大岳山、御岳山、日の出山 その1 2003.6.29
 6月29日(日)。子供たちのサッカーの試合も練習もないし、しかも梅雨の晴れ間とくれば、山に登るしかない。今回は、連行峰や陣馬山に登るたびに、その特徴ある形が気になっていた大岳山。御岳から御岳山を経て日の出山、養沢に降りるコースは学生時代に登ったことがあります。
 ケーブルカーで行ける御岳山はもちろん大岳山も人気の山。御岳から大岳に向かうコースは、久しぶりの梅雨の晴れ間ということで、混雑が予想されました。昼頃、大岳山の頂上は大賑わいになるでしょう。



 そこで、養沢から大岳山に登り御岳山に向かう、多くの人とは逆のコースを行くことにしました。疲れて最後に大岳山に登り、急な大岳沢を下るよりは、安全だろうとも思われました。そして最後はお馴染みの日の出山に登り、養沢鍾乳洞を経て養沢に戻ってきます。沢あり、滝あり、岩登りあり、神社あり、観光地ありのバラエティーに富んだコースです。
 中央高速八王子インターを降りて、滝山街道から五日市街道へ。雨になりましたが、止むでしょう。

■今回のコース
上養沢三ツ合鍾乳洞入り口(320m)--大岳鍾乳洞--大滝--馬頭刈尾根--大岳山(1266.5m)--御岳山- -日の出山--養沢鍾乳洞--上養沢三ツ合鍾乳洞入り口
コース時間:9時間15分(休憩時間を含む)  最大標高差:約950m


●養沢フライフィッシング。釣り場は、ここから4kmほど。昔は一日釣り上がっても誰にも遇わなかった日もありましたが、バブルで釣りブームになると一日100人以上も入って満足に釣りもできなくなってしまい足も遠のきました。現在は不景気と一時の異常な釣りブームも去って静かです。一日4500円でしたか。
 
●6:45 上養沢の三ツ合鍾乳洞入り口(高橋バス停)を出発。この橋の下でも大物を釣り上げたことがあります。釣り場最上流部のこのあたりは、天然物の大ヤマメもいて上級者向きです。大雨の後の濁流の中から尺ヤマメを釣り上げたこともありました。
雨は止んでいますが、地面は濡れて、山には霧も。

●上養沢の集落を養沢川に沿って5分ほど歩くと、大岳口です。突き当たりは養沢神社。赤い大岳橋を渡り右が御岳沢。左は大岳沢。私たちは、左に行きます。
養沢フライフィッシングエリアは、ここまでです。これから先で釣るには、角の坂本商店で入漁券を買います。たぶん一日1600円。年券が5000円だと思います。

●(右の写真)大岳沢の渓流。大きな岩に苔が生えていることでも分かるように、丹沢の渓流のようにしょっちゅう豪雨が降り、濁流に洗われるということはないようです。でも大雨の後は1m以上増水します。また、大雨になると御岳沢方面は通行止めになります。
向こうの大岩の陰にイワナかヤマメがいそうです。ストーキングして一発で抜き出さないと釣れないでしょうね。
 

●上養沢から大岳鍾乳洞まで1.8km。そこから大滝まで1.2km。約3km、林道を歩きます。ほとんど舗装されていて、大滝の入り口近くまで車で行くことができます。
 
●採石場近くの道路に蛾がじっとしていました。栗の実に病気をおこすので嫌われ者です。顔を見たい人は、上の写真をクリック。拡大します。

●採石場のトンネルをくぐります。「トンネルを走って行ってください」と書いてあるのがおかしいと子供たちに大受け。「歩いちゃいけないのか?」平日や土曜日は、ダンプが通るので注意が必要です。
 
アワフキムシ。この中に幼虫がいます。あちこちにありました。知らないと誰だ!こんなに唾吐いたのは!なんて思ってしまいます。そんなわけないか。

●7:15 出発から30分ほどで大岳鍾乳洞に着きました。長男が2歳ぐらいの時に入ったことがありますが、狭くて抱くわけにも行かず戻れず、彼は膝を擦りむきながらも歩き通しました。閉所恐怖症の私は二度と入りたくありません。
●(写真右)すぐ近くの小滝。糸のように細く繊細な滝です。クリックで拡大。
 

