大マテイ山-鶴寝山 その1 2005.9.18
 9月18日(日)。牛ノ寝通りへきのこ狩りと、以前から探索してみたいと思っていた大マテイ山の谷へ行きました。
三連休の中日ですから、前日に何十人ものキノコハンターが入った模様。それでも取り尽くせるものではありませんね。まだまだ夏のキノコですが、そこそこの収穫がありました。キノコに生える美しいカビも発見。


 それよりも今回は、大マテイ山の大ブナやミズナラの大木が林立する神秘の谷で、樹高30m以上あるトチノキの巨樹に出合ったことが最大の成果であり感動でした。道無き谷を200m以上下り、帰りは獣道をたどって尾根に戻りました。今まで知らなかった牛ノ寝通りの魅力を発見しました。

■今回のコース
松姫峠--鶴寝山北面巻き道--山沢入のヌタ--大マテイ山(1409.2m)--棚倉--神秘の谷(トチノキの巨樹発見)--山沢入のヌタ--鶴寝山北尾根--鶴寝山(1368m)--松姫峠
■全行程:約6時間・休憩を含む 気温:15度-28度 標高差:約300m
■蜂対策。熊対策を。



●6:50 国道139号線松姫峠(1250m)を出発。気温15度。楢ノ木尾根をバックに。快晴です。今日は暑くなりそうです。
 
●尾根にはたくさん人が入った形跡があります。それでもポツポツとキノコを収穫。

●ベニタケ科のアカモミタケにそっくりなキノコ。しかし、傷をつけても汁が出ず変色もしません。サンプルとして持ち帰り調べましたが不明です。もちろん食べませんでした
 


●レンゲショウマも咲き終わり結実していました。種の鞘が三本後ろに反り返った不思議な実を付けます。写真は後ほど。


●ズキンタケ科のビョウタケの一種。モエギビョウタケか。群青色の枯れ木とのコントラストが美しい。
 


●大ブナの向こうに鶴寝山北尾根の神社辺りと秋の空。


●朝早いので森の中は湿気が多い。

 
●日本の毒キノコの中で一番中毒の多いツキヨタケ。裂くと根元に黒いシミが。ないものもあるので複数裂いてみるべきです。


●山沢入のヌタ。トチノキの巨樹という標識が新たに付けられていました。ここから約15分下です。

 


●朝の森は静かです。


●木漏れ日の中を森の中へ。
 


●倒木の日溜まりに苔の花。今回、愛用のカメラが修理中でスーパーマクロが使えないのが残念です。


●ブナの倒木にもキノコはありません。ここは以前クロスズメバチ(ジバチ)に刺された場所かな。キノコ狩りに蜂はつきものです。

 
●台風で倒れた木。サラシナショウマの白い花がまぶしい。

●モエギタケ科のスギタケモドキ。人によっては軽い中毒になるというキノコ。ひとり3〜4本なら平気です。煮こむと美味しい。そっくりで地面から生えているツチスギタケは、毒です。木になっているか、土から生えているかで食毒が分かれるキノコもあるので、同定は現場でが基本です。
 


●猛毒のドクツルタケ。絶対に覚えておかなければならない毒キノコです。別名死の天使。ドクツルタケ、シロタマゴテングタケ、タマゴテングタケは「世界の三大猛毒菌」といわれるものです。


●4つ並んで団子ならぬタマゴタケ。

 
●と思って横から見たら小さいのが隠れていました。


●ミヤコザサの中にもキノコは隠れています。これは経験がないとなかなか見つからない。犬のような嗅覚の息子は、これが得意。

 


●倒木にマスタケ。でも、これはもう固くなっていて食べられません。


●太陽が昇り気温が上がってきました。森が光り始めました。
 


●大マテイ山で朝食。なぜかヒガンバナがいくつか咲いていました。今日は雁ヶ原摺山もよく見えます。大峠にも登山者だけでなく、きのこ狩りの人も大勢入っていることでしょう。


●雁ヶ原摺山(1874m)。

 
●森の中で不思議なキノコを発見。クリックで拡大。

●キノコはツエタケでしょうか。森の中で妖しく光っていました。青い針の正体は、タケハリカビの一種。
 


●山栗に2年の豊作無しといわれるように、去年大豊作だった山栗は全くといっていいほどなっていません。足元にはたくさんの栗のイガが落ちていますが、全て去年のものです。


●森の窓から見える石丸峠。

 
●棚倉で休憩。クリックで雲取山遠望が拡大。


●たった一輪咲いていたコスモス。

 


●キジムシロの中から茎にトゲのある花。キク科の花だろうとは思うのですが…。花の大きさは15ミリ程度。


●大きな倒木。
 


●倒木の上に苔の花と小さなキノコ。


●地形図で位置を確認して、以前から気になっていた谷へ降下開始。かなり急峻です。緊張します。

 
●振り返ると鬱蒼とした森が光っています。

●やがて清々した谷の湾曲の底へ。
 


●谷が開けて周りにはブナやミズナラの大木が目立ち始めました。カツラの甘い香りが漂ってきました。


●そしてずいぶん下って、突然現れたトチノキの巨樹。クリックで拡大。

 
●その全貌をとらえるべく谷の反対側へ…。クリックで拡大。

●そして巨樹の下にはヌタ場が。つい数時間前に動物が転げ回ったような跡がありました。ヌタ場とは、イノシシやシカがヌタ打ち(泥浴び)をして身体に付いた寄生虫やダニを落とすところです。シカの雄は、秋になって発情すると体中に泥を付けるヌタ打ちをするそうです。
 
●ヌタ場から森の中へと続く獣道。

●巨樹の下へ行ってみることにしました。周りを見渡すと、この谷にはブナやミズナラの巨樹がたくさんあることに気が付きました。巨樹の枝葉が30m以上も上で緑の天蓋を作り、凛とした空気が谷を包んでいます。息子と二人でしばし言葉を無くして佇んでいました。
 
●トチノキの巨樹を見上げて。クリックで拡大。510k
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