奇妙山 その1 2009.5.3
 5月3日(日)、長野市松代町東条の奇妙山へ。この奇妙な名前の山は、古名を帰命山と書き、一名を仏師嶽、または仏師ケ嶽といいます。山頂には鎌倉時代のものといわれる東山城跡(清滝城跡)があり、麓には多数の古墳や史蹟がある信仰と歴史の山です。
 おすすめは、玉依比売命神社から尼巌山に登り、笹ノ登を経由して奇妙山へ縦走するルートですが、前日に茶臼山で急激な暑さに参ったこともあって、今回は奇妙山のみにしました。


 今回の登山口は、杏の里、東条の岩沢地区。集落の最上部に3台ほど置ける駐車スペースがあります。最近トレッキングコースの整備がされ、標識も立ったので迷うことはありません。急登や足元が切れ落ちた崖はありますが、初心者にも楽しめるいい山だと思います。山はちょうど初夏の花の季節でした。1月の倉科尾根に続きN氏との山行です。

■星印のある写真をクリックすると拡大します。

■今回のコース(三滝・百瀬ルート)
岩沢登山口(515m)--林道--笹ノ登---尼巌山分岐--出合いの石--北尾根--高見岩--奇妙山(1099.5m)--北尾根--北尾根--出合いの石--出合いの石--尼巌山分岐--笹ノ登--林道--岩沢登山口=======清滝(阿弥陀堂)
■全行程:約3時間・休憩を含む 気温:20度 標高差:約585m
★季節によっては、熊対策も。


●8:41 岩沢最上部の駐車スペース。

●松代城下と戸神山脈。★パノラマ山座同定

●杏は小さな実がなり始め、リンゴの花が満開です。
 
●東条氏の尼巌城跡のある尼巌山。

●林道を登ります。
 
●菩薩像でしょうか礼の文字が見えます。

●杉林の林床に咲くカキドオシ。
 
ムラサキケマン。

●ヤマブキ。
 
●イカリソウの群生。

●碇草、または錨草。船のいかりの形に似ています。

●別名は、三枝九葉草(さんしくようそう)。

●漢方では淫羊霍(いんようかく)といい強壮剤。
 
●イカリソウ酒は仙霊脾酒と呼ばれます。

●シダの葉にハグロケバエ。
 
●ケヤキの幼木。

●葉に隠れて小枝にトゲがあるメギ。
 
●特有の香りがあるミカン科のこの木は…。復路で解説します。

●ものすごいトゲ…。これも復路で。
 
●両側は崖とガレ場。続いて植林帯を登ります。

●9:24 尼巌山分岐の鞍部。右へ。

●破壊された古墳。妻女山でも砦に使われたり畑の土留めに使われたりしました。

●奇妙山脈という大室まで続く北尾根にとりつくまで急登あり。
 
●新緑の森で小休止。

●杉の植林地を登ります。
 
●9:37 ヤマモミジの巨樹。

●この先で杉林は終わります。
 
●モミジイチゴ。

●あれが山頂でしょう。
 
●9:47 出合いの石。

●大室側からのコースに合流。北尾根に乗りました。

●熊鈴は必須です。この後、熊棚がありました。

●向こう側が見えない緑のトンネル…。
 
●ヤセ尾根の急登。

●ヤマザクラが咲いています。
 
●9:53 高見岩。絶好の展望地です。

●鏡台山、戸神山脈とノロシ山、皆神山。皆神山は、溶岩円頂丘で、いわゆるコニーデ形火山ではありません。もちろんピラミッドでもありません。
 
●その右は鞍骨山、天城山、斎場山、妻女山。手前は尼巌山。

●高見岩から望む戸神山脈。
■戸神山脈は、『埴科郡誌』の命名です。鏡台山から妻女山、あるいは薬師山までの長い山脈をいいます。江戸後期の『甲越信戦録』には、武田別働隊の動きをこう記してあります。
 「武田方の妻女山夜討の面々は、子の刻に兵糧を遣い、子の半刻(月が隠れる午前1時頃)に海津を出べし。経路は西条の入より、唐木堂越(坂城日名の方へ出る道なり)に廻るべし。これより右手の森の平にかかり、大嵐の峰を通り、山を越えて妻女山の脇より攻め懸かるなり。この道は、甚だ難所なれども、ひそひそ声にて忍び松明を持ち、峰にかかり、谷に下り、あるいは山腹を横切り、次第に並ぶ軍勢これぞひとえに三上山を七巻き纏いしむかで(滋賀の伝説)の足卒苦して打ち通る。」
 西条の唐木堂から坂城日名の方へ出る街道は、戸神山(三瀧山)で倉科へ下る傍陽(そえひ)街道とも繋がっています。倉科に下り、倉科坂を二本松峠から天城山へ登ったという言い伝えがあり、軍勢を立て直した兵馬という場所があります。天城山西の鞍部から堂平経由で陣場平へ攻め込む隊、倉科から生萱の山裾を巡り、土口笹崎から攻め上がった隊などあったかもしれません。斎場山(旧妻女山)の上杉軍も各所に分かれて布陣しているわけですから、それに見合う部隊を各所へ攻撃に充てればいいわけです。私の、『第四次川中島合戦』啄木鳥戦法の検証より。興味のある方はご一読を。
 
●白馬三山と虫倉山。

●眼下に天王山と謙信の軍が越えたと伝わる鋤先(すきざき)峠。

●その上にそびえる難攻不落といわれるも武田の謀略により落ちたと伝わる東条氏の尼巌城跡。東山城跡は、その支城ともいわれています。

●10分ほど休憩で出発。
 
●高見岩から山頂までは、20〜30分。

●猛毒のヤマトリカブトかな。よく見ると違うのですが、ニリンソウとそっくりです。混生していることもよくあります。ニリンソウも微毒なので、いずれにしても私は食べません。
 
●10:23 ピークかなと思わせるコブですが、時間的に早すぎます。

●やはり小さなコブ。
 
●右前方に本当の山頂が見えてきました。

●右(西側)が崖のヤセ尾根。
 
●崖からも赤松が生えています。
▼奇妙山 その2へ NEXT PAGE
    ▲to page top

MORI MORI KIDS ■MORI MORI KIDS Nature Photograph GalleryI ■CAPINO CAPINO(C) in Tokyo Japan since 08.04.2003
Ads by TOK2