●林道脇にあったキイチゴ。エビガライチゴでしょうか。はんなりと甘いイチゴです。

●7:30 林道の終点です。車が5台ぐらい止められます。「関東ふれあいの道」の看板があります。ここから大滝までは300mほど。写真をクリックすると「関東ふれあいの道」の大きな看板が。小休止

●いよいよここから登山道です。
 
●ネコが大好きなマタタビの実です。

●マタタビは花が葉の下につきます。それでは虫に分かりにくいので開花時期になると上の葉が白くなります。花期が終わるとまたもとの緑の葉にもどる不思議。実は精力剤で焼酎漬けにしますね。
 
●小さな支流を渡ります。大滝はもうすぐ。濡れた石が滑るので注意して歩きます。

ヤマアジサイ(サワアジサイ)。薄紫の花が林下で輝いています。

●(写真右)7:40 大滝到着です。よく見ると滝は2段になっています。落差20mだそうです。クリックで拡大します。
 

●滝横の鉄の階段を登ります。登山道は滝の横から巻くようにして滝の上部へと続いています。
 
●階段上からの滝の眺め。クリックで拡大します。

●アカショウマ。クリックで拡大します。

●(写真右)大滝の真上で。崖から張り出した木の橋を降りるのですが、雨と苔でツルツルというかヌルヌル。写真右側に落ちたら、滝壺まで真っ逆さま。なにせ落差20mですから緊張します。上で立っているところも滝壺の真上で、切れ落ちています。クリックで拡大写真が。

●沢ガニを見つけました。このほかにアズマヒキガエルもいっぱいいました。

●(写真右)大滝ばかりでなく、ツルツルヌルヌルの木の橋はまだありました。奥の橋も立っては渡れませんでした。油断すると谷に転落しそうです。手をつこうとすると、蛙はいるしミミズはいるしで、子供たちは大喜び。
 

●渓流に沿って登ります。登山道は所々崩れていたり、どこが道か分かりにくいところもありますが、川沿いに行けば、迷うことはないでしょう。
 
●所々に標識があります。大滝から0.4km。馬頭刈(まずかり)尾根まで1.2km。大岳山までは2.9kmです。大滝からここまでが結構大変でした。今日のように雨で濡れていたり、雪があったりすると少々難儀なコースですね。

●小さな滝や落ち込みが続きます。空は緑の天蓋が覆っていて鬱そうとしています。神秘的な美しい渓谷です。
 
●ヤマアジサイが群生していました。それにしてもものすごい湿度です。蛙や虫の鳴き声があちこちからしました。

●キシメジ科のきのこオオホウライタケに似ているのですが…。ほかにウマノタケも見かけました。
 
●葉の上にフタスジモンカゲロウがいました。夜、明かりにたくさん飛んでくる昆虫です。渓流で、水面から一斉に羽化するスーパーハッチを目の当たりにしたときは、感動でしばらく放心状態で見ていました。クリックで拡大。

●馬頭刈尾根まであと500m。渓流を離れ、ここからは森の中を急登します。ヒグラシがたくさん鳴いていました。
 
●急な石段や丸太の階段が続きます。霧で肌は濡れていますが、気温がそんなに高くないので、それほど不快ではありません。

●階段にオトシブミの巻いた葉がたくさん落ちていました。オトシブミ、チョッキリ、ゾウムシは子供たちの大好きな虫です。
 
●ハナイカダ。葉の中央に花が咲き、実がなります。新芽は天ぷらや和え物、菜飯に。実は生食、果実酒に。

●コアジサイ(ユキノシタ科)別名はシバアジサイ。まわりに装飾花はありませんが、その分繊細で可憐です。クリックで拡大。
 
●開けた登山道脇にあったモミジイチゴ(バラ科)。赤いキイチゴより味はずっといい。

●きつい登りの後に霧で冷えた甘酸っぱいキイチゴの美味しかったこと。夢中で食べました。
 
●9:10 やっと馬頭刈尾根に到着。大滝から1時間半でした。左はロッククライミングのツヅラ岩を経て馬頭刈山。右の登りは大岳山方面。霧で真っ白です。
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