虫こぶ 2004.6.19

●虫の巣なんです。「虫こぶ(虫えい)」といいます。昆虫類やダニ類の寄生により、植物細胞が異常生長・分化して、奇形化したものです。ある種のアミノ酸や植物ホルモンを出して異常成長させるようですが、詳しくは分かっていないようです。虫えい形成のメカニズムは、分子生物学の分野においても大きな関心を集めているテーマだそうです。自然の力の不思議さを感じさせられます。

●これは葉を裏返すと小さな穴があいています。崩れていますが、中には左のような虫がかたまって入っていました。卵もありました。写真はかなり拡大していますが、実際は1ミリもない小さな虫です。虫こぶを作るものには、ハエ目タマバエ科・ハチ目タマバチ科・フシダニ類・カメムシ目などの昆虫がいます。また虫えいは、植物寄生性のウイルス、細菌、菌類、線虫などによっても引き起こされます。ですから必ずしも虫こぶ(虫えい)と呼ぶのが相応しいとは限らないようです。ちなみに英語では、gall(ゴール)です。

●写真の虫は、正確には分かりませんが、アブラムシ科のマンサクハフクロフシアブラムシかもしれません。右下はバラバラ死体ですが左上は比較的形が残っています。甲虫のように硬い羽根とその下に柔らかい羽根を持っているように見えるのですが。次はもっと上手く撮影してみようと思います。
虫こぶは、身近にある色々な植物に見られるので、探してみると面白いと思います。


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