奈良倉山-旧佐野峠道 その1 2005.5.21
 5月21日(土)、4月10日に長男と坪山から奈良倉山を歩きましたが、奈良倉山から長作への下りで、本来は長作観音堂へ下りるつもりが、道を間違えてしまいました。今回は、それを逆に辿ってみようと思ったわけです。そして、前回見つけた旧佐野峠道も歩くことにしました。
 前回と同様に、小菅村入口の休憩所が出発点です。天気は晴。絶好の山日和です。


 しかし、新緑に染まる山はすっかり初夏の装いで、景色も変わっています。どこで迷ったかが分かるでしょうか。旧佐野峠道も詳しい情報は全く得られませんでした。しかし、県道からの下り口は確認しておいたので、途中で迷わなければ大丈夫でしょう。
 結果、爽やかな山歩きが出来ました。そして嬉しい出会いもありました

■今回のコース
小菅村入口休憩所P--長作観音堂--アスレチック展望台--四阿--十文字峠--奈良倉山(1348.9)--林道--1260峰下--佐野峠(小菅峠・旧松姫峠)--佐野山(1234.7)--林道--林道・坪山方面分岐--坪山・西原峠分岐--七保・佐野峠分岐十字路--旧佐野峠道(1170m峰北面巻き道)--地蔵--1000m分岐--鶴川--佐野峠登山道入口--県道上野原丹波山線--牛飼--小菅村入口休憩所P
■全行程:約7時間15分・休憩を含む 気温:13度-21度 標高差:約750m
■登山地図にないコースもあります。25000分の1地形図・軍手・保護用メガネは必携です。熊も出没するのでその対策も。
★旧佐野峠道は、鶴川が増水している場合は、渡れない可能性もあります。
★長作--奈良倉山の尾根は、自然林が多く、いい尾根なのですが、途中で作業道が数十mほど切れているのが残念です。長作観音堂の裏手から登る場合は、作業道がとぎれたら、常に尾根の高みを目ざします。下る場合は、植林帯の作業道が切れたところで真っ直ぐトラバースし、小尾根を下ると左手から来る作業道が合流するので、それを下ります。



●6:45 県道上野原丹波山線の小菅村入口にある休憩所。うどんを食べて出発です。次男は初めてのコースで、期待半分、不安半分。
 
●途中、鶴川の水位を確認しながら、長作の寺子屋自然塾と長作観音堂へ入っていきます。


●6:55 長作観音堂に着きました。奈良倉山へはお堂の右手から登ります。沢フキの入った篭を背負ったおじさんが下りてきたので話をしました。十文字峠へは中学生の頃、遠足で登ったそうですが、鶴峠からで、ここから奈良倉山まで行く人は地元でもほとんどいないそうです。クリックでお堂の口伝悲話由来が拡大。

 


●地元の方から話を聞くのは楽しいものです。時に重要な情報も得られます。お堂の裏手を登っていきます。谷の向こうに三角の坪山が見えます。右手前の尾根は、4月10日に長男と間違えて下りてきてしまった道無き尾根。クリックで長作観音堂の建物の説明が拡大。


●林下に咲くスズラン。7時の鐘が鳴りました。
 


●フィールド・アスレチックのある森を登っていきます。


●この辺りも長作公園です。長作公園の絵地図はこちら

 
●展望台があったので登ってみました。左に大羽根峠、右奥に坪山。


●7:10 更に登ると四阿がありました。地形図の破線をたどって谷の道をつめてもここに出ます。

 


●ここからが登山道です。一応奈良倉山・十文字峠と書いてありますが、いったいどんな道でしょうか。


●ヤマフジの花が見送ってくれました。
 


●ヤセ尾根をつめた後は、いきなりかなりの急斜面。


●ジグザグに登って行きます。道ははっきりしています。

 
●やっと平坦なところで小休止。

●見上げると新緑がきれいです。
 


●自然林を登っていきます。ここまで迷うようなところはありませんでした。


●自然林を抜けるとヒノキの植林帯をゆるやかに真っ直ぐ登ります。

 
●やがて道は左へ斜面をトラバースするかたちになります。地形図の破線は、右へ曲がってこの急斜面を登るように描かれていますが、そういう道は見あたりませんでした。


●針葉樹林を斜めに突っ切っていく道が長く続きます。

 


