大菩薩峠-源流探索ハイキングコース その1 2006.8.29
 8月29日(火)、夏休み最後の登山は、登山地図には載っていないけれども、小菅村の大きな看板には「源流探索ハイキングコース」として描かれているコースを歩いてみました。数年前から歩いてみたいと思っていたコースです。変形菌(粘菌)の撮影にも最適ではと考えました。この夏は局地的な集中豪雨があったので、登山道が崩壊しているかもしれません。引き返すことも覚悟の上で行きました。
 最初は大菩薩峠は登らない予定だったのですが、湿度90パーセント以上の森歩きで、展望のある爽やかな開放感が欲しくなり、荷渡し場から大菩薩峠へと往復しました。



 源流探索ハイキングコースは、思ったよりも高低差があり、崩落箇所あり、ヌルヌルの木道が何本もありとスリル満点でしたが、それ以上にすばらしいコースでした。しかし、湿度は100パーセント近くで、ついには私のカメラが作動しなくなりました。お目当ての粘菌は、湿度が高すぎたせいか、あまり見られなかったのが残念でした。今度は新緑か紅葉の季節に訪れてみたいと思います。

■星印
のある写真をクリックすると拡大します。

■今回のコース
林道小菅線終点--日向沢登山口--赤沢分岐--ノーメダワ分岐--古木場(フルコンバ)--荷渡し場--大菩薩峠--荷渡し場--源流探索ハイキングコース--牛ノ寝通り分岐--榧ノ尾山--雄滝方面分岐--山葵田--小菅川--林道小菅線終点
●林道小菅線は、白糸の滝から先は、特に荒れていて轍(わだち)がえぐれているところもあります。最低地上高のあるsuvなら大丈夫ですが、一般車やラフな林道走行に慣れていない方は、路肩も軟弱ですし待避所も少ないので避けた方がいいでしょう。白糸の滝手前に無料の大きな駐車場があります。昼間点灯、カーブではクラクションを。
■全行程:約7時間15分・休憩を含む 気温:18度-20度 標高差:約850m
二万五千分の一地形図必携。熊対策も必要です。



●7:20 林道小菅線終点の広場を出発。朝食を食べて支度をしていたら山仕事のおじさん達が到着。

●広場の出口に牛ノ寝通りへの下り口が。今日は帰りにここを登ってくる予定です。先のカーブを曲がって下るとすぐに…。

●7:22 日向沢大菩薩登山口。熊出没注意の看板…。道は沢沿いにしばらく登り、やがてジグザグに尾根へと向かいます。
 
●いきなりの倒木。ここのところ各地で局地的に集中豪雨があったので、山は荒れているかもしれません。

●7:35 15分足らずで赤沢からの登山道と合流。
 
●道は広くなり馬をひいて歩けるほど。古道の趣があります。ブナの実がたくさん落ちています。ほとんどが開けられて食べられています。

●枯れ木に変形菌を発見。
 
●朽ち木を青く染めるのは、ロクショウグサレキンモドキ。

●気温は20度ですが、森の中は相当湿度があります。
 
●これは不思議な色の小さなキクラゲの仲間。★別カット

●8:12 ヒゲ親爺のような変形菌を発見。★アップ

●よく見ると小さなクモが2匹います。

●日当たりのいい登山道脇にミヤマママコナの群生がありました。
 
●傷つけると白い乳液が出るチチタケ。★横からアップ

●紫色のきれいなホウキタケ。
 
●対照的に鮮やかな黄色のキノコ。


●倒木の皮がはげた小さな窪みにキノコ。

 
●結実したギンリョウソウ。


●シロソウメンタケ。これも可食ですが、食べたことはありません。

 
●8:45 ノーメダワ方面への分岐。

●キノコ虫に食べられたのはベニタケ科のヤマヒガサタケか。ベニタケ科で他にはシロハツ、ケシロハツ、ツチカブリなども。

●フルコンバまで眺望が得られるところはほとんどないようです。

●9:16 これもエダナシツノホコリか。
 
●ミズナラとブナが並んで生えています。

●9:35 フルコンバ。眺望が開けて思わずバンザイ。丹波山村からの道が合わさります。ここで2回目の朝食。
 
●将監(しょうげん)峠方面が開けています。
★パノラマ408k ★大画面パノラマ714k

●大菩薩嶺(右)の大きな山塊が印象的。下に見える森の中に1分で水場と書いてあったので行くことにしました。背の高い笹藪を抜けなければならないので次男は留守番。古い空き缶が斜面にたくさんありました。「昔の登山者はマナーが悪かったんだね」と息子。古い看板には「フルコンパ小屋跡」とありましたが、フルコンパ(バ)ってどう書くのと思ったら古木場(フルコバ)が転訛してそう呼ばれるようになったようです。★714k
 
●大きな三角岩の下から冷たくて美味しい軟水がわき出ています。ここで水を補給。

●鮮やかなオオカメノキ(ムシカリ)の実。★アップ
 
●フルコンバには小さな花が沢山咲いていました。薬草の「現の証拠」。9:58出発。

●可愛いスギタケモドキ。人によっては軽い中毒を起こすそうですが、わが家は平気です。とても美味しいキノコです。同じ形で土から生えているツチスギタケは毒キノコです。★ ★カサのアップ

開けた場所にはキオンが咲いていました

●10:10 遠くに三頭山が見えます。
 
●これは美しいニカワハリタケ。

●ここは砂岩です。足元の土は砂ばかり。海岸か川原が隆起した跡でしょうか。
 
●樹間から鶴寝山や奈良倉山が見えます。

●古道なので石畳もあります。相変わらず高い湿度です。
 
●10:20 荷渡し場。大菩薩峠と源流探索ハイキングコースの分岐です。話し合いの末、眺望を求めて大菩薩峠まで往復することにしました。

●まだ新しい獣の糞。何かの実を食べたらしく種が大量に混じっています。猪ですかね熊ですかね。
 
●10:42 賽の河原の下辺りになるのでしょうか。赤いガレ場の谷で眺望が開けました。下からは水の音がします。

●わが家が大好きな牛ノ寝通りが見えます。

●牛ノ寝通りと三頭山のズームアップ。★パノラマ408k
山座同定204k

●「着いたよ!」の声。
 
●10:48 大菩薩峠。写真撮影に手間取ったのと蒸し暑さで、出発から3時間半かかりました。

●峠から望む親不知ノ頭(左)と妙見ノ頭(右奥)。★510k
 
●南西には上日川ダムと大菩薩湖。富士山、八ヶ岳は雲海の中。

●介山荘へ。今日はガランとしています。若主人が赤ちゃんをあやしていました。
 
●天然水のかき氷・小豆ミルクと煮込みおでんを注文。私は持参の缶ビール。尾根を渡る風が心地よい。
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