米子大瀑布 その1 2005.8.15
 8月15日(月)。今年の信州の夏は、まさに異常気象。地元の人も「こんな天気は初めてだわ」というほどです。お陰で野菜は軒並み不作。盆地は晴れていても山には黒い雲がかかり、かと思うと午後には晴れたり。通常のパターンとは全く違い、観天望気が役に立たない毎日でした。そんなこんなで予定していた山は、途中で豪雨に見舞われ中止に。別の日に登ろうとした山も早朝から黒雲に覆われ雷雲の中。山行予定はずたずたになりました。これも地球温暖化の影響なのでしょうか。



 それでも山には登りたいということで、低山を色々回ることにしました。5カ所ほど回った中で、米子(よなこ)大瀑布と安藤(歌川)広重が江戸時代後期に描いた浮世絵『信濃 更科田毎月 鏡台山』で知られる鏡台山を紹介したいと思います。特に四阿山、根子岳のカルデラに源流を持つ米子大瀑布は、日本のギアナ高地と呼ばれるほど雄大な風景が見られ、訪れる人も増えています。後半は突然の豪雨に見舞われましたが、多雨のお陰で迫力のある滝を愛でることができました。

■今回のコース
●米子大瀑布
米子大瀑布駐車場(70台)-(20分)-米子不動尊-(5分)-不動滝-(5分)-権現滝展望台-(5分)-米子硫黄鉱山跡地-(5分)-小学校跡地-(20分)-駐車場
■ 国道406号線から林道を約40分、米子川の林道(大型車通行禁止)を車で走ると駐車場(無料)に着きます。対向車あり走行要注意。
●鏡台山(車)
千曲市森(アンズの里)--林道更埴坂城線--女陰の滝--鏡台山登山口--林道更埴坂城線--千曲市森
◆今回、愛用のカメラが壊れ、性能の低い物を使用しているために少し写真のクオリティーが落ちています。



●駐車場を出発。トイレや観光シーズン中は売店もあります。以前は林道もダートで、駐車場もずっと手前でもっと秘境でした。
 
●駐車場まで舗装されて観光客もずいぶんと増えました。スカートにミュールという非常識なお姉さんもいます。滝までは約20分。

鮮やかなオオカメノキの赤い実。クリックで拡大。
 


●大きな雨宿り岩。


●米子川沿いに緩やかに登ります。今が花時のキオンや花後のヤグルマソウなどが見られました。
 


●ロープの張られた急登を行くと…。


●米子川にかかる奥万橋を渡ります。

 
●もともと水量の少ない川ですが、最近の大雨でこれでも流量は多い方です。


●登山道脇には、ソバナ(岨菜)キキョウ科がたくさん咲いていました。

 


●ほどなく不動沢にかかる不動橋の上で突然不動滝が現れます。


●ヤマアジサイの向こうに不動滝。根子岳を源流とします。
 


●ここからは急登。駐車場から米子不動尊奥の院までは900m、約20分。早く滝が見たいとピッチが上がります。途中にはベンチもあります。国立公園内ですので動植物の採取は禁止です。


●米子不動尊奥の院。米子不動尊は、成田(千葉県)、菅谷(新潟)と並ぶ日本三大不動尊のひとつです。林道入口脇の集落に里宮があり、鎌倉時代初期の作といわれる本尊「不道明王立像」が祀られています。

 
●日本の滝100選にも選ばれている米子大瀑布。夏休みなので家族連れの観光客もたくさん訪れます。

●キオン(黄苑)キク科。米子不動尊から右手に200mほど登ると、途中二つほどの遭難慰霊碑があり、不動滝が見えてきます。だれもが声をあげる瞬間です。
 


●落差85mの不動滝。今まで見た中で最大の水量です。


●柱状節理の断崖から落ちる水膜。クリックで拡大。

 
●ずいぶんと大きなミヤマシシウド(深山猪独活)セリ科。2m近くありました。


●ヒヨドリバナに吸蜜するアサギマダラ。

 


●おっと不注意でフラッシュをたいてしまいました。


●同行のHさんが撮影したアサギマダラ。クリックで拡大。Hさんは、ブログ「蚕都しおじり里山日記」長野県上田市塩尻地区周辺情報・ときどき塩尻元気会活動記録を運営しています。
 


●不動滝の落ち口。


●不動滝には滝壺というものがありません。そのため滝の真下まで行くことができ、滝の荘厳さを間近で肌に感じることができます。

 
●落ち口のアップ。私が今まで見た中で最大の水量です。

●風向きによってはびしょぬれになります。また、落石の危険もあるので注意が必要です。
 


●修験者はあの下に立ちます。


●滝行を終えた修験者に出合いましたが、今日はきつかっただろうと思います。万が一転落したら命はありません。

 
●不動滝から下の谷を見たところ。雨雲が湧いてきました。次は山道をトラバースして権現滝へ向かいます。


●落差75mの権現滝の展望所。権現滝直下への道は通行禁止になっています。クリックで拡大。

 


●権現滝の落ち口。クリックで拡大。


●急斜面を下りて不動尊脇の旅館の渡り廊下をくぐり、米子硫黄鉱山跡へと向かいます。雨が降り出してきました。権現橋。
 


●権現滝から流れる権現沢。


●浦倉山から流れ来る渓流を渡ります。大黒橋。

 
●急に景色が開けて、振り返ると権現滝の絶景。
米子大瀑布 その2へ NEXT PAGE
MORI MORI KIDS ■MORI MORI KIDS Nature Photograph GalleryI ■CAPINO CAPINO(C) in Tokyo Japan since 08.04.2003
Ads by TOK2