ニホンカモシカ 2009.1.18
●ニホンカモシカ。日本に分布する野生では唯一のウシ科動物。せきつい動物亜門哺乳類(哺乳綱)偶蹄目ウシ科ニホンカモシカ(日本羚羊)。定着性の動物でなわばりを持ち、普通単独で生活します。複数のときは、繁殖期か子供と一緒の時です。秋に交尾をして7ヵ月の妊娠期間の後、春から初夏に一頭出産します。母親は子供と2〜3年は一緒に行動するようです。角を木の幹にこすりつけマーキングをします。眼下腺や蹄腺から酸っぱい臭いのある分泌液をつけてなわばりを主張します。イネ科の笹や草木の葉、樹皮や新芽を食べます。
 角は雄雌ともにありますが、骨が発達したものなので鹿のように毎年生え替わることはありません。なので角の大きさで大雑把な年齢を判断することはできます。また、角研ぎをするので、大きな個体は角の前部がすり減っています。
 縄張りは食性の豊かさや雄雌により違うようですが、直径1キロから2キロということです。溜糞をする習性があり、糞場は決まっています。また、縄張りには必ず岩場やガレ場があり、避難や休息の場所とします。平均寿命は5年前後ということです。非常にデリケートな動物で、ストレスに弱く飼育が困難でしたが、関係者の長年の飼育研究で人工的な繁殖もできるようになりました。
 古来ニホンカモシカは、重要なタンパク源として狩猟の対象でしたが、乱獲によって絶滅しそうになり天然記念物に指定されて保護され増えました。逆に今度は増えすぎて林業などに重大な損害を与えるようになり、捕獲や射殺が行われています。野生動物の人工的な保護管理は、非常に困難な命題で、ニホンジカやニホンザル、月の輪熊などと同様に色々な意味で危機的な状況にあることには変わりないのです。

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