葛尾城跡・五里ケ峯・鏡台山 その1 2009.2.2
 2月2日(月)、信州は坂城町の坂城神社から川中島合戦の村上義清の要害、葛尾城跡(かつらおじょうせき)から五里ケ峯(五里ケ峰)へ登りました。葛尾城跡の探索ももちろんですが、今回は五里ケ峯の北の尾根のどこかにあるという勘助横手(勘助道)を見つけることが目的でした。これは里俗伝に、山本勘助が葛尾城攻略のために造らせたという伝説の山道です。事の真偽はともかくとして、ほとんど紹介されたことのないこの道をこの目で確認したかったのです。

 その顛末は、ルポをご覧いただくとして、五里ケ峯の山頂で大パノラマを堪能しながら昼食をとっていると、息子から浅間山の噴煙は見える?というメールが入りました。そうかと鏡台山方面へ足を伸ばすと見えるではありませんか。そして時間も余裕があったので、鏡台山まで行くことにしました。ちょっと急ぎましたが、旧埴科郡の中心峰は、白銀に包まれて穏やかに静かに佇んでいました。
星印のある写真をクリックすると拡大します。
音楽をリンクさせてあるキャプションがあります。お気に入りの曲がありましたらBGMとしてお聴きください。

■今回のコース
坂城神社--葛尾城跡遊歩道分岐--近道--葛尾城跡(805.0m)--北山林道終点--鏡台山分岐--五里ケ峯(1094.4m)--北尾根(宮坂峠方面)--勘助道分岐--勘助横手(勘助道)--971m--勘助道--五里ケ峯--林道--笹平(林道更埴坂城線)--鏡台山(1269.0m)--富士見の岩--笹平--林道更埴坂城線--北山林道--葛尾城跡--遊歩道--飯縄山巻き道--坂城神社
■全行程:約7時間40分・休憩を含む 気温:0度〜5度 標高差:約850m
■登山地図にないコースもあります。★二万五千分の一地形図必須・軍手は必携です。季節によっては、熊・猪・スズメバチ・マムシ対策も。登る季節は、晩秋から早春がベストです。冬季、積雪が多いときはスノーシューや軽アイゼンが必要になります。
★狩猟期は、ハンターが入る箇所もあります。


●9:08 坂城神社を出発。延喜式内社・村上義清縁(ゆかり)の坂城神社に参拝。安政2年建立。

●9:11 登山道入口。神社右奥から裏を回って西方へ登る農道を辿ります。軽井沢から来られたというご夫婦が先行されました。

●すぐに葛尾城跡遊歩道の近道分岐。左は飯縄山。
 
●坂城市街。前方の山脈は太郎山山塊の虚空蔵山。

●凹状の山道を登っていくと、赤松林の急登。
 
●松茸の留山に沿って登ります。

●鏡台山と太郎山を結ぶ山脈と和平高原。
 
9:50 葛尾城跡。本郭の西端に出ます。登山口から約40分。

●葛尾城跡から南の眺め。★パノラマ
 
●葛尾城跡から北の眺め。★パノラマ

●冠着山★望遠パノラマ

●二の郭から見上げる本郭。

●なかなかよくできた楽しそうな案内板。葛尾城跡から鏡台山、太郎山、虚空蔵山、和合城跡の長い縦走路にはびっくりです。

★国土地理院の地形図では、冠着山(姥捨山)となっていますが、天保5年(1834)に完成した地誌『信濃奇勝録』の絵図では、冠山(冠着山)と姥捨山は別の山として描かれています。姥捨石の西側後背、冠着山の北側に位置する山で、恐らく猿ケ馬場峠(さるがばんばとうげ)南の三峯山(1131.3m)のことではないかと思われます。確かに冠着山では、姥石からいくらなんでも遠すぎるような気がしますし、千曲市の一重山辺りから見ると姥捨の後ろの三峯山に月が入るように見えるでしょう。しかし、また古史には冠山が姥捨山との表記もあり悩ましいところです。姥捨山の所在については、『信濃宝鑑』上巻に詳しく載っています。
 
●冠着山と麓の市街地。★市街地を含む大パノラマ

●桜に囲まれた本郭。
 
●太郎山から虚空蔵山。★望遠パノラマ

●10:06 本郭の祠に参拝して出発。後方は、五里ケ峯。
 
●北面の掘切。

●五里ケ峯(左)と鏡台山(右奥)。
 
●掘切から坂城方面の眺め。

●本郭の背後には、大きな二条の掘切。

●大きく下って掘切を超えて登り返します。

●この辺りは、原形はかなり崩れているのかもしれません。
 
●堀切の底から。

●背後は幾重にも掘切があります。
 
●ヤセ尾根の背後に…。

●掘切(ほりきり)の説明看板。武将が少女マンガタッチです。
 
●ここも深い掘切。

●これは石垣というより岩稜地帯。
 
●しばらく平坦地が続きます。

●石橋のような構造物。門でもあったのでしょうか。

●石組みは精緻ではありません。

●尾根が広がります。
 
●10:18 北山林道終点。

●葛尾城跡案内。★城郭図
 
●林道の向こうに鏡台山が見えます。

●10:22 高圧線の鉄塔。
 
●鉄塔越しに冠着山。

●少しずつ雪景色になってきました。
 
●10:32 村上義清の腰掛け松か。

●霧氷が目立ち始めます。

●二股の腰掛け松。

●微風なので雪が落ちてくることもありません。
 
●緩斜面を進むと…。

●伐採された展望地。虚空蔵山。
 
●高木はクヌギに似た同じブナ科コナラ属のアベマキか。

●ヒノキの植林帯の縁を登ります。
 
●林下は冬景色。

●登りきると、やがて唐松林。
 
●10:51 頂上直下に鏡台山分岐。
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