きのこ狩り 2003.10.12
 10月12日(日) 今回は、久しぶりに家族4人揃いました。実は、初めは富士山のよく見える別の山を計画していたのですが、休みが近づくに従って天気予報がドンドン悪くなり、12日は午前中は雨、13日は大荒れの天気になりそう(実際死者が出るほどの大荒れの天気になりました)ということで、眺望はあきらめ、急遽きのこ狩りに変更したのでした。
 といっても今年は異常気象でどこもキノコは不作。先週次男とふたりで行った山にもなんにも有りませんでした。



 そこで地図とにらめっこ。これは少し標高の高い山に行こうと決定。早朝5時起きで出発。初めての山なので、2万5千分の一の地図をプリントアウト。崖などのない、なるべく危険の少ない山を選びました。
 天気は雨。けれども出発直前にネットで調べたポイント天気予報では、向かう山は9時過ぎには雨は止み、太陽も顔を出すとか。国立辺りは大雨だったので、ホントかいなと思いながらも目的地を目指したのでした。
 収穫は、下のフォトレポートをご覧ください。

■今回のコース
5時間ほどの山歩きでした。道標がほとんど無い山なので、きのこ狩りになれていない人には少し危険な山です。
今年は、近年まれに見るほどのキノコの不作年です。今年のキノコのシーズンはこのまま終わってしまいそうですね。来年に期待しましょう。


●7:40 小雨の中を森に入ります

●すでに先に入った家族が森の中できのこ狩りをしていました。雨で落ち葉は濡れていますが、落ち葉をひっくり返すとその下の地面はカラカラです。カキシメジ、ドクベニタケは少し見られましたが、ここにはないと判断。一気に1500mの山頂を目指すことにしました。

●色づき始めた照葉樹林が美しい。クリックで拡大。
 
●小休止。斜面を見上げてキノコを探します。なんにも無いね。本当に今年は不作です。それでも信州からはジコボウを30本採ったとか、ハタケシメジの大きな株を5つも採ったとか連絡が入りました。

●ちいさな社にお参り。キノコが採れますように。雨はけっこう降っているのですが、ブナの林が遮ってくれています。
 
●大ブナの倒木。

●湿った森の奥でブナハリタケを発見。大きいものだけをゲット。
 
●これは猛毒のニガクリタケ。幼菌はクリタケと区別がつきません。

●クヌギタケかな?
 
●ヌメリツバタケモドキ。これは食べられます。大きいものだけをゲット。これはたくさんありました。

●ブナの林を歩いていきます。森の向こうは、雨と雲で何も見えません。子供たちの熊よけの鈴の音だけが森に響きます。熊よけの鈴は、熊よけというより、きのこ狩りをするときの迷子よけです。といってもここは月の輪熊の生息域です。

●枯葉のいい香りがします。

●ブナの木。木偏に無と書いてブナと読みますが、かつては利用価値が無くこんなの木じゃないよということで各地で伐採されました。しかし、実は栄養価が高く森の動物たちの重要な栄養源です。ブナは保水力が高く、今では各地で森の守り神のように保護されていますね。
 
●立ち枯れたブナの大木。上部は折れ、大きな木の虚(うろ)が出来ています。ブナの森を渡る風を表すブンナリという言葉が転訛(てんか)してブナと呼ぶようになったとか。椈とも書きます。日本の固有種ですが、欧州では森の女王といわれています。クリックで拡大。

●地衣類が着いて独特の模様がついたブナの大木の下で朝食。今年は座頭虫が少ない。座頭虫が多い年は、キノコも多いんですが…。
 
●森の奥に真っ白に光るものがあるので行ってみました。近くの倒木にはブナハリタケが。クリックで拡大。

●林下にヤマトリカブトが揺れていました。
 
●大きなブナの倒木にかわいいキノコが。クリックで拡大。

●登山道脇に小さな標識が。「え〜ここが頂上?」
 
●森の中に分け入ると、これはタカオヒゴダイの花でしょうか。

やはり倒木に苔の絨毯が。この後森の中で、デジカメで撮影中のおじさん登山者に遭遇。そこが頂上でした。教えてもらわなければ気がつかなかったでしょう。感謝です。クリックで拡大。

●そして道無き森の中を進み、藪や蜘蛛の巣をかき分けて、やっとこさ見つけたジコボウ。こんなところにあるんじゃ、なかなか見つからないわけです。クリックで拡大します。

●今度は兄弟で。9月が暖かかったせいか、ずいぶん遅出ですね。今年はこれが最後でしょうか。クリックで拡大。

●キノコの根元にゲジゲジが3匹もいました。ヤスデですね。腐植質を食べて育ち、落葉層の代表的な動物の一つで、森の土壌の生成と維持に欠かせない倍脚綱の虫です。有毒なので食べられません。

●森の斜面を5〜10m間隔で一列になって。ここには無かった。
 
●次男がジコボウを発見。さっきのゲジゲジで腰が引けています。

●きのこ狩りに夢中になっていて、ふと顔を上げると太陽が顔を出して、向かいの山も見えています。天気予報は当たりました。
 
●さてここから入ろうか。きのこ狩りには、山を読む力とキノコ目と鋭い嗅覚が必要です。方向音痴の人にきのこ狩りは向いていません。メルクマールのない山の中では、動物的本能も大事です。そして夢中になると周りが見えなくなる人も向いていません。欲が深い人も遭難しやすいそうです。谷から上に行くのはいいのですが、谷に降りていくのは遭難の原因に。等高線に沿って探し、上に登っていくのが正しい採り方と、昔教わりました。

●横一列になって進みます。このやり方が一番無駄が無く、迷わない方法なのです。あった!という声が森に響きます。
 
●ハウチワカエデ。クリックで拡大。

●この森にはあちこちにこんなブナの大木が倒れています。木も何百年も長生きするのは、けっこう大変なんだなと長男。この木は根元を腐朽菌のキノコにやられていました。
 
●シラネセンキュウ。その他サラシナショウマやマユミの赤い実やハグマ、セキヤノアキチョウジなどが見られました。

●もうひとつ小さなピークを踏みました。一般の登山道からははずれているので、訪れる人も無いようです。
 
●またまた途中から、ほとんど廃道になった登山道に突入。

●よっこらしょと倒木をまたいで。
 
●けっこう雨は降ったけれど、山はカラカラに乾いています。

●1:30 結局尾根を大きく巻いて登山道に戻りました。今日はここまでと判断。帰りましょう。

●峠からの眺望。クリックでパノラマ写真が拡大します。

●同じく峠からの眺望。クリックでパノラマ写真が拡大。
 
●同じく峠からの眺望。大きな山塊に目を奪われます。

●峠の下から、秋色に色づき始めた山を撮影。クリックで拡大。
 
●先週登った三国山を撮影。クリックでパノラマ写真が拡大します。


●今回の収穫です。ジコボウの甘い香りが部屋中に溢れています。天然のキノコはこれからウジ虫取りが必要です。クリックで拡大。
 
●キノコうどんになりました。クリックで拡大。ブナハリタケとホコリタケは、翌日炊き込みご飯になりました。美味でした。
そのほかキノコのキッシュなどの料理レシピは、 MARINE GOURMEをご覧ください。
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