大峯山(千曲市森) その1 2009.1.11
 1月11日(日)、新年に息子達と登った倉科の鷲尾城跡から見た大峯山の大きな三角の山容と、倉科と森の境に延びる尾根の姿が忘れられず、登ってみようと出かけました。 千曲市森の信濃三十三番札所第六番の観龍寺から登る登山道があるらしいのですが、どうにも鷲尾城から見た尾根が気になって仕方がありません。
 千曲市在住の叔父が上程した『岡地探訪 乙路の県 天満大自在天神とその周辺』という本によると、この倉科と森の境にある山を県山(あがたやま)というと書かれています。今回のルートは、登山道がありません。地形図を頭にたたき込んで心して出発しました。


 雨宮田圃の真ん中から、大峯山を観察。今回のルートの画像を頭に焼き付けました。ピークやコブの形状と数、植生を頭に入れておくのです。右が植林帯の境を登っていくとか、左に植林帯が見えたら頂上は近いとか、イメージトレーニングをしておきます。
 帰りは、観龍寺からの登山道を下る予定でしたが、踏跡が見つからず南西の尾根を下りました。これは、下から見たのと地形図で予め予想できたことなので、想定内のことでした。急登は予想以上にきついものでしたが、厳寒の中、久々にいい汗をかきました。また、地元でもほとんど知る人のない「県山城跡」を見ることができたのも大きな収穫でした。
■星印のある写真をクリックすると拡大します。

■今回のコース
大峯山支尾根県山先端の石垣公園--472.8m--県山城跡--鉄塔--急登--大峯山(841.4m)--南西尾根--林道夕日山線--観龍寺登山道分岐--夕日山(四阿)--観龍寺--夕日山(四阿)--作業道--大峯山支尾根県山先端の石垣公園
■全行程:約3時間40分・休憩を含む 気温:-2度〜-3度 標高差:約460m
■登山地図にないコースです。★二万五千分の一地形図必須・熊対策も。


●森岡地入口より大峯山・県山を望む。

●10:35 出発。県山先端に石垣の小さな展望公園を発見。縦に止めると二台分の駐車スペースがあります。

●公園の端から尾根に取り付きます。

●笹の急斜面を登って右へ。
 
●作業道がありました。

●目指す大峯山(841.4m)が見えました。
 
●10:45 472.8mの尾根の先端に乗りました。有明山と森将軍塚古墳が見えます。

●北東には倉科の集落と北山から鞍骨山が見えます。
 
●人工的に掘削されたような段差。

●平坦な尾根を進みます。
 
●ほぼ無風ですが気温はマイナスです。右、宮坂峠と左、沢山。

●北西には雨宮田圃と鷲尾城跡、唐崎城跡。

●笹を抜けて少し登ります。

●尾根の北側に踏み跡。
 
●10:57 小ピークを越えます。

●右下にニホンカモシカが。アッという間に逃げました。
 
●南西方向へ曲がって登ります。

●北には鷲尾山塊(倉科尾根)。
 
●岩混じりの急斜面。

●鷲尾城跡から続く北山から天城山もいい尾根でした。
 
●古墳かと最初は思ったのですが、登ってみると…。

●11:04 古い城跡か砦の本郭のようにも見えます。

●そこからの宮坂峠方面の眺め。

●ピークの先にある人工的な溝。どう見ても堀切です。周囲が伐採されていますが、城跡保護のためでしょうか。

■後日千曲市教育委員会に問い合わせたところ、平成10年頃に市教育委員会が現地を踏査している際に発見。地元でも知る人はなく、現地の地名をとって、「県山城跡」として市の遺跡台帳に登録したそうです。ただ、詳細は全く不明とか。
 
●尾根の少し先を見ると、もうひとつ堀切があるようです。

●後背には大峯山。鷲尾城の支城でしょうか。
 
●10mほど進んで二つ目の堀切。

●たぶん倉科の田端に下りる古い作業道。鷲尾城との連絡道か。
 
11:09 高圧線の鉄塔。大峯山頂が見えます。その手前の急登も見えます。かなりの急登が予想されます。標高差200m位は急登が続きそうです。

●鉄塔下から北東に鞍骨山。
 
●年末に息子達と登った鞍骨城跡と鞍骨山脈。

●南側の鉄塔巡視路。

●倉科の里。

●この地方最大の山城といわれる鞍骨城跡。麓の倉科の地名は、平安時代の『和名抄』に倉科郷とあるのが初見です。★望遠カット
 
●一度下って電車道のような清々した尾根道をゆるゆると登ります。

●急登前の静けさ…。
 
●振り返ると有明山と西山。

●左手下には鷲尾城跡。
 
●11:17 さあいよいよ急登の始まりです。

●最初はこんなものでしょう。
 
●木落の沢があります。沢は手がかりがないので左の高みを登ります。

●50m近く登ってひと休み。

●獣道を使って手がかりになる木が多そうな沢の南へ慎重に移動します。沢で転落したら下まで止まらないでしょう。

●南からもう一本沢がきています。
 
●二本の沢の出合い。

●11:35 沢の出合いの上から。
 
●こちらは森の方へ下りているようです。

●すごい急登。もう一度獣道を使って沢を渡ります。
 
●カラカラに乾いたアラゲキクラゲ。美味しくいただきました。

●ニホンカモシカによる食痕。
 
●急登はまだまだ続きます。枯葉と雪で滑るのと、ハリギリなどの幹をつかまないように注意しないといけません。寒いのですが薄着なのに結構汗をかきます。
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