大マテイ山-鶴寝山 その2 2004.10.2

●登山道ではないので、普通はこの道で人に遇うことはないのですが、途中でキノコ狩りの男性二人が休んでいました。今は夏キノコと秋キノコの端境期で少ないと言っていました。ナラタケ、ムキタケ、クリタケなどが採れたそうです。今年はキノコの採れる時期がかなりずれています。しばらくキノコの話などをして分かれました。

●次男が見つけましたが、かなり強い雨が降ったようで、斜面の土が雨に打たれ、上に小さな石粒がひとつ乗った土の塔がいくつも並んでいました。
 
●急坂を下りるとトチノキの巨樹が見えました。「デデッ…デッケー!」初めて見る次男の第一声が谷に響き渡りました


●本当に大きい。クリックで拡大。

 
●「見てーっ、俺こんなに小さい(笑)」。クリックで拡大。

●木の上部。クリックで拡大。
 


●ただただ見上げるばかり。クリックで拡大。


●倒木にマスタケを発見。採り時が難しく、なかなかいい状態のものに出会えません。これはいいものです。向こう側の一枚をいただきました。先っぽは柔らかく食べられそうです。生食すると中毒するので、じっくり揚げてフライにします。

 
●栃の木。クリックで拡大。589k。

●少し谷の下に下りて撮影してみました。クリックで拡大。
「栃の木」からは栃の実がとれ、トチモチが作れるため、信州の山村でも重要な食料源であり、伐採が禁止され大切に護られました。おそらく小菅村でも同じだったに相違ありません。10日も流水に晒さなければならないほどアクが強く加工が面倒ですが、あの香ばしい味は一度食べると病みつきになります。
 
●そして前回は、出会えた感動で気がつかなかったのですが、なんと近くにもう一本トチノキの巨樹があったのです。

●これがそのトチノキの太い根元。クリックで木の全体。600k。
 
●手前が主幹が折れている巨樹。奥に見えるのが一番大きなトチノキ。クリックで手前の巨樹が拡大。556k。実をつけていましたが、やはり老木だからか、小さいものでした。


●谷にはカメバヒキオコシ(亀葉引起こし)。昔、空海が倒れている旅人にこの絞り汁を飲ませて元気にしたという伝説のあるシソ科の植物です。

 
●名残惜しいけれど、そろそろ戻りましょう。

●これはヤマアカガエルかな。じっとしていてくれません。
 
●倒木の所に戻りました。

●足の踏み場もないほどの栗に休憩がてら栗拾い。
 


●倒木に苔の庭園が。


●コケの花。クリックでコケの美しい庭が拡大。

 
●鶴寝山分岐。標識はいいけれど団体がおしかけるような山にはなって欲しくないなあ。

●鶴寝山への登りを三人で急いでいると、「速いねえ!速い!ほれぼれしちゃうよ〜」と、下の巻き道の方から声がかかりました。思わずずっこけそうになって見ると、さっきトチノキの巨樹への道で出合った人です。照れくさいったらありゃしません。
 
●普段は遅いのに、キノコだ山菜だとなるとターボが効いて倍速になります。なんだかそれを見透かされたようでまいりました。彼は昔からこの山に来ているようで、ダム保全のために南面の唐松をみんな伐採してしまうのかなと言っていました。昔に比べると山が乾いてキノコが出なくなったそうです。


●鶴寝山の頂上近くにある最も大きいブナ。

 
●その根元で。クリックでブナの全体が。612k。


●サラシナショウマ。

 
●鶴寝山にも真新しい標識が。唐松は保水力に乏しく、台風などで倒れ易いため、ダムに倒木などが流入するのを防ぐために伐採されるのでしょうか。眼下に見える葛野川(かずのがわ)ダムは、揚水式としては世界最大、714mもの有効落差を持つ東京電力葛野川発電所の下部ダムです。上部ダムは、大菩薩嶺に登った人は必ず目にするだろう日本最高所、標高1500mにある上日川ダムです。

●鶴寝山から見る雁ヶ腹摺山。クリックで拡大。間に見える長峰は、人も入らずキノコがたくさんあるそうですが、かなり迷いやすく、両側がダム工事で削られていて、危険な尾根だと地元の人から聞きました。そう言われると余計に行ってみたくなりますが…。
 


●キノコ狩りで急斜面を行き来したせいか次男が足をぐねった瞬間。


●松姫峠の真新しい案内板。クリックで拡大。牛ノ寝通りは、南面の唐松が伐採された後は、ブナの多い自然林に戻るといいなあと思います。
 
●木を伐採したために見晴らしが良くなりました。今まで素通りしていたドライバーも車を止めるようになるでしょう。すでにやかましい音楽を鳴らす馬鹿ップルがいました。ゴミも多くなりました…。
クリックで拡大パノラマ写真。403k。

●さらに望遠で大菩薩峠まで撮影。クリックで拡大パノラマ写真。423k。
 
●軽めがいい方はこちらをどうぞ。クリックで拡大パノラマ写真。223k。

●ライダーやサイクリスト、遅く来たキノコ狩りの車などで松姫峠は大混雑。採れたキノコを車に積んで、騒がしい峠を後にしました。奈良倉山方面へ。山の中へ入ると、すぐに静寂が訪れます。
 
●これはなんでしょう。オトコエシでした。クリックで拡大。

●林道の脇にはたくさんのセキヤノアキチョウジが咲いていました。
 
●セキヤノアキチョウジ。クリックで別カットが拡大。他にはアキノキリンソウ、リンドウなども。陽の当たる林道は暑い!

●奈良倉山手前の林道と登山道が交差する地点。
 


●登山道で急に空腹を訴えたふたり。急遽腹ごしらえ。


●おにぎりを食べて復活。だがズボンがずり落ちてるぞ。
 
●ぼちぼち帰ろうか。暑さと疲労で、集中力も無くなってきました。

●キノコ狩りは疲れます。私が、後ろの倒木をくぐったところで手前の枝に激突…。こりゃあ限界だね、帰ろう。
 
●まだ午後一です。これから登ってくる車がいっぱい。松姫峠からの道すがらに三頭山。クリックで拡大パノラマ写真。252k。

●望遠で見る三頭山。クリックで拡大パノラマ写真。502k。
  ●そこそこキノコも採れたので帰ることにしました。3時からのJリーグでも見ながらキノコの掃除をしましょう。そうだ今回は子供たちにやらせてみよう。結局、彼らが根気よく1時間以上かかって掃除してくれました。キノコは丁寧な下ごしらえが重要です。それとキノコに合わせた調理をしないと、本当の美味しさを引き出せません。
栗も200粒ほど拾いました。小さくて剥くのが面倒ですが、あの美味しさを知ってしまえば多少の手間は気になりません。茶巾絞りと栗饅頭、ケーキなどを作ります。山の恵みに感謝です。
●どうか山にゴミを捨てないでください。感謝と敬意の気持ちを持って入山したいものです。
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