大マテイ山-鶴寝山 その1 2005.4.30
 4月30日(土)、小菅村の南に位置し、石丸峠、大菩薩嶺へと続く牛ノ寝通りを歩いてきました。今回は山登りというより花や虫を探しながらの山歩きという趣向です。


 昨年に比べると芽吹きは遅いようですが、これが平年並みなのでしょう。GW中にもかかわらず、人に遇うこともほとんどなく、静かな山歩きが楽しめました

■今回のコース
松姫峠--山沢入のヌタ--大マテイ山(山沢入・大マトイ山)(1409.2)--大ダワ(棚倉)--大マテイ山--山沢入のヌタ--鶴寝山(1368)--松姫峠--1321m峰--松姫峠
■全行程:約6時間・休憩を含む 気温:12度-22度 標高差:約130m
■登山地図にないコースもあります。地形図は必携です。熊も出没するのでその対策も。


●大渋滞を避けて早発。6時前に県道上野原丹波山線、小菅村入口にある四阿とトイレのある休憩所でひと休み。ここは集落の人がきちんと管理してくれていて清潔で気持ちがいいです。感謝。
 
●気温12度。前方は前回、長男と奈良倉山から下りてきた道無き尾根。ずいぶんと芽吹きました。ふれあい広場の斜面にはツツジが植えられていました。


●6:30 新松姫峠を出発。なんとバイオトイレができていました。有り難いですが、ますます観光地化してきました。合併せずに水源林の村として自立していくために、色々整備をしているのでしょう。

 


●距の異常に長いスミレを発見。クリックで拡大。


●次男が花火みたいだと撮影したヒメカンスゲ。クリックで拡大。
 


●思ったよりも芽吹きは少ないようです。この辺りはマンサクが多いところです。クロモジ、ガマズミ、コゴメウツギ、メグスリノキ、アオダモ、サワフタギ、シデ類等々。


●谷の上から下まで全部ニリンソウの大群落。

 
●産毛をまとったニリンソウ。


●咲いていたのはわずか、ほとんどは蕾でした。

 


●ミヤマエンレイソウ。


●この辺りは、6月になるとヤグルマソウの大きな葉と銀河のような白い花で埋まります。
 


●ミヤマエンレイソウも咲き始めです。


●ミヤマエンレイソウ。クリックで拡大。

 
●鶴寝山の北面をまわって初めて出合うブナです。この辺りから植生が変わります。西日が当たるからか芽吹きもいいようです。イヌブナ、ミズメ、ハリギリ、ホウノキ、ミズナラ、カエデ類等々。

●小菅村へ下りていく道に咲く猛毒のハシリドコロ。
 


●ヤブレガサの下に咲くヨゴレネコノメ。


●徳川の家紋のフタバアオイ(双葉葵)ウマノスズクサ科。別名カモアオイ(賀茂葵)。

 
●フタバアオイは、春の女神と呼ばれるギフチョウの餌です。葉の裏に卵を産み付けます。この山にもいるのでしょうか。


●倒木で登山道が塞がれています。

 


●ハウチワカエデや数本の木を巻き添えにしています。


●越えられないので下を巻きます。
 


●春の突風で倒れたのでしょう。


●鶴寝山への分岐。

 


●エイザンスミレ(叡山菫)スミレ科。クリックで拡大


●エイザンスミレ。
 


●少し色味の違うエイザンスミレ。ここには葉が5裂したヒゴスミレも咲きます。スミレの同定は、花を見たり、距を見たり、葉を見たり、毛の有無を見たり、生息地を見たりと忙しい。交雑種などもあって同定は本当に難しい。いがりまさしさんの「日本のスミレ」(山渓)は秀逸な本だと思いますが、それを見ても素人に同定は難しいとつくづく思います。


●7:35 山沢入のヌタ到着。ここで朝食。

 
●春に出るキノコもあります。他にヌメリツバタケモドキも。


●小さな花は髭根輪違草。クリックで拡大。

 


●ここから大マテイ山までは登りです。といっても100mほど。


●所々に芽吹いたブナが現れます。ずっと遠くでアオバズクの恋歌が聞こえます。
 


●登山道をはずれて手前右のといっても分からないでしょうが、小さな杭の標識を左へ登っていきます。シバグリ、モミノキ、ブナ。


●8:15 大マテイ山。道草のし通しで、松姫峠から1時間45分もかかりました。雁ヶ腹摺山は霞んでいました。

 
●山頂は眺望を得るために切り開かれて、フジザクラが伐採されたのですが、かろうじて数本が残って咲いていました。

●フジザクラ(マメザクラ)。クリックで別カットが拡大。
 


●小休止の後、道のない尾根を下ります。


●笹藪をかき分けて下ります。笹の葉が鹿によってあらかた食べられています。鹿の糞もたくさん落ちています。ダニが心配でした。

 
●幸いダニにはだれも取り付かれませんでした。ヤマビルも大丈夫でした。ヤブに咲くミツバツツジ。


●モミノキも鹿に食べられています。モミノキが好きなんですね。鹿の食害による山の荒廃が深刻な問題になっています。

 


●ミツバツツジのたくさん咲く枝尾根に入りました。


●谷に浮かぶミツバツツジ。クリックで拡大。

 


●狩場山と大菩薩嶺。


●ミツバツツジ。クリックで縦位置カットが拡大。いつか土砂とともに谷へ落ちていくのでしょうか…。

 
●根元の土砂が抜け落ちてむき出しになった根塊。

●ミツバツツジの尾根を戻ります。
 
●倒木に真っ白なキノコの塊。

●ずいぶん気温が上がってきました。
 


●9:00 大ダワ(棚倉)に到着。


●今日は雲取山も見えません。心地よい南風が吹いています。
 
●ここでしっかり食事。ウグイスが鳴いています。人なつっこいコガラが寄ってきます。25分休憩。

●登山道を大マテイ山へ戻ります。浮かぶようにハウチワカエデ(羽団扇楓)カエデ科。カエデの種類が多いのもこの山の特徴です。
 
●フラミンゴのようなハウチワカエデの蕾。まもなく割れて紅色の小さな房のような花が咲きこぼれます。

●帰りはいつものように登山道ではなく尾根を下ります。クリックで別カットが拡大。
 
●ニリンソウに似ているけれど、猛毒のヤマトリカブト。
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