大マテイ山-鶴寝山 その1 2007.4.1
 4月1日(日)、去年の秋の大菩薩峠以来久々に家族揃っての山歩きは、私の腰のリハビリもあって、高低差の少ない牛ノ寝通りを選びました。早くも桜が満開の東京を後にして向かった棡原や西原も麓では桜が咲き始めていました。けれども松姫峠に向かうと、咲いているのはキブシやダンコウバイばかり。峠に着くとそこはまだ冬の佇まい。



 しかし、気温は7時で11度。最高気温は20度まで上がり暑いほどの一日でした。花はありませんでしたが、大マテイ山の幻の大トチを、まだ見ていなかった連れと次男に見せることができました。その谷と巨樹の大きさに圧倒され、ふたりは山の神様に出合ったと感動していました。
■星印のある写真をクリックすると拡大します。

■今回のコース
松姫峠--山沢入のヌタ--大マテイ山--大トチの谷--山沢入のヌタ--鶴寝山--松姫峠
■全行程:約5時間40分・休憩を含む 気温:11度-20度 標高差:約200m
■登山地図にないコースもあります。★二万五千分の一地形図必須・軍手・保護用メガネは必携です。熊対策も。



●7:17 豚汁を飲んで松姫峠を出発。昨夜は雨が降った様子。空気は乾いていますが地面は湿っています。

●雲ひとつ無い快晴。気温は11度ですが、背中に当たる陽射しが早くも暑く感じられます。花はなく、キジョムシロやスミレが小葉を広げ始めたところでした。

●南方の大月方面。道志の山々が遠く霞んでいます。
 
●しばらく歩くと右前方に鶴寝山が見えてきます。

●7:29 鶴寝山と右へ北面巻き道。巻き道を行きます。二輪草コースとありますが、花期が短く、最近のように異常気象が続くと、タイミング良く春の妖精、スプリングエフェメラルの花に出会えるのは結構難しいことです。
 
●山はまだ冬の装い。

●樹間から見えるのは三頭山。
 
●7:41 山の神。卒業と進学のお礼、山の安全を祈願。

●植林帯を過ぎると見えてくるブナの森。
 
●ブナの倒木を越えて。この後、大ブナの倒木を4本も見ることになろうとは思いも寄りませんでした…。

●眼下に小菅の集落が見えます。冬枯れの季節にだけ見られる風景。

●モノクロームの風景の中に際立つコケ。

●ブナの大木と、逆光に浮かぶ芽吹き前の枝
 
●これもコケ。

●石灰岩の山のように見える枯れ木は、たぶん猪とキツツキが虫を求めて掘り起こしたもの。
 
●8:09 巻き道と鶴寝山からの道の合流地点。新しい日向道もすぐ向こう側。

●倒木に白っぽいものが…。
 
●わりと良く目にする変形菌です。

●このように白くきれいな物には初めて巡り会いました。
 
●夏にススホコリを見つけた場所です。

●光沢のあるナツツバキ。

●通り過ぎる春風の爽快な牛ノ寝通り。

●見上げるとヤドリギ(寄生木)。ヒレンジャク(緋連雀)が黄色い実を好物としていて、食べることで粘着性のある糞とともに種子が運ばれます。この尾根では、主にミズナラとクリに多く寄生しています。
 
●8:32 山沢入のヌタでこんな物を見つけてしまいました

●月の輪熊がモミの木をひっかいた跡と思ったら、どうやら鹿の角研ぎ跡のようです。
 
●ここで小休止。次男は倒木の上の窪みに見つけて置いた実生が15センチぐらいに成長していたのを見つけ、とても喜んでいました

●山沢入のヌタにある特徴的な枝振りのミズナラの巨樹。この木からゆっくり2時間ほど下ると大トチとわさび田を経て小菅の湯。
 
●しばらく歩いてブナの幹にコブのようなキノコ。下に大きなものが落ちているのを見るとキコブタケかツリガネタケか

●真っ黒なこれも変形菌か
 
●これは間違いなく変形菌。

●木の皮を剥ぐと、これも変形菌。

●倒木に幅12ミリほどの小さなキノコ。

●上から見るとこんなです。
 
●さらにアップ。

●北には雲取山。
 
倒木にコケの芽生え。

●わずかな登りをこなすと大マテイ山のなだらかな頂。
 
●大きな倒木にハサミムシ

●大きな倒木に生えたコケは、触ると気持ちが良い。癒しの感触。
 
●別の倒木にはアカゲラかコゲラのものかキツツキのあけた穴が。

●大マテイ山のシンボル、よじれたミズナラの巨樹。

●9:26 大マテイ山頂。ここで朝食。今回のヒットは、自家製の肉味噌おにぎりと魚肉ソーセージ。山容がおおらかで迷いやすく、大惑いが転訛して大マテイ山になったそうです。

●切り開かれた山頂から南方に見える雁ヶ腹摺山。★アップ
 
●9:48 いよいよ幻の大トチに向かって出発。

●一昨年の9月に下りた場所を推定して谷へ。葉が生い茂っていないので景色が違い、ここでいいのかもうひとつ怪しい。
 
●木に掴まりながら、かなりの急斜面を下りていきます。9月に初めて下りたときは、鬱蒼としていて下が全く見えず、かなり緊張して下ったことを覚えています。

●やがて見えてきた見覚えのある巨樹と非日常的な空間を持つ大きな谷。
 
●急傾斜の木の上側で小休止。頭上に真っ白な飛行機雲

●次男はひとり大きなブナの倒木を越えて谷底へ。
 
●私は谷の反対側へ。急斜面を大トチへ登る150センチの息子。小さいなあ!
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