●林下には開いたヤブレガサに、まだ咲いていないフタリシズカ。ハナイカダやマムシグサ、花後のミヤマエンレイソウも見られます。


●思いの外長いトラバースが続きます。どうも地形図の破線とは違って、道は間違えて下りた細い尾根の方に向かっているようです。
 


●7:54 植林帯が切れて小尾根に出ました。「ここ見覚えがある!」と長男。そうです4月10日はこの尾根をまっすぐ下りてしまったのです。上から来てここを左へ行かなければいけなかったのです。よく見ると右上に赤テープを巻いた木がありました。


●右が植林帯、左が照葉樹林の間を直登します。

 
●チゴユリ。クリックで拡大。ユキザサも咲いています。

●ヤブ山なので目の保護のために100円ショップでサングラスを買いました。気に入ってるみたいです。踏み跡はやや不明瞭。
 


●ここが前回トラバースしてきた獣道です。といっても写真では全く分からないと思いますが…。


●さらに真っ直ぐ登ると左右に道がある場所に出ました。前回はここを右へ下ってしまい、植林帯をジグザグに下りたのでした。しかし、上から(左手)来て、ここを手前に下りるといっても目印は何もありません。やはり真っ直ぐ行ってしまうでしょう。

 
●そして前回、登ってきた場合に、ここは迷うでしょうねと書いたところです。道は左へ続いています。なんとなく古いピンクのビニールひもがありますが…。ここを強引に右へ登ると踏み跡があるんです。左へ行ってもどこかで気が付いて右へ直登すればいいのですが…。


●少々ヤブっぽい道を登ります。

 


●鷹取山でも見たツリバナ(吊花)ニシキギ科。


●鷹取山で見たものより赤味が強いですね。
 


●やがてなだらかな気持ちの良い道になりました。クリックで拡大。


●ヤブで近づけないのでハッキリとはわかりませんが、クヌギの大木でしょうか。これもいい目印になります。

 
●ハッキリとした道ではないですが、林下は見通しも良く、真っ直ぐ登ればいいだけなので迷うことはないと思います。

●奈良倉山の別の尾根も見えてきました。クリックで拡大。
 


●少し急になってきました。


●ここで尾根道は右に折れます。

 
●倒木を越えて進むと。


●8:31 白樺のある窪地に出ます。左から尾根が合わさります。

 


●白樺も4月10日とは違い青々としています。


●平らでホッとする空間です。
 


●小休止の後、出発。


●可愛い白い花が咲いています

 
●可憐なオトコヨウゾメの花。スイカズラ科・ガマズミ属。秋には真っ赤な卵形の実がなります。苦くて食べられませんが、果実酒にはなります。

●今度は違う種類の白い小花。クリックで拡大。
 
●ミヤマガマズミ。クリックで花のアップ。

●フモトスミレ(麓菫) スミレ科スミレ属。ニョイスミレと似ていますが赤茶色の花茎の色で、私でも区別がつきます。ニョイスミレは緑です。小さい菫で見落としがちですが、実に可憐です。
 


●一つコブを越えて鞍部に出ると…。


●8:45 十文字峠です。ここまで来ればもう安心。やはりこのルートは、山の定石通り、下りの方が迷いやすいですね。
 
●倒木にキノコが出ていました。同定不能。なんでしょう。ヒラタケ科のマツオウジか、カワキタケの仲間か。

●奈良倉山に向かって右手が鶴峠方面。
 
●左手が佐野峠方面。こちらの方がヤブっぽく、歩かれていないようです。1238m手前で林道に出るようですが、ヤブで分かりません。歴史のある古道が消えていくのは哀しいことです。
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