「見返りの塔」国宝大法寺三重塔 2010.1.18
●三重塔の構造は、天王寺から来た工匠の四良(郎)□らにより造営が行われたということで、当時の都の洗練された美しさを今に伝えています。三層の屋根は桧皮葺で、高さは18.56m。相輪を備え、天頂部には美しい水煙があります。初重の組物は、二手先とし、裳階【もこし】(ひさしようなもの。あると四重の塔のように見える)がありません。二重、三重のように三手先だと初重は細く狭くなり、安定感が出ず初重内部も狭くなって仏像が安置できません。そこで、初重内部を広くとるために肘木を一手分短くして二手先としたのです。そのため初層が大きく非常に安定感があり荘重、重厚な感じがあります。また、裳階がないためにシルエットがシンプルで美しく軽快感があります。この造りは、他に奈良の興福寺三重塔(鎌倉時代初期)と石川県の那谷寺(なたでら)三重塔(江戸時代)だけといいます。内部には、金剛界大日如来坐像を安置しています。また、文化庁の調査の結果、国宝大法寺三重塔の一層内壁に壁画が描かれていたことが判明したそうです。これは興福寺の三重塔と同じです。逆に全ての層に裳階をつけて、一見六重塔に見えるのが奈良薬師寺の三重塔です。
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総高:61尺2寸7分、相輪長:18尺3分
初重総間:12尺1寸、中央間:5尺、両脇間:3尺5寸5分(4.06坪)
二重総間:9尺2寸、中央間:3尺5寸3分、両脇間:2尺8寸3分5厘(2.35坪)
初重総間:7尺8寸2分、中央間:3尺7分、両脇間:2尺3寸7分5厘(1.7坪)

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