森のあんず・鏡台山 その1 2009.4.9
 4月9日(木)、まず早朝6時前にあんずの里、森へ。あんずの花は見頃が短いので、今年のように早咲きだと見過ごしてしまいそうです。ライブカメラで確認しつつ、今年の見頃は、9、10、11日の3日間だろうと予測。空いた9日に訪れました。目当ては懐かしい在来種のあんずの木です。花にやや黄味が入って遠くから見るとコーラルピンクに見えます。私の中であんずの花というと、この色なのです。高校の頃、春に教室から見えた風景や、キャンバスを担いで油絵を描きに行ったときの記憶の中にあるあんずの花の色です。

 そして午後は、急遽鏡台山へ登ることにしました。時間が遅かったので倉科から林道芝平樽滝線に乗り、樽滝を見てから支線に入り、倉科コースの途中、鏡台山まで90分のところから登りました。急いだので60分で登頂。慌ただしいらくちん登山でしたが、それなりに見るものはありました。帰りは森に寄り、杏を愛でてから宮坂峠を越えて桜を観賞しつつ帰路に就きました。

■星印のある写真をクリックすると拡大します。

■今回のコース(倉科コース)==車 --徒歩
林道白石千曲線入口(440m)==林道芝平樽滝線==支線終点--倉科コース登山道--百瀬口分岐--三滝山分岐--北峯(1267m)--鏡台山(1269.0m)--鏡台山北峯--百瀬口分岐--倉科コース登山道--支線終点==林道芝平樽滝線==森==宮坂峠==戸倉キティパーク
■全行程:約1時間25分・休憩を含む 気温:2度〜12度 標高差:約270m
★季節によっては、熊・猪・スズメバチ・マムシ対策も。狩猟期は、沢にハンターが入ります。


●上平展望台上部の杏畑。気温1度。

●朝もやの懸かる杏の里。左は有明山、遠くに北アルプス。

●まだ陽の差さないあんず畑。
■杏の歴史
中国原産。薬用として用いられた。日本には古代にもたらされたが、渡来した年代は不明。万葉集には「杏人」とあるが、読みは不明。カラモモは「古今集」に見られる。平安時代の「本朝和名」(918)や「和名類聚抄」(923)には、カラモモ(唐桃)の和名が見られる。「延喜式」にも、信濃の国から杏の種を朝廷に納めた記録がある。一般的に唐桃を杏というようになったのは江戸時代かららしく、寛文2年(1662)林道春の「多識編」とされる。杏に加良毛々俗にいう安牟寸(アンズ)を釈明するとし、また、杏子と書いてアンズと呼んだ。森のアンズは、天和年間(1681〜1683年)元禄時代、伊予宇和島藩主伊達宗利侯の息女豊姫が、松代藩主真田幸道侯に興し入れの際、故郷の春を忘れじとして国許よりアンズの苗木を取り寄せ、松代東条地区に植え付けたのが始まりとされるが、それ以前にもあった可能性はある。安永年間(1772〜1780年)松代藩は、森村・倉科村・生萱村・石川村などへ苗木を配布し、栽培を奨励した。
 
●樹齢250年といわれる在来種のあんずの古木。後背の改良種のあんずとは花の色が異なります。私の記憶にある杏の花の色。

●有明山に陽が差してきました。
 
●バックは大峯山。

●お稲荷様のケヤキ。
 
うねる太い根。

●3m近くある主幹。
 
●最も迫力のある枝のカットは、ここ。

●大きな枝が自重で折れてしまった跡。

●あんずの花と重ねてみました。落花するとケヤキの芽吹きが始まります。

●あんず畑の向こうに戸隠富士と呼ばれる高妻山。
 
●高妻山。

●大峯山に陽が差してきました。
 
●あんずの花にも柔らかな春の陽射し…。

●日が昇りました。
 
●杏の花。

●上の方の陽が差す前のカットと比べてみると印象の違いがよく分かると思います。
 
●ひときわ艶やかなあんず。

●樹齢250年といわれる在来種。★一週間前五分咲きのカット

●逆光もいいものです。在来種のアンズの花は、むしろ生産地の森よりも、周辺の集落の方に多く見られます。

●これが私が好きな在来アンズの色です。
 
●少し離れると…。

●もっと離れると…。
 
●手前の改良種と奥の在来種。

●観光客があまり行かない山際近くの畑。
 
●ヴィヴィッドな色合い。

●振り返ると遠く北アルプス。
 
●北斎風に外連味のある大胆な構図で。

●子供の頃から、アンズ干、アンズのシロップ漬、紫蘇巻きアンズ、杏仁は、よくおやつで食べました。懐かしい味です。今でも7月には、落ちたアンズの実で集落中がアンズの果肉の香りに包まれます。

●これも在来種の古木。

●背景が現在は黒い瓦屋根か鮮やかなトタン屋根ばかりですが、昔は茅葺き屋根が多く、柔らかな印象でした。
 
●アンズと北アルプス。

●アンズと北アルプス。
 
●場所は秘密ですが、これも在来種の古木。探してみてください。

●斑の濃淡が美しい花です。
 
●大峯山。

●上平展望台方面。
 
●宮坂峠方面。

●薬師山からスモーキーピンクの風景…。

●薬師山から森将軍塚方面。左へ岡地天満宮。

●薬師山から森の集落。昔は花の中に家があったのですが、建物が増えました。茅葺き屋根も見られません。時の流れを感じます。
 
●芭蕉句碑。「花さかり山は日頃の朝ほらけ」年代未詳。

●薬師山から。鏡台山への長い尾根。
 
●薬師山から。倉科方面。北山と右奥に鞍骨山が見えます。

●薬師山から眼下の家並み。
 
●信濃三十三番札所第六番観龍寺。大峯山へはここから。
■午後、思い立って倉科から林道芝平樽滝線に乗り、鏡台山を目指しました。  
●1:52 樽滝下。上部に樽滝が見えます。看板に滝まで10分とあります。急いで行ってみることにしました。
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