鶴寝山北尾根-大マテイ山 その1 2006.10.8
 10月8日(日)、三連休の中日、鶴寝山北尾根を登り牛ノ寝通りへ。尾根では風速20m以上の暴風にあい、一時は立ち往生するほどでした。強風で写真を撮ることもままなりません。北アルプスで遭難者が出たのもうなずけます。しかも、ちょっとたちの悪い気管支炎をやった後で体調もいまいち。思いの外ハードな山登りとなってしまいました。
 本当は変形菌の撮影が目的だったのですが、秋の長雨が去った後の山の空気は台風一過でカラカラに乾いていて変形菌のかけらも見あたりません。そこで急遽きのこ狩りとあいなりました。



 ちょうど信州ではきのこ狩り中の親戚が山中で約20mの距離で熊と遭遇。眼力で追い払ったという話ですが、こちらは熊棚を発見。ブナやドングリの実が不作のようで、去年は大不作だった栗がまあまあなので栗を食べに来たようです。栗の枝が折られて落とされているのを何カ所かで見つけました。木には熊の爪痕がくっきり。
 しかし、すれ違った登山者やきのこ狩りの人が、だれも熊鈴をつけていないのには驚きました。特に単独の方には必須だと思うのですが…。私のように小さい頃から熊の生息域に住んで、襲われた話を聞いて育ったものには考えられない無防備さです。 


■星印のある写真をクリックすると拡大します。

■今回のコース
小菅の湯周遊道路7:13--鶴寝山北尾根--ツルネ(小永田浅間神社)9:08--山沢入のヌタ--大マテイ山10:33--大ダワ11:32--モロクボ平12:20--小菅の湯周遊道路13:18
■全行程:約6時間5分・休憩を含む 気温:9度-25度 標高差:約700m
二万五千分の一地形図必携。熊対策も必要です。



●5:44 中央自動車道八王子IC手前。朝焼けと満月。遠く三頭山と大菩薩嶺がくっきりと見えました。

●6:48 鶴峠から望む鶴寝山北尾根。気温は9度

●7:15 朝食にサンドウィッチを食べて出発。右下には小菅の湯。
 
●7:15 いつものように蕎麦打ち工房の横からとりつきます。

●水道施設の先からか細い作業道へ。すると息子が「去年の夏に下りてきた道はこれじゃないよ」と。「やっぱり…」「もっとずっと東だよ。小菅の湯がずっと遠くに見えた」確かにそうでした。
 
●下りてきた道は、今後の宿題にして、先に見える尾根を直登することにしました。

●かなり急ですが、百数十メートルも登れば尾根上に出るでしょう。
 
●途中何本か作業道に出たのでそれをたどりました。

●少し小さいけれどウラベニホテイシメジか。軸は中実。毒のクサウラベニダケは中空。しかし、毒のイッポンシメジは中実。ややこしや。
 
●7:58 ようやっと尾根に乗りました。この尾根までの200mあまりがちょっと難儀ですが、今度はちゃんとした道を探しましょう。

●8:00 尾根の中心には以前下ってきた広い作業道がありました。これを下っていくと植林帯の作業道に出ます。それを下り左に小菅の湯が見えたら、その方向へ長いトラバースをこなします。すると取り付きの蕎麦工房の横へ出ます。

●ヒノキの植林帯を抜けます。明瞭な作業道があるのはここまでです。

●右手、西方には1274mの高指山が見えます。
 
●クリタケを発見。

●8:17 標高1000mを越えて「白樺平」通過。この辺りから西から吹き付ける風が強くなり始めました。
 
●そこそこの急登。それよりもカラカラに乾いた強風が応えます。体感気温も下がってきました。

●笹藪もご覧の通り。ちぎれた小枝や葉などが飛んできます。口の中はすぐにカラカラ。唇もカサカサです。
 
●赤松が強風で信じられないほどしなっています。木同士がこすれ合ってものすごい音を立てています。

●8:35 赤松林の薮を通過。熊よけの鈴の音もかき消されてしまいます。
 
●西側が伐採されたかかり木のところで暴風をまともに受けて動けなくなりました。しばらく木の陰に避難。

●強風のため下ばかり向いていたので見つけられたハナイグチ。

●8:41 笹藪の急登

●強風で笹が横殴りに顔にたたきつけます。
 
●30mほど辛抱の薮漕ぎ。

●抜けてほっと一息。
 
●と思ったら栗の枝が落とされています。熊が登って枝を落としたようです。幹に爪の跡がついています。そんなに大きな個体ではないようです。

●最後の急登をこなすと
 
●9:08 標高1300mのツルネの浅間神社に無地到着。お参りして出発。

●尾根の東側は風もなくてうららか…。
 
●9:15 山の神分岐。

●栗拾いの夫婦と出会いました。2004年の大豊作ほどではありませんが、全く不作だった去年と比べると豊作といえるでしょう。

鶴寝山への分岐。倒木に変形菌を探しましたが皆無。これだけ乾燥していたら仕方がないですね

●9:43 山沢入のヌタ。手前できのこ狩りの二人に出会いました。
 
●ここからは日向みちを行ったり尾根に戻ったり。

●小さな秋。牛ノ寝通りの見頃は10月下旬です。
 
●前日に人が入っているようなので、登山道からかなりはずれた場所まで行ってみました。お目当てのブナハリタケがありました。とても状態のいいものです。

●乙女のレースのフリルのようなブナハリタケ。
 
●下から見ると山毛欅針茸という意味が分かります。

●立ち枯れのブナにびしりと生えています。雨が降ると水分を含み、虫もたくさんついて煩わしいのですが、強風のためか虫がまったくついていません。ブナハリタケは、ナイフで切り取ります。
 
●今まで見た中で一番きれいなブナハリタケでした。

●別の倒木にもびっしりとついています。

●10:33 大マテイ山。ここでひと休み。気温15度。

●ふと左手を見ると以前は見えなかったはずの富士山が。眺望を得るために伐採したんでしょうか。★縦カット
 
●人も入っていますが、猪もずいぶんと駆け回っているようです。強風で栗のイガが降ってくるのでヒヤヒヤです。

●形の良いハナイグチ。
 
●強風で揺れてヤマトリカブトにもピンが合いません。

●石丸峠、熊沢山と右へ下って大菩薩峠。さらに右は親不知ノ頭。
 
●やはり落とされた栗の枝を発見。見上げると…。
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