茶臼山 2009.10.31
 10月31日(土)、錦秋の茶臼山へ。茶臼山は双耳峰で、第四次川中島合戦の時に武田信玄が布陣したと伝わる山ですが、その山は南峰(有旅茶臼山)で、地滑りで崩壊してしまい原形をとどめていません。



 今回は、ほとんど登山道を歩かず、落葉で見通しのよくなった森を縦横無尽に歩き回りました。ほとんどが煩わしい灌木の藪こぎですが、色々な発見がありました。
■星印
のある写真をクリックすると拡大します。

■今回のコース(登山道をほとんど歩いていないので大雑把な行程)
有旅茶臼山登山口P--旗塚--藪こぎ--茶臼山展望台--茶臼山(730m)--棚田--茶臼山自然植物園--有旅茶臼山登山口P
■全行程:5時間10分・休憩を含む 気温:12-20度 標高差:約100m



●9:25 有旅茶臼山登山口P。信里小学校向かいの道を入って200mほどで駐車場です。

林道を旗塚へ

●100m程で旗塚。左の尾根を辿ってみます。
 
●左側は急斜面。谷に浮かぶ紅葉。

●九基の塚があります。信玄が軍旗を埋めさせたといいますが、実際は古墳時代後の塚(墳墓など)。同様のものが斎場山(旧妻女山)や森将軍塚古墳上の有明山にもあります。
 
●昭和12年建立の武田信玄布陣の碑。「風林火山」の旗。史実というより江戸時代に作られた物語です。実際に布陣したかは不明。

●南峰の山頂(699m)。向こう側は崩れて崖です。
 
●ひと際鮮やかな紅葉。

●崖の縁に立つモミジ越しに茶臼山(730m)。
 
●森林税により間伐された赤松の森。

●上から凝灰岩・亜炭・泥岩・粗粒砂岩・凝灰岩。

●地滑り前は、この空間に標高720mの有旅茶臼山の山頂がありました。
■論地層と呼ばれる、ここが海、あるいは湖沼だった約600万年前(新生代第三紀中新世)の地層で、貝や葉の化石が出てきます。興味のある方は、[戸隠地質化石博物館]へ。

●登山道を外れて森の中へ。かなり灌木が煩い山です。
 
●小さな紫占地。

●登山道からかなり入って苔むした巨岩を見つけました。
 
●立ち枯れの山桜に剥茸。

●灌木が煩く藪こぎが大変です。
 
●ハウチワカエデの紅葉

●モミジイチゴの刺が行く手を遮ります。なかなか手強い森。
 
●猪の足跡があった泥浴びのヌタ場。

●一本松。きのこ狩りの地元の人に出会いましたが、不作で全然無いとのことでした。登山道脇には、毒きのこさえ見あたりません。

●黄葉の森。

●笹藪を抜けて支尾根へ。
 
窪地に池塘(ちとう)迷いませんかとよく聞かれるのですが、地形図を三次元的に頭に入れておくのです。3Dマップですね。今自分はこの尾根のこの辺りを歩いていると頭の中の3Dマップで描くわけです。地形図では細かな小尾根は載っていないので、変だなと思ったら地形図をとりだして確認します。小さな線のゆがみが小尾根だったりします。

●支尾根のひとつから見る茶臼山
 
開けて霞む川中島。

●紅葉のコントラスト。
 
●腰まである笹藪を下ってみました。こんな藪こぎの時は、樹間から見える山や尾根のアタリをつけたり、今いる尾根の空が見える角度や距離を目測して位置を推測します。普段から地形図に親しんでおくといいと思います。

●ニホンジカ皮剥ぎされたリョウブ。角の研ぎ跡だと縦に長い筋が入り、食痕だと二条の歯形が残ります。針葉樹なら枯れますが、リョウブは強いのでなかなか枯れません。
 
●びっしりと生えたカエデの灌木林を抜けていきます。

●林下の倒木に剥茸

●ハナビラダクリオキンの幼菌。

●紫占地が5本あるのですが、「きのこ目」がないと枯葉と区別がつきません。
 
●山布施の秋。★うっすらと白馬三山

●苔の花。
 
●茶臼山山頂直下の削平地。昔の山城の第二郭の跡でしょうか。

●茶臼山山頂(730m)。展望もなく静かです。
 
●適度に湿度があって枯葉を踏んでも音を立てません。

●ウリハダカエデの黄葉。
 
●赤いモミジは少なく、黄葉が目立つ茶臼山。

●古い山道を見つけたので辿ってみました。この先で消滅。

●コミネカエデかカラコギカエデか…。近づけないので不明です。

まだ緑の多い谷に映える紅葉。
 
●切り株に栗茸と粘菌(変形菌)のマメホコリ(左)。

●ヌルデに虫コブ★ヌルデミミフシ(五倍子)
 
●棚田の秋★虫倉山遠望(縦位置カット)

●あぜ道に竜胆。
 
●アキアカネ

●イボタノキの実。
 
●秋咲きのオオジシバリ

●コバノガマズミの実。今年もガマズミ酒を作りました。

●コバノガマズミの葉。小さい

棚田の稲も刈られています。
 
●ウメモドキの赤い実。

●湿った森の中の倒木に平茸
 
●2:35 茶臼山自然植物園へ。しばし散策して帰路に就きました
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