サルギ尾根-高岩山-大岳山-大岳沢 その1 2004.12.11
 12月11日(土)、日本武尊に由来する養沢神社から、サルギ尾根を登りました。春は、そこから御岳山、七代ノ滝を経て養沢川沿いに下ったのですが、今回は大岳山に登り、鋸山方面へ下り、巻き道を馬頭刈尾根に戻って大岳沢を下りました。
 登山者で大賑わいの大岳山頂と違い、サルギ尾根も大岳沢も本当に静かで、しみじみと冬枯れの山行を楽しむことが出来ました。ただ、サルギ尾根は道が不明瞭ですので初心者向きではありません。


 大岳沢は、2003年の梅雨の時期に登りましたが、沢をつめてから尾根までの最後の500mの急登がえらくきつかったのを覚えています。大滝の上のヌルヌルの木橋も恐怖でした。けれども神秘的な沢でした。
 また、大岳沢は、御岳山の岩石園にも負けるとも劣らず美しい渓相に出会えます。「関東ふれあいの道」に指定されているにもかかわらず、林道歩きが長いためか、あまり人が訪れることもなく、静かな渓流歩きが楽しめるのも魅力です。

■今回のコース
養沢神社(330m)--サルギ尾根650m--809m--高岩山(920m)--上高岩山(展望台990m)--芥場峠--大岳山荘--大岳山(1266.5m)--鋸山への尾根・馬頭刈尾根方面への分岐--馬頭刈尾根・大岳山荘への分岐--馬頭刈尾根・大岳沢分岐--大岳沢--大滝--大岳鍾乳洞--養沢神社
■全行程:約7時間30分・休憩を含む 気温:5度-15度 標高差:約940m
■大岳沢下の林道大岳線は、採石場のダンプが通るので通行注意(日曜・祝日は休みのようです)。


●7:26 養沢神社の手前のカーブに駐車して出発。神社の裏手に見える尾根がサルギ尾根です。気温5度。暖かい朝でした。
 
●日本武尊が東征の折りにこの地で養生したことに由来する養沢神社ですが、旅の神、客人神である「アラハバキ」を奉る神社でもあります。民俗学者の柳田国男氏をはじめ多くの学者が研究をしたためています。興味のある方は、「アラハバキ」で検索してみてください。古代オリエントまで遡るダイナミックな日本の古代史に遭遇するはずです。また、神社には、昭和に寄進された新しい物ではありますが、狛犬ではなく龍の石像がある理由もそこにあると思われます。


●神社の右手の坂道を登ります。

 


●右手の急斜面に取り付きます。以前より踏み跡がはっきりしていました。中央右の丸く明るいところを目指して登ります。


●とにかく急登続きのサルギ尾根。
 


●林下の黄葉はコアジサイでしょうか。


●植林帯を抜けると、一旦照葉樹林に変わります。

 
●前日雨が降ったようで、ヒイラギの実生も艶々しています。

●急斜面で一息ついて左手を見ると、紅葉と馬頭刈尾根。
 


●再び植林帯を登り詰めるとこんもりとしたピークに着きます。650m、大名子ノ頭という場所でしょうか。


●7:58 小休止。神社から30分でした。


●お茶を飲んで出発。左手の鞍部に下ります

●岩のヤセ尾根を過ぎると少し下って明るい鞍部に出ます。正面には岩山が。
 


●そこを右に巻いて急登します。左へ行くと採石場の真上に出てしまいます。採石場から機械のうなる音が聞こえます。


●急ですが、右の眺望が開けます。

 
●日の出山が見えます。

●岩の上に小動物の糞。テンの高糞か。
 


●急登の後の尾根道は散歩気分。


●御岳山です。クリックで御岳山・日の出山が拡大。

 
●残り少ない紅葉。


●背の高い笹の道を進みます。

 


●大きな鳥の巣が落ちていました。


●高岩山が見えました。クリックで別カットが拡大。
 


●振り返ると朝日が…


●道は、進行方向の左手の急斜面についているのですが、尾根上を歩いた方が楽です

 
●昭和の高度成長以前までは使われていたと思われる炭焼きの跡。

●尾根の左手、西方はものすごい急斜面です。ちょうど真下に大岳鍾乳洞がある辺りです。
 


●これは大きい獣の糞。たぶん猪でしょう。


●さて、いよいよ809mへの急登です。

 
●落ち葉で滑るところです。25000分の1の地図でも左側が崖の印になっているところです。ここは、その左手の岩場に取り付いた方が登りやすいですね。

●大きな岩が変化をつけてくれます
 
●木に掴まりながら左へ。

●標高差は90mぐらいでしょうか。楽しい登りです。
 
●登る左手に馬頭刈尾根が見えます。

●ここに赤テープは不要でしょう。尾根の高みをはずさなければ大丈夫です。
 
●アセビについた菌えい。

●大きな岩がゴロゴロしています。2億年前に堆積した動物プランクトンでできたチャートや頁岩で、石灰岩を間に挟んでいます。
 
●幻の珍味といわれる岩茸です。キノコではなくコケの仲間。5センチぐらいですが、10年以上のものでしょうか。

●樹間から見えるあきる野市から八王子の風景。クリックで拡大。
 
●そろそろ809mのピークです。

●8:45 この枯れ木が見えたら809mです。650mからは40分余りでした。
 
●イワウチワも艶々していました。暖冬なので来春の開花は、今年にも増して早そうです。可憐な花は4月10日のレポートをどうぞ。

●排気ガスのせいでしょうか、病気でしょうか。
 
●御岳山が見えます。御岳山は、多摩のほとんどの場所から見えます。そういうところに大きな神社は建てられるのだそうです。今日はチェーンソーの音も聞こえず本当に静かです。
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