鶴寝山北尾根-小菅の湯-大マテイ山 その1 2005.7.18
 7月18日(月)。もう2年ほど前になりますか、牛ノ寝通りで出会った人に鶴寝山北尾根を下って小菅の湯に下れると聞いたことがあり、その後も幾度か山の神の分岐からその方向へ行く人を見かけ、機会があれば歩いてみたいと思っていました。昔は歩かれていた尾根だと思われます。
 もちろん登山道はありませんが、地形図を見ると等高線の幅も広く、距離はあっても、奈良倉山から長作よりは楽そうです。ただ右手には国道139号線が通っているので、右の枝尾根に迷い込んで崖の上に出てしまうようなことは避けなければいけません。
 そして帰りは山沢から大トチを経て山沢入のヌタへのコースをとるつもりでした。



 結果、途中までは快適でしたが、知らぬ間の梅雨明け。下りた小菅村は気温30度。地元の方に山沢のルートを訪ねるも不明で、結局モロクボ平経由で棚倉-大マテイ山と辿ったのですが、軽い熱中症にかかり、太股に痙攣をおこし後半は辛い登山になりました。
 水分補給だけでなく塩分補給も大事だと分かったのは大マテイ山に着いてから、ひょんなことででした…。おまけに高指山の手前では、直ぐ下の谷から獣の断末魔のような、ものすごい叫び声が二回も聞こえフリーズ。総毛立ちました。
 なんだか満足に写真も撮れませんでしたが、緑濃い牛ノ寝通りは、やはり素晴らしいものでした。

■今回のコース
松姫峠--鶴寝山北面巻き道--山の神--神社--鶴寝山北尾根--小菅の湯--山沢--モロクボ平--棚倉--大マテイ山(1409.2m)--山沢入ノヌタ--鶴寝山北面巻き道--松姫峠
■全行程:約7時間30分・休憩を含む 気温:21度-30度 標高差:約750m
■鶴寝山北尾根は、鶴寝山北面巻き道から1300mの社までと、下部の作業道以外は、明瞭な道がありません。作業道は分岐があり標識はありません。25000分の1地形図・軍手・保護用メガネは必携です。熊対策も。



●6:50 国道139号線松姫峠を出発。雲一つ無いピーカンの空。気温21度。黒富士が見えます。クリックで拡大パノラマ写真。204k
 
●朝方の霧巻く牛ノ寝通りを期待していたのですが、日の出とともに霧は跡形もなく消えました。ここは標高1250mぐらい。

ヤマホタルブクロ。クリックで拡大。
 


●オカトラノオ。クリックで別カットが拡大。


●ヤマオダマキの見頃は6月下旬。もう咲き終わりです。これはキバナノヤマオダマキ。
 


●朝日に眩しいイチヤクソウ。


●イチヤクソウの葉に尺取り虫。シャクガ類やヤガ類の幼虫。

 
●鶴寝山と北面巻き道の分岐。右・二輪草コースの標識。4月のニリンソウの後はラショウモンカズラ、6月にヤグルマソウ、8月にレンゲショウマと楽しめるコースです。


●虫コブ(虫えい・ゴール)。マンサクメイボフシ。虫コブについては2004年8月7日の狩場山の3P目の最後のレポをご覧ください。

 


●別の種類の虫コブ。これはマンサクメイガフシ。中にはマンサクメイガフシワタムシがウジャウジャいます。


●ドクベニタケ。
 


●去年の夏に虫コブの研究をした息子は、今年は葉の上にコブが出来るマンサクフクロフシが見られないと言っていました。


●7:20 鶴寝山北面巻き道、山の神。今回はここを右へ。

 
●花後のヤグルマソウ。

●鶴寝山北尾根に入ります。明瞭な道があります。
 


●小さなコブを一つ越えて。道は右へ曲がります


●白樺の生える鞍部を歩き、もう一つのコブへ。

 
●7:30 登りきると土塁に囲まれた屋根があります。


●石垣に囲まれた思いの外大きな社です。道があるのはこの社まで。標高は1300mちょっと。

 


●この社を背にして右と左に尾根が分かれています。右へ下ると139号線の崖。ここは左へ下ります。


●白樺の丸い尾根をゆっくり下っていきます。
 


●朝日のこぼれる中を快適な尾根歩き。


●思いの外白樺の多い尾根に驚きました。標高1250m辺り。

 
●大きなマルバダケブキの葉。

●「白樺の生い茂るマルバダケブキの広場」と勝手に名付けました。以下カッコ書きの地名は、場所の記憶のために二人で勝手につけた名前です。クリックで拡大。
 


●「イノデの広場」。


●尾根の高みをはずさないことと、右の枝尾根に入りこまないことがポイントです。

 
●7:45 「赤松の混合林」。標高1200mの辺りだと思われます。


●7:55 「右がヒノキの植林帯」に入りました。やや尾根は狭くなります。植林帯は下枝が邪魔なので左の自然林を下ります。

 


●すぐに「笹藪の急斜面」。息子は右手を行きましたが、ここは藪の左を抜けた方が楽。尾根は左右に分かれます。右へ行ってはダメ。


●進むべき尾根の続きは左手にありました。標高1150m辺り。
 


●8:00 西面が伐採された尾根に出ました。


●左手に高指山(1274m)が見えました。

 
●落雷か台風か。自然が作り出したオブジェ。

●右手は向山辺りか。大きな「赤松の植林地」を下ります。下生えが高く繁っていますが、難なく通り抜けられます。
 


●鹿の喰跡が目立つ広葉樹林帯。


●8:20 獣の糞の臭いが充満する「白樺平」。ヌタ場でしょうか。標高は1070m辺りか。やや窪地でとても広いので、どちらへ下ればよいのか迷いました。

 
●息子に調べさせると、右手に明瞭な道があるということです。社からここまでは明瞭な道はありませんが、作業のための踏み跡は見られます。


●ギンリョウソウ。モドキ?クリックでアップの別カットが拡大。

 


●広葉樹林を下ります。除伐された小木が散乱していて歩きにくいところです。道も不明瞭。「いらいらの森」。主にマンサクが切られています。


●息子がアカヤマドリの幼菌を見つけました。見かけはご覧の通りグロテスクですが、黄金色のスープが出る美味しいキノコです。
 


●8:40 ビニールテープがひらひら舞うヒノキの植林帯を通過です。


●「竜宮城」きらびやかな少しヤセ尾根の植林帯。国産材をもっと使えるようにして欲しいですね。予算を無駄なダムや林道作りではなく森林保全に向けて欲しいと切に思います

 
●いつの間にか高指山も、ずいぶん上になりました。ここの標高は、950mぐらい。気温はいつの間にか25度を超えています。暑い!
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