三頭山 その1 2004.9.12
 9月12日(日)、神奈川県上野原町から山梨県小菅村への途中に鶴峠という場所があります。そこを通るたびに「三頭山登山口」という標識が気になっていました。
            
 三頭山は、以前、都民の森から歩いたことがありますが、登山者・観光客の多さと、車の渋滞にうんざりした思いがあり、以後行くこともなく遠ざかっていました。
今回は、鶴峠からのコースをたどることにしました。


 鶴峠は、交通の便が本当に悪いところにあるので、ここからなら静かな山歩きが楽しめるだろうと思ったのです。登山地図を見るとちゃんと整備された登山道があるようで、道に迷うこともなさそうです。
            
 ただ、同じコースを往復ではつまらないので、なにかいいコースは無いかと地図を見ると、三頭山の北西面の谷に巻き道があります。行きはそこを通ることにしました。

■今回のコース
鶴峠(850m)--向山分岐--小焼山(1322)巻き道--三頭山・奥多摩湖方面巻き道分岐--鶴峠分岐--御堂峠--中央峰(1531)--東峰(1527.5)--展望台--御堂峠--西峰(1524.5)--神楽入ノ峰(1447)--三頭山・奥多摩湖方面巻き道分岐--向山分岐--鶴峠
■(全行程約7時間10分・休憩を含む) 気温:15度-24度。標高差:681m。■地図はこちら
●三頭山では、登山地図と現地での標示が異なっています。
 地図で西峰は、現地標示は中央峰、同じく地図で三角点のあるところが東峰となっています。ややこしや。
●今年の6月にこの県道上野原丹波山線近くの小菅村で、老人が熊に襲われて怪我をしています。また、都留市の国道139号でクマ三頭が出没し、一頭が通行中の乗用車に乗り上げる被害も出ています。7月には小菅村鹿倉山で、登山者が三頭の熊と遭遇、襲われて怪我をしています。牛ノ寝通りも大ダワから西には熊が出ると、地元の方に聞きました。熊よけの鈴やラジオをお忘れ無く。今年は蜂も多いのでご注意を。


●7:05 鶴峠を出発。たまに村の人の車が通る程度。静かです。写真後方の上野原町方面に少し戻ります。気温15度で爽やかですが、予報では暑くなりそうです。
 
●すぐに左手に登山口が見えてきます。ここで次男だけ「熊出没注意」の看板を見てしまったようです。どおりで先頭を歩きたがりませんでした。


●登山口にあるつる植物。ノブドウ。本当は緑の実なのに…。

 


●カラフルな実。クリックで拡大しその訳が分かります。CLICK!


●登山道入口は植林帯。すぐに広葉樹林になります。
 


●開けて朝陽が眩しい。


●鶴峠を挟んで向こうに奈良倉山の山裾が見えました。植林帯の縁に沿って登山道が見えます。

 
●ヤマジノホトトギス。林下に一輪だけ咲いていました。ヤマホトトギスは花びらが反り返ります。

●薄暗い植林帯をジグザグに登っていきます。
 
●林下にツリフネソウの群生。


●キバナアキギリ。クリックで拡大


7:37 尾根の分岐(T字路)にでました。峠から約30分。左手に大きなモミの木があります。ここを右に向います

●雨が降ったのでしょうか、森は霧に包まれています。熊よけの鈴の音だけが森に響きます。熊は早朝と夕方に活動が活発になります。
 


●マッシュルームみたいで美味しそう? いやいや別名「死の天使」ドクツルタケだったら天国行きです。


●登山道は、尾根の北面を緩やかに登っていきます。

 
●林下の小枝には、そこいらじゅうにクモの巣がありました。

●「毒キノコは山ほどあるんだけどね…。」
 


●シロハツかなと思って傷つけると、白い乳が…。残念、ベニタケ科のツチカブリ、毒キノコではないのですが乳はものすごく辛いです。水に数時間さらして油炒めすれば食べられます。


●よしここから尾根に登ろう。急斜面をよじ登りました。尾根でうろうろしていたら、下をひとりの登山者が通り過ぎていきました。

 
●倒木に苔。クリックでコケの花の別カットが拡大。


●珍しく真っ直ぐに伸びた大きなブナの木。

 


●8:40 向山への分岐。左に降りていくと向山経由で小菅村余沢へ。途中山の中をうろうろしていたので、T字路から1時間もかかってしまいました。普通なら30分ぐらいでしょうか。
小菅村案内図では、向山をオマキ平と標示してあります。頂上には木製の展望台があります。


●ナギナタタケ。食べたことはありませんが可食です。
 


●すぐに小焼山(1322m)の巻き道へ


●小焼山巻き道のカーブの先端手前から尾根に乗りました。後方へ40〜50mも登れば小焼山頂上です。

 
●図鑑とにらめっこでキノコの同定をしています。「アシベニイグチかな、毒だね」

●巻き道に戻って、次男は木の橋を見つけました。
 


●わざわざ戻って渡ってみました。「下が見えてゾワゾワする」そうです。


●霧も晴れて、森も明るくなってきました。気持ちが良い森です。

 
●ベニヤマタケ。小さい真っ赤なキノコ。

●これはなんでしょう。カラカラに乾いています
 
●ヤマトリカブト。クリックで別カットが拡大。

●9:16 右・神楽入ノ峰経由三頭山方面と、左・奥多摩方面巻き道の分岐です。私たちは左へ行きます。右は急登です。
 
●多孔菌類サルノコシカケ科のザイモクタケかな。もちろん食べられません。

●何本ものツタがよじ登る、大きなブナの樹皮。
 
●うねりながら天を突く。クリックで拡大。

●アシベニイグチかミドリニガイグチか。いずれにしても不食。
 
●「あっ、ここ道の下が石垣でできている」

●小さな谷で、崩落箇所がありました。崩れた土砂で道がふさがれています。
 
●谷底に滑落しないように、慎重に渡ります。山側に体を傾けすぎると、滑ります。体を立てて足のグリップを効かせて。

●崩落箇所の上部はこんなです。大雨でも来ればいつでも崩れそうな感じです。長居は無用です。さっさと通りましょう。
 
●その右に岩を抱いた木があります。木がやっとの思いで岩の崩落を防いでいるような気がします。

●そこから美しい谷を見たところ。クリックで拡大。
 
●振り返ってみると、自然の石垣の上に人工の石垣を巧く乗せて、道を作ってあります。

●この巻き道は、小さな谷と小さな尾根が交互に訪れます。ここは緩やかな尾根が緩斜面を作っています。
 
●真夏ほどではありませんが、まだまだ緑の濃い森です。
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