豊林道の支線のようです。リタイアのルートにできそう。

●林道から谷の急斜面に取り付きます。サイカチの木が見られます。
 
●左手は崖。

●右手も崖。真ん中を登ります。
 
●眼下の谷。かなりの急登です。

●排泄したての日本羚羊の糞。さっきの日本羚羊でしょう。
 
●尾根を目指します。

●日本羚羊の昼寝場所。
 
●10:33 849mピーク北の尾根に乗りました。

●雪のあるコブを越えます。

●左手に尼巌山(780.9m)。

●灌木のうるさい尾根を登ります。
 
●目指す奇妙山山頂辺り。

●赤松の尾根はゆるやかに右へ。
 
●尼巌山と奥には虫倉山。

●やや尾根が広くなってきたと思ったら…。
 
●10:50 なんと尾根は崖で行き止まり。

●左は北側で雪のある急斜面。地図を見ると50m位の高い崖が続き、トラバースすると岩沢からの北尾根にのってしまいそう。それでは意味がないので、尾根の右へトラバースします。これが延々トラバースの始まりでした。
 
●10:56 崖の切れ目があったのでよじ登って向こう側を覗いてみました。高い崖と雪の急斜面でした。あえなく退却。崖上も深い亀裂や高い段差があって進めないことが分かりました。
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