鶴寝山北尾根-鶴寝山-大マテイ山-山沢 その1 2006.5.27
 5月27日(土)、わざわざ雨の日を選んで次男と登山道のない鶴寝山北尾根を登りました。彼が「マクロのきらめき」というテーマで展覧会に出す写真を撮るためです。時間雨量が1ミリということで、森に入ればそんなに濡れることもないだろうし、危険も少ないだろうと思いました。牛ノ寝通りを歩いた後は、トチノキの巨樹から山沢を下るコースを選びました。標識が付く前からここはいつか下ってみたいと思っていた道でした。

 雨の牛ノ寝通りは、素晴らしいものでした。雨に濡れたトチノキの巨樹や墨絵のような樹林。3月に長男と登った幻の大トチの谷は鬱蒼としていました。そして、下りの山葵田辺りは思っていた以上に素晴らしい渓谷でした。サッカーの練習が無くて体を持て余してクサクサしていた次男も、雨中の山歩きは本当に楽しそうでした。

■星印
のある写真をクリックすると拡大します。

■今回のコース
小菅の湯・周遊道路--鶴寝山北尾根--神社--山の神--鶴寝山--日向みち--山沢入のヌタ--日向みち--大マテイ山--北面登山道--山沢入のヌタ--トチノキの巨樹--大ダワ方面分岐--山沢の滝--山葵田--林道--小菅の湯・周遊道路
■全行程:約6時間45分・休憩を含む 気温:12度-17度 標高差:約700m
■登山地図にないコースもあります。★二万五千分の一地形図必携・軍手・保護用メガネも必携です。熊対策も。
★鶴寝山北尾根は、登山道がありません。経験者向きのコースです。


●県道上野原丹波山線の鶴峠から望む鶴寝山と北尾根。あれを登ります。鶴が寝ている(飛んでいる)姿に見えますか?★パノラマ408k

●7:15 周遊道路から右下に見える「小菅の湯」へ歩きます「小菅の湯」の前の十字路を左へ。すぐ左の蕎麦工房のある空き地へ入っていきます。

●蕎麦工房の左手が登山口になります。電気柵の無いところは、ここだけです。ここからしか入れません。
 
●ハルジオンでしょうか。

●小道は右に続いていますが、はずれて左の斜面を登ります。登ったらさっき歩いてきた周遊道路が真下に見えます。
 
●周遊道路沿いの電気柵に沿って進みます。この手前に右への分岐がありますが、そっちへ行ってはいけません。この先左に水道施設があり、そのまま真っ直ぐ登るとすぐに分岐があります。そこを右へ。あとは植林帯をジグザグに登ります。標識はありません。

●植林帯は広葉樹林に変わり、やがて右へトラバースする道になります。そして斜面が緩く凹んで木のない広い沢のようなところがあったら、そこを左へ100mほど蛇行しながら急登すると尾根に乗るはずなのですが…。
 
●ちょっと寝ぼけていて、ここかなと思ったところをなんとなく見過ごして、そのまま作業道を進んでしまいました。いつしか道もか細くなってきました。

●朝の森は清々しく気持ちが良い。小鳥も鳴いています。まあなんとかなるでしょう。現在位置は分かっているしと呑気なものです。
 
●小尾根を二つほど回ったら尾根の西側に出てしまいました。これは戻るしかないかと思ったときです…。

●見覚えのあるヒノキの植林帯の一番下に出ました。上を見上げると尾根のてっぺんが見えます。戻らなくてすみそうです。ここを直登します。

●8:06 広葉樹林との境を100mちょっと(標高差で70m位)登って尾根に乗りました。「竜宮城」です(2005年7月18日のルポで私達が目印につけた場所名です。「」内以下同様)。

●マンサクの葉にゴール(gall・虫コブ・虫エイ)、マンサクハフクロフシが。中にはアブラムシがいます。
 
●伐採された木が散乱する歩きにくい「いらいらの森」。道はありませんが尾根の高みをはずさないように登ります。

●8:25 「白樺平」。シラカバの木が数十本ある平坦な場所です。獣臭がします。猪や鹿の糞場があるようです。
 
●ガマズミ(莢迷) 双子葉植物合弁花類スイカズラ科ガマズミ属。秋に赤い実がなります。


●オトコヨウゾメ。これも秋に赤い実をつけます。

 
●熊よけのために息子が甲高い声で「ホーッ!」と叫ぶと、縄張りを荒らされたと思うのか、樹冠の小鳥が一斉に鳴き出します。それが面白くて彼は歩く人間バードコールになりました。★別カット

●笹藪の小さな鞍部を抜けて。
 
●白樺のある開けた植林地を登ります。

●8:45 「赤松林」。ここは背の高い下生えがあるのでコースを選んで抜けます。一見通れなそうですが、以外とすき間があるものです。

●ホウノキの葉の雫を撮影中。「ホウノキは幼木の時から葉はいっちょまえに大きいんだね」「ホウ葉味噌で一杯やりたいなあ…」

●赤松の林を見上げると…。
 
●葉の匂いを嗅ぐと疲れが取れる山椒。

●目印になるかかり木の場所。息子のズボンが「赤松林」の下生えで濡れたのでレインスーツのズボンに着替えさせました。★かかり木
 
●右側が伐採された境を登って行きます。晴れていれば右手に高指山(1274m)が見えるはずです。

●1150m辺り。突然急斜面で笹藪に行く手を阻まれました。このコースの難関です。「抜けられるルートを探してみな」と言うと…。
 
●体を丸めてなにやらゴソゴソと登り始めました。小さい体を有効に活用しているようです。仕方がないので私は強引に登ります。30メートル位でこの薮は抜けられます。

●9:12 抜けました。次に広い尾根を登っていくと左がヒノキの植林帯を抜け、赤松の混合林を通ります。★赤松の混合林
 
●白樺の林。ギャップにシダの群生。空が開いたギャップは、森のステージという感じがします。★群生の写真

●ミズナラの葉が重なり合って…。

「白樺の生い茂るマルバダケブキの広場」1250m辺り。

●とても気持ちの良い場所です。標高が上がるに連れてガスがまいてきました。ここから少し登って、急登を少しこなすと…。
 
●9:36 土塁に囲まれた浅間神社(小永田浅間)に到着。標高1300m位です。本来はここが鶴寝山だとか。ここからは、写真右方向へ明瞭な道があります。まず無事に登れたことに感謝してお参り。

●歩き慣れた道を下ります。
 
●霧に浮かぶヤマツツジの蕾。

●今が盛りのヤマツツジ。
 
●ヤマツツジの雫。

●鞍部でなにかを撮影中。
 
●それがこのチゴユリ。

●9:49 鶴寝山北面巻き道にある山の神に到着。これから登山道からはずれて左に見える上へ続く道へ入ります。

●頂上が近づくに連れて空も見えてきました。

●雨に濡れた新緑の森。晴れていれば車やバイクの音でうるさい松姫峠方面も静かです。6月に入ればハルゼミ、エゾハルゼミが一斉に鳴き出します。今日は静かです。尾根を回り込んだところで道がなくなるので右へ直登します。
 
●カントウマムシグサ。


●10:03 鶴寝山(1368m)山頂。本来は「山ノ神頭」というそうです。ガスが巻いていて何も見えません。頂上付近は雨宿りする木もないので大ブナへ行くことにしました。

 
●西方に少し歩くと大ブナの巨体が。★408k(次男撮影)

●霧雨に煙る大ブナ。★306k
 
●コケや地衣類の生育状況や季節天候で、ブナの木肌の色は微妙に変化します。★大ブナ
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