大マテイ山-鶴寝山 その1 2005.8.4
 8月4日(木)。真夏の低山は、湿度の高い鬱蒼とした森と虫の大群ぐらいしかイメージが湧かないかもしれませんが、実は生命活動が最も盛んな季節です。今回は長男が自由研究で「粘菌(変形菌)」をやるというので、その採取も兼ねて、家族で牛ノ寝通りを歩きました。


 粘菌のサンプルはもちろんキノコもたくさん採れましたが、ものすごい虫の襲来には、家族一同本当にまいりました。最後はスズメバチの襲撃にも遭いました。しかし、ミクロの世界の思いがけない賑やかさと美しさ、不思議さを再認識した山歩きになりました。

■今回のコース
松姫峠--鶴寝山北面巻き道--山の神--山沢入のヌタ--大マテイ山(1409.2m)--尾根の道--山沢入のヌタ--鶴寝山(1368m)--松姫峠
■全行程:約6時間30分・休憩を含む 気温:19度-30度 標高差:約160m
■虫対策。熊対策を。
■変形菌(粘菌)とは、アメーバのように餌を求め動き回り、キノコのように子実体になり胞子で子孫を残す単細胞生物です。ネバネバしているので粘菌とも呼ばれます。湿気の多いところにある朽ちた倒木や落ち葉が住みか。世界に分布し、バクテリアやカビを食べます。南方熊楠が研究したことで知られます。詳細は「南方熊楠記念館」のサイトで。また、変形菌については、「国立科学博物館・変形菌の世界」のサイトで。


●7:15 国道139号線松姫峠(1250m)を出発。気温20度。もやで展望無し。
 
●駐車場にキイロトラカミキリが。撮影していると、いきなりスズメバチの襲撃を受けました。車に飛び込んで、さあ大変。クリックで拡大。

初めモリノカレバタケかなと思ったのですが、カブベニチャかな
 
●ヨツバヒヨドリ。

●キイチゴ。
 
●森に入って早速粘菌らしきもの発見。不明。調査中。コウヤクタケ科のキノコか。

●チチタケ。傷つけると白い乳がでます。食感はボソボソした感じ。栃木では豚肉とナスと炒めてうどんの汁に入れたりするそうです。
 
●鶴寝山北面巻き道へ。早速小さなアブラムシの羽化した虫と小バエ、ヤブ蚊、アブの襲撃を受けました。まとわりついてきます。

●セミの抜け殻。虫除けにはハーブの虫除けとキンチョウカトリスを持参。お陰でヤブ蚊には全く刺されませんでした。しかし…。
 
●8:00 山の神。粘菌を探したり撮影したりで、時間がかかっています。

●前回、長男と下りた鶴寝山北尾根を神社まで行ってみることにしました。白樺の多い尾根です
 
●8:05 神社にお参り。

●8:14 山の神に戻りました。タマアジサイ。
 
●時期が早いから咲いていないかなと思ったレンゲショウマ。

●わずか一輪だけが咲いていました。クリックで拡大。
 
●初めて見る次男も花の美しさに見とれています。

●菌えいによりコブのできた大ブナ。
 
●次男が撮影したカエデのシルエット。牛ノ寝通りは、カエデの種類が多いように思います。曇り空。

●次男が撮った、実は30センチもないカエデの幼木。いつの日か大木になれるかな。コロボックルの目線。
 
●ちょっと固めのパンのようなキノコ。肌触りはなめし革のようで、ということはカンバタケか。

●念願の粘菌、ツノホコリ。クリックで拡大。以下変形菌(粘菌)のキャプションは、全て長男が書きました。(である調)
 
●ヤブレガサの多い鶴寝山への分岐。湿度が高い。これは変形菌がたくさんありそうです。フィールドノートにデータを書き込んでいます。こんな風に粘菌探しの日々を送る人を、粘菌生活者といいます。

●ヤブレガサの花で盛んに吸蜜するアブ。
 
●またまた粘菌。クダホコリ。クリックで拡大と解説。

●写真には常にまとわりついている虫は写りませんが、それはもう鬱陶しいものです。
 
●これは粘菌ではなく、コウヤクタケ科のキノコの一種か。地衣類か。不明。地衣類については科博の「地衣類の探求」を。

●倒木の苔の中に粘菌が。クリックで拡大。
 
●ナギナタタケかと思いましたが、小さいし…。クリックで拡大。

●9:10 虫にたかられながら山沢入のヌタで朝食。
 
●湿った倒木の陰に小さな巻き貝がいました。

●ちょっと表に出てもらいました。キセルガイ。クリックで拡大。
 
●倒木の苔の上に粘菌のクダホコリの未熟。クリックで拡大。

●粘菌の中に小さなカタツムリ。クリックで拡大。
 
●次男(コロボックル)が撮った林床の風景。

●聞こえるのは、蝉の声とアブの羽音のみ。
 
●賑やかな粘菌を発見。クリックで拡大。

●苔むした倒木。クリックで拡大。
 
●その苔に高さ5ミリほどの小さなキノコ。キシメジ科のヒメチシオタケか。